野菜づくり&果物づくりを始めると得られる5つのメリット
野菜&果物を育てて得られるものは収穫だけではありません。
家庭菜園を始めようか悩んでいる方にぜひシェアしたい、一日一回の水やりだけで得られる精神的&肉体的な家庭菜園のメリットについてご紹介します。
何かが育っていく生活は楽しい
生活のスタイルを変えるもよし、変えないまま楽しむもよしの家庭菜園
野菜づくりは「朝型」の生活でないとできないようなイメージがあるかもしれません。
確かに、農家さんは朝型の生活を送っています。
本格的にたくさんの野菜を育てようとすれば作業量が多くなります。特に夏場は日が上がると暑くなってしまうので、農家さんは朝のうちに農作物の手入れをしています。
ですが、家庭で楽しむ野菜&果物づくりは 生活の大変革をしなくても楽しめます。
夜型の生活をしている人でも野菜や果物が育っていく経過、そして収穫の充実を味わうことができますよ。
野菜や果樹は自分で日光を吸収し成長していくので、一日一回の水やり(必要に応じて肥料やりも)さえできれば大丈夫です。お水をあげるのが朝であろうと夜であろうと問題はありません。
どんなライフスタイルでも楽しめるのが家庭菜園です。
庭だけではなく、ベランダ・プランターでの栽培も充分楽しむこともできますから、始めない手はありません。
夜型さん&朝型さん共通事項「ベランダ栽培で気をつけること」
プランターなどで栽培している場合、特に冬場ですが、一晩中おもてに出しっぱなしにすると枯れてしまうことがありますので注意してあげてください。
寒さに弱い野菜&果物は夜間は部屋に入れる、ベランダに出したままにするならばビニールをかける(園芸ショップで売っているミニビニールハウスのようなグッズがあります)などで対策しましょう。野菜や果物が喜びます。
毎日変化が!充実感・達成感が得られる
埋めた種が発芽していたり、成長していたり、つぼみだった花がひらいていたり、野菜の葉に虫食いの穴が開いていたり……毎日少しずつ変化していく様子が楽しめます。
家庭菜園を実際に始めてみると実感しますが、精神衛生にとてもよいです。これは非常に大きなメリットです。
何かを変えたい、昨日と違うこと、何か新しい知らせが欲しい、新しいことに出会いたいという欲求がつよい人に栽培はおすすめです。
新しい何かを見てみたい、出会いたい、感じたいという好奇心を満たしてくれて、充実を感じさせてくれます。
もちろん失敗もありますが、その分、すくすく育って実がなったり、花が開いたりしたときの喜びもひとしお。
育てているのは日常の喜びの種です。
虫が遊びに来ています。花が開くたびに来客が。
人気者のハスの花です。
実った果実、野菜が楽しめる
ローフード(raw生のまま)酵素たっぷりの果物が食べられる
季節の果物、野菜が収穫できます。
これは体にとって大きなメリットになります。
私はほぼ、ほったらかし栽培で楽しんでいるので無農薬野菜&果物の見栄えは”完璧”ではありません。虫に齧られていたり、少しかたちが崩れたりしていますが、味はとってもおいしいのです。
家庭菜園で作った野菜や果物は皮ごと食べることにしています。
酵素たっぷりの季節の野菜&果物が楽しめるのは家庭菜園の最大の醍醐味ですね。
自然の恵みに感謝しながらあますところなくいただきます。虫のみならず、野鳥たちも我が家の庭の作物が好きなのです。
こないだもイチジクを賞味するカラスと目が合いましたよ。季節のフルーツを一緒に楽しんでいるようで何より。
庭に生えてくる雑草も薬草&漢方に
春が終わり初夏になる頃から秋口までは、庭にはドクダミがわんさか生えてきます。
強靭な生命力で、”なわばり”を広げていきます。
ちょっとクセがある匂いのドクダミですが、かなり優秀です。
皮膚のできものには、火であぶったドクダミを張り付けると、膿などを吸い出し腫れも引くといわれています。
『 自然治癒力をひきだす「野草と野菜」のクスリ箱 』(三笠書房・東城百合子著)のなかでも、「 ドクダミ(毒を矯める)は名のごとく毒を止める働きがあり、めざましい解毒作用がある (引用)」と紹介されています。
私はドクダミを洗って日本酒に漬けています。(ホワイトリカーなど、アルコール度数の高いお酒に浸けるのもOK)
ドクダミ漬けは日に焼けた肌を白く戻す効果があると私は実感しています。白い吹き出物も沈静してくれると感じますがドクダミ効果でしょうか。
春にはたんぽぽ、つくし、スギナ、ヨモギ、初夏にはオオバコなど、「漢方」になるような薬草がたくさん生えてきますので、日本酒漬けを作って一年間使用。
用途に合わせて楽しんでいます。
肌の不調を解消してくれるので大きなメリットです。
実は栄養満点!果物&野菜の葉まで楽しめる
イチジクの葉もさまざまな効用が。
無農薬で栽培しているカブ、大根、ニンジンなどの葉も味噌汁などに入れて楽しめます。
食物繊維が取れるのでお通じもばっちり。体が喜ぶメリットです。
土いじりでセラピー効果を感じる人も
土のなかにいるバクテリアが”ハッピーホルモン”のセロトニンを分泌させるという研究結果が出ているといいます。
私は土の匂いがとても好きで、触っていると嬉しい、楽しい、癒される感覚がありますから相性がよいのだと思います。精神的に安定します。
土いじりは誰にでも楽しいわけではなく、土を触ることがイヤだ、不快と感じる人にとってはストレスになりますから、その場合はぜひ「 水耕栽培 」を楽しんでください。
※著しく免疫が下がっている場合は土からの感染症の恐れもあるので気をつけてくださいね。
【おまけ】家庭菜園でペットに喜ばれることも
ペットが喜ぶ野菜、果物、穀物を育てるのも楽しいです。
私はインコを飼っていますが、庭で一緒に日光浴をしたり、庭で作った「粟玉(あわだま)」をちょこっとあげたりしています。
(今年できている粟玉。まだ収穫ではありません。茶色になって穂が垂れてくるのを待ちます。)
粟玉、ねこ草などはほったらかし栽培可能で簡単なので育ててみると楽しいですよ。
ぜひ、ライフスタイルに合わせた家庭菜園の楽しみ方を見つけてみてください。
やってみよっか?