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【世界遺産が最多のイタリア】ゴールデンウィークに行きたい!おすすめスポット10選

「世界遺産を見るとしたらどこがおすすめ?」

世界遺産を巡る旅をするのであれば、イタリアがぴったり!

イタリアは、58個もの世界遺産を保有する、世界で一番の世界遺産大国なのです。

また、旅行のベストシーズンは、4月〜6月と9月〜10月であるため、長期で休みが取れるゴールデンウィークにも最適。

今回は、イタリアでぜひ訪れるべき世界遺産について、分かりやすく説明します。

世界遺産が好きな方や、イタリアへの旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

イタリアは世界遺産が多い?

イタリアは、 世界一世界遺産の多い国で、2024年2月時点で、58個の遺産を保有しています。

イタリアの世界遺産の特徴としては、圧倒的に文化遺産が多いことがあげられます。58個ある遺産のうち、自然遺産はたったの5つで残りは全て文化遺産、つまり人の手によって作られた遺産であるということです。

また、イタリアは文化の違うさまざまな都市が組み合わさってできた国家でもあり、昔から文化や歴史を伝えるような建物が多く建築されました。そして、人々がそれらを残すように守ってきました。

さらに、建物は長く保てるように造られたり、自然災害が少なく倒壊の危険性が少なかったことで、現在になっても多くの建築物が美しい状態で残されているのです。

おすすめの世界遺産10選

それでは、イタリアでおすすめの世界遺産を10つ紹介します。

ヴェネツィアとその潟

ヴェネツィアとその潟は、「アドリア海の女王」とも呼ばれる海の都で、ほとんどの人が知っているでしょう。118の島が150以上の運河と400以上の橋によって結ばれており、 水上の迷宮ともいえる場所 です。

そんなヴェネツィアには、世界一美しい広場と称えられる「サンマルコ広場」や、「ドゥカーレ宮殿」など美しい建築も並んでいます。

近年は、地球温暖化の影響による海面上昇が問題となっており、「沈みゆく都市」とも言われているのです。

サヴォイア王家の王宮群

サヴォイア王家の王宮群は、 サヴォイア家の繁栄を伝える建築物が集まった 世界遺産です。

サヴォイア家は、イタリア統一に向けた運動の主力となった王家で、王家の繁栄の象徴となった美しい建物が多く残されています。

現在、多くの王宮は、博物館や公的機関の施設となり、観光客が入れる場所も多いです。イタリアの歴史を知れる場所として、人気の世界遺産となっていますよ。

ピサのドゥオモ広場

ピサのドゥオモ広場は、 「ピサの斜塔」で有名な広場です。

ドゥオモ広場は、ピサの斜塔・大聖堂・洗礼堂・墓所回廊の四大建築が並んでおり、「奇跡の広場」とも呼ばれるほど。

中でも有名なピサの斜塔は、ピサが12世紀に繁栄していた際に「ドゥオモの鐘楼」として、建設開始。しかし、建設途中で傾いてしまい工事は中断、14世紀半ばにようやく完成しました。完成時には、ピサは都市として衰退してしまいましたが、傾いた珍しい建物があることから、今では世界中から観光客が集まる場所となりました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」 があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は、ダ・ウィンチの最後の晩餐がある教会と修道院から成る世界遺産です。

12人の弟子たちと別れの食卓を囲むキリストが描かれた「最後の晩餐」は、ダ・ヴィンチン代表的な作品として有名ですよね。サンタ・マリア教会も価値ある教会の1つで、ゴシック要素とルネサンス要素が入り混じる素晴らしい複合建築として知られています。

アマルフィ海岸

アマルフィ海岸は、イタリア南部にあるカンパーニア州のソレントからサレルノに至る海岸線です。「世界一美しい海岸」とも言われ、急斜面には白い街並みが広がり、青くきらめく海が広がる高級リゾートとなっています。

中でも、アマルフィ・ポジターノ・ラヴェッロが有名な都市で、特に断崖に築かれたラヴェッロは 「海より空が近い街」 と言われるほど絶景が広がっています。

アルベロベッロのトゥルッリ

アルベロベッロのトゥルッリは、アルベロベッロという町にある伝統家屋群です。トゥルッロと呼ばれる、 キノコのようなとんがり屋根の家に白いしっくい塗りの壁が特徴の家屋 が集まり、トゥルッリと呼ばれています。

可愛らしい見た目のトゥルッロが集まる姿は、まるで絵本の中の世界のよう。小道を散歩するだけで、不思議な気分を味わえるでしょう。現在では、約1,000軒ものトゥルッリがあり、生活に使用されています。

バチカン市国

バチカン市国は、 ローマの中にある世界最小の独立国で、国自体が世界遺産 となっています。

また、バチカン市国はカトリック教会の総本山。面積は東京ドーム約10個分の大きさしかありませんが、世界中から観光客や巡礼者が訪れています。サンピエトロ大聖堂やバチカン宮殿、バチカン美術館など、芸術的にも価値のある建物が多くあります。

観光客の立ち入りが規制されている場所もありますが、国の出入りは自由で、多くの場所で観光が楽しめますよ。

ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂

ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂は、 有名な建造物が小さなエリアに集まった世界遺産 です。2000年前に円形闘技場として建てられた「コロッセオ」や、ローマ市民の広場という意味の「フォロ・ロマーノ」など、イタリアの中でも代表的な世界遺産があります。

ローマ帝国時代の繁栄の様子が見られ、他では感じられないスケールの大きさに、圧倒されること間違いないでしょう。

マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園

マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園は、 サッシと呼ばれる洞窟住居群からなる世界遺産 です。サッシとは、石灰岩の岩山を削って造った洞窟住居で、家同士が重なるような構造になっているのが特徴です。マテーラの洞窟住居は、現在見つかっているものを数えると3,000以上にものぼります。

昔造られた天然の洞窟と人工的に造った洞窟が混ざりあっており、芸術的な風景を作り出しています。

シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡

シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡は、古代ギリシャ時代の遺跡が残る場所です。紀元前にギリシャの植民者が、シラクーザとパンタリカがこの地を見つけたことをきっかけに、地中海で一番繁栄したギリシャの都市となりました。

この世界遺産は、アポロ神殿や、古代ローマの円形劇場、再建されたシラクサ大聖堂など 、古代遺跡から近代の建築物まで、さまざまなものから構成 されています。

イタリアで世界遺産について学ぼう

今回は、世界遺産大国イタリアのおすすめの世界遺産について紹介しました。

さまざまな文化が混ざりあってつくられたイタリアには、場所によって異なる特徴の遺産がたくさんありますよね。

自分の気になる世界遺産を見つけて、イタリアに訪れた際にはぜひ行ってみてください。

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