旅行好き必見！見どころ満載～平尾台で天空の絶景ハイキング～
新型コロナ感染拡大により、生活様式の変化を必要とされる中で人々はソーシャルディスタンスを取りやすいといった事から、アウトドアへの関心が高まったのではないかと思います。
そこで、今回は私の出身地でもある福岡県が誇るカルスト台地、平尾台でおすすめの絶景を楽しむハイキングコースの紹介です。
1,000円以下
道具(難度) ■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■平尾台とは
どんな場所？
標高370〜710mのカルスト台地からなります。 国の天然記念物 でもあり、 日本3大カルストの一つ でもあります。新緑がカルスト台地に輝く春、真っ白な石灰岩が羊のように 見える羊群原（ようぐんばる）は、新緑の季節はまるでスイスアルプスの台地を思わる風景が広がりとてもメルヘンです。
なぜ初心者にもおすすめ？
平尾台の最高峰、貫山でも標高は710mと比較的低山でもありハイキングコースの高差が少なく体力に自信のない方でも比較的歩きやすい場所です。
おすすめの時期は？
新緑が綺麗な春とススキが綺麗な秋 がオススメです。夏は日差しを遮る木などがないため、真夏の昼間などは避けた方が良いと思います。
季節によって、全く異なる表情を見せる山一帯を見渡せるのも平尾台の魅力の一つだと思います。
いざ平尾台へ
まずは平尾台自然観察センターへ
平尾台はどのようにして出来たのか、といった自然の仕組みや自然との触れ合い方などについてのジオラマや展示などがあります。
フィールドに出る前に、動植物や洞窟と平尾台の成り立ち、マナーについて学んで行きましょう。
- 開館時間 9：00〜17：00
- 入館料 無料
- 休日 月曜（祝日の場合、翌日）、年末年始
- 駐車場 有り
今回のコース
アップダウンが少なく初心者でも歩きやすい私のお気に入りコースを紹介します。
平尾台自然観察センター付近の主なハイキングコースです。今回は、 茶ヶ床園地から中峠を通り広谷湿原、青龍窟 へと歩いてみました。
平尾台の主峰である貫山には立ち寄りませんが、大パノラマの絶景、奇跡の湿原に滝や 洞窟、奇石群などを見ることが出来て見どころ満載です。
茶ヶ床園地（ちゃがとこえんち）から中峠へ
今回のコースの出発点となる茶ヶ床園地です。
平尾台の中心部に続く車道の終点で、駐車スペースや休憩所、トイレなどがあります。小高い丘のようになっており、ここからも平尾台のカルスト台地の大パノラマが望める ので休日には多くの家族連れで賑わいます。
特に 秋は一面のススキが夕日で黄金色に染まる景色は「感動」の一言 です。
茶ヶ床園地から中峠までの道は舗装されておりとても歩きやすく、中峠まではおよそ15分程で目の前に広がる広大な自然に目を奪われてる間にあっという間に中峠に到着です。
遠くに人影が見えました。とても小さく見え、自然の広大さを感じます。
足下に視線を落とせば、とっても可愛い花。 カノコソウ です。
広谷湿原
広谷湿原は 福岡県内で唯一の湿原 です。
カルスト台地は特殊な地形により、雨水などは地下に流れ込み地上に水は存在する事はありません。しかし、ここ広谷湿原は、 いくつもの奇跡的条件 が重なりカルスト台地に湿原が形成された 世界的にもとても珍しい場所 です。
絶滅危惧種にも指定されている珍しい植物が自生しているため湿原への立ち入りや採取は絶対にやめましょう。 木道の上からルールを守って 観察を楽しんでくださいね。
広谷湿原の東にある鬼の唐手岩です。どうやらこの巨石群が広谷湿原やその周辺環境の形成に重要な役割を果たしてるそうです。
奥には周防灘が姿を見せてとても綺麗な景色が広がります。
鬼の唐手岩を見るとハワイのパワースポットであるペレの椅子を思い出し思わず記念撮影です。
この付近では耳をすますと、水の流れる音が聞こえてきます。音の方へと進んでいくと、ひっそりと小さな滝があります。
スケールは小さいですが、なんだかとても神秘的な場所です。
青龍窟
1962年に 国の天然記念物 に指定された、全長3kmの 平尾台最大規模 の鍾乳洞です。
青龍窟には日本のおとぎ話「浦島太郎」に登場する竜宮城の姫、乙姫様のモデルとなった 豊玉姫 が祀られています。竜宮城の姫である豊玉姫のもとの姿は龍であらと言われており、ここに来ると 龍神様 に会えるような気がするのです。
龍神様と一緒にゆっくりとコーヒータイムを楽しみました。
洞口ホールはこのようになっており、ここに豊玉姫が祀られています。
初めて青龍窟に来た時から、 とても神聖な場所 に思えてこの場所を包む空気感が私にはとても相性が良い気がしてなりません。
この場所は、 私にとっての大切なパワースポットの一つ なのです。
大自然を感じて心を解放しよう！
コロナウィルスという見えない敵と闘う事による緊張感の継続や自由を奪われた閉塞感は知らず知らずのうちに人々の心にもダメージを与えてしましがちです。
私自身、医療従事者でもあり過去のバックパッカー経験から海外旅行や旅がライフスタイルの一つであって、仕事を頑張る糧でもありました。
そのため、コロナ禍での生活様式の変容等による精神的なダメージはとても大きかったと思います。そんな時、 平尾台の大自然は私の大きな心の支え でした。
手軽に広大な自然を感じることが出来る平尾台はハイキング初心者の方にもオススメのスポットです。ぜひ、「次の休日に訪れてみよっかな」、もしくは「色々と落ち着いたらいつか行ってみよっかな」のわくわくリストに追加してみてはいかががでしょうか。
やってみよっか？
