茎がにょきにょき伸びる!多肉植物アエオニウム栽培の方法
葉の形がバラのような形”ロゼット”状になる人気の多肉植物にアエオニウム。特に日当たりの良好すぎるベランダで育てるのは難しいと感じています。
それなのに、新しいアエオニウム・サンバーストを手に入れました。改めてアエオニウムの育て方からおさらいしてみました。
樹形が面白すぎるアエオニウム・サンバースト
園芸店で、まるでサンバを踊っているかのようなサンバーストを見かけて、思わず一鉢購入してしまいました。
店頭では、5鉢ほど販売されていて、どれも踊っているようで、さながらサンバカーニバルでした。
浜松市内では、アエオニウム黒法師が庭先に地植えされて30cm級に育っているのをよく見かけます。大きくなっても黒法師の茎はほぼまっすぐの円柱状ですが、サンバーストはどうしてこうなるんでしょうか。
後で紹介しますが、自宅にも品種名がわからなくなったアエオニウムがひと鉢あります。枝分かれもしますが、にょきにょき伸びても茎は円柱状のままです。
多肉植物栽培のバイブルやサイトでサンバーストを調べる
多肉植物を育てるときは、サイトも確認しますが、まずは鶴仙園・靏岡秀明著「よく育つ多肉植物BOOK」で確認します。
サンバーストを発見しましたが、茎の伸びる前の苗が載っていました。
アエオニウムは、茎がにょきにょき伸びるものが多いものの、横に広がるタイプもあるようです。育て方の注意点は、わかりやすく言うと、 蒸れダメ・寒いのダメ・室内栽培ダメ なので、認識通りだと思いました。
しかし、うちにあるアエオニウムがそうですが、夏を過ぎると弱り果てます。サンバーストの面白い樹形が見られなくなるのは嫌なので、その辺を探ろうとじっくり栽培方法を確認し、合わせてサイトも確認してみました。
よくよく確認してようやく気が付いたのは、認識していなかった “夏に弱い ”の見落としでした。
夏が過ぎるとアエオニウムが弱り果てるワケ
アエオニウムは夏に休眠するようで、 日陰に置き場所を変えるか強めに遮光して、乾燥気味に管理した方がうまく夏越しできる ようです。勘違いして、日当たり良好にずっと置いていました。
アエオニウムは夏多少弱るものの、焼けこげて消失するほどではないので、ちょこっと遮光で十分な、日当たり良好派だと思い込んでいました。
どおりで夏、弱るはず。室内栽培は向かないのはわかっていましたが、それでももう少し暗いところに置き場所を変えておくべきでした。来季、失敗しないようにします。
古参のアエオニウムを植え替えた
アエオニウムは秋、本格的に寒くなる前に植え替えや仕立て直しをするのが適しているようなので、古参のアエオニウムを植え替えることにしました。
最も、伸びすぎているし葉っぱが少ないし、倒れて根がむき出しになっているものもあるため、春まで待ってるとそれこそ冬に枯れそうなので、「よかった、秋に植え替え適期で」とほっとしました。
水はけがよい土がいいので、底の方は粒状の軽~い培養土、上の方はふかふかの軽~い培養土+十万年腐葉土にしました。
全部粒状でもいいのですが、5年以上ふかふか腐植系の土で育てていたので、大きく変えない方向にしました。
【基本用土】十万年腐葉土20L
■太古の北海道の大地に堆積した木の葉や小枝などが十万年もの永い時をかけて自然完熟してできた天然の堆積腐葉土です。
■短期間の醗酵でできる一般の腐葉土と比べて木の葉・小枝などは殆ど残っておらず、土に馴染みやすく虫・カビなどの発生もないこれまでにない高級腐葉土です。
そのままでは背が高すぎるから仕立て直し
そのまま植え替えたところ、背が高すぎるし、寂しすぎるので、思い切ってじょきじょき剪定し、剪定枝の切り口を乾かすために植木鉢をひっくり返して穴に挿しておきました。
1週間くらい放置しておき、そのあと植えた方が切り口から病気にならないのですが、面倒くさかったし、枯れるものは枯れてもいいやと思って半日干したものを、株と株の間に棒で穴をあけてから差し込み、軽く土を押さえて固定しておきました。
1週間ほど、暗めのところに置いておき、その後は明るい置き場所に変えました。2週間たっても枯れこんできてはいないので、大部分は持ちこたえるかと思います。
アエオニウムは日当たり良好では遮光が必要
サボテンなど、砂漠に生えているから、日当たり良好が最適な置き場所だと思いがちですが、多肉植物の多くは夏の暑すぎる環境は苦手。アエオニウムも夏場、強めの遮光が必要です。
かといってアエオニウムを室内に取り込んだら日照不足になりやすいので、通年屋外栽培しながら、夏越しのためには適宜な遮光方法を、冬越しのためには寒さ対策を、というように夏も冬も注意しましょう。
出典・参考
やってみよっか?