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春の野菜づくりに使える!コーヒー豆カス堆肥の作り方

野菜をベランダで育てるとき、最初に土に混ぜておく元肥として、市販の有機肥料を使っています。しかし、あまり気に入っていません。

コーヒー豆カスを主とした堆肥なら、ベランダで作ってもにおいに悩まされずに堆肥が作れることに気づき、春に向けて堆肥作りをはじめてみました。

食べるもののために有機堆肥を作ろうと思ったわけ

野菜など、食べるものに関しては、市販の有機肥料を使っています。育ちが悪いほどではないので、効果はあるのでしょうし、においは気になりませんが、 効果は抜群だ!と思えるほどでもありません

畑や庭に使う鶏糞堆肥や馬糞堆肥は、非常に効果が高いけれど、においと虫の問題でベランダで使うにはためらわれます。

何気なく聞いていたラジオ番組で、コーヒーを入れた後に残ったコーヒー豆カスを集めて、堆肥にするプロジェクトをやっているところがあることを耳にしました。

そういえば昔、いろいろ堆肥造りをやっていたけれどやめたことを思い出し、コーヒー豆カスを使った堆肥作りならにおいを気にせずできるので、またはじめようと思いました。

これまでの堆肥造り経験とやめた理由

譲ってもらったコンポスト容器を使って生ごみを堆肥化しようとしていたとがあります。

においがすごいし全然堆肥になりませんでした。生ごみを細切れにてからでないと、堆肥化の速度が遅いことに気が付き面倒くさくてやめました。

自治体の段ボールを使った生ごみコンポストの作り方教室に行き、資材ももらって始めたところ、寒冷地の長野の冬に堆肥を作るには室内でないとだめだろうと室内で行ったら、ちゃんと堆肥になって、畑にもっていって施肥できました。

途中のにおいも気になりませんでしたが、アレルギー体質の強い息子たちが、菌の作用なのか、体調を崩したので、やめました。

その後、バケツに古い土を入れ、コーヒー豆カス、出汁殻のみ混ぜ込んで堆肥を作ろうとしましたが、手間のかからない鶏糞堆肥や馬糞堆肥の方が畑や庭のバラにも野菜にもいいので、面倒くさくてやめました。

ベランダでのコーヒー豆カス堆肥の作り方(我流)

ちょうど、ほとんどが腐植質(繊維質)の 軽~い培養土がベースの古い土 が入った栽培後の植木鉢があり、土がからからに乾いていたので、これをベースに堆肥を作ることにしました。おがくずなどの代わりにぴったりです。

堆肥としてコーヒー豆カス単独ではバランスが悪いし、発酵をうながすためにも、

  • 精米時に出た米ぬか
  • 十万年腐葉土
  • もみ殻燻炭

それぞれ移植ごて1杯分を混ぜ込んでおきました。

コーヒー豆カスを古い土に混ぜ込む

作業としては、 軽く穴を掘ってコーヒー豆カスを入れ、移植ごてで周りの土と混ぜ合わせて終わり です。土がからからに乾いていたので、コーヒー豆カスは水切りしたのみです。

混ぜるとき、コーヒーのいい香りがして、しっかり混ぜた後も悪臭はしません。

今回、カルシウムなども必要だろうと思い立ち、きれいに洗って細かく砕いた卵の殻もプラスしてみました。せっせとコーヒー豆かすを混ぜ込み続けて1か月になるため、そろそろ混ぜにくくなってきています。

そろそろこの鉢にコーヒー豆カスを入れるのは終了にして、時々かき混ぜつつ、雨の当たらないところに春まで置いておこうと思います。

水気が出るようならコーヒー豆カスを乾かして

全体として、水気が少なかったので、コーヒー豆カスは乾燥させなくても鉢底から水が出てくることはありませんでした。しかし、 水が出ると悪臭のもとになる ので、その場合はコーヒー豆カスをしっかり乾かしておきましょう。

30年以上、サイフォンないしネルドリップでコーヒーを入れていましたが、ここ数年、ペーパーを使わず紫香陶房マイカフェポットでコーヒーを入れるため、ざるにあけてコーヒー豆カスを取り出しています。フィルターを使う場合は、 フィルターの上で乾燥させてから混ぜ込みましょう

紫香陶房マイカフェポットはMAKUAKEで購入しましたが、現在、楽天市場でも購入できます。

紫香陶房 マイカフェポット M ブラック コーヒー急須 SK-0107 PZN-077 zk
Photo by 楽天市場
紫香陶房 マイカフェポット M ブラック コーヒー急須 SK-0107 PZN-077 zk

紙のフィルターを使わない独特の淹れ方で、コーヒー豆に含まれる油分(うま味)が抽出できる画期的なポット。 準備するのはこのポットとコーヒー豆(粗引き、または中挽き)とお湯だけだから、どなたでも簡単にお使いいただけます。一つ一つ手作りでロクロ成型により成型しており、焼き物で有名な滋賀県信楽町にある「紫香陶房」にて1999年小物ロクロ伝統工芸士に認定された小西啓吾氏による手作りです。2つのストレーナーがドリップしてくれる構造です。取り外しができるので、お手入れが簡単で衛生的です。

大量に入れるとき、サーバーにコーヒー豆を入れ、その上からお湯を入れ、3分置いてから茶こしでこしながら入れても同じようにコーヒーが入れられます。カップの底に粉が沈みますが、おいしいコーヒーが入れられます。

作っているのは土ではなく堆肥

ベースとして軽~い培養土を使っていますが、おがくずやピートモスなどの代わりとして使っているだけで、培養土を再生させようとしているわけではありません。

発酵させて堆肥とし、野菜を育てるときに鉢の底の方に土と一緒に移植ごて1杯分ほど混ぜ込んで、元肥として使います。

土に混ぜてさらに分解した堆肥の肥料分が土に溶けだしたものを、植物が根で吸い上げて肥料として効果を発揮します。分解が不十分だと根を傷めることもあるので、苗に触れない位置に施肥します。

やってみよっか?

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