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紅葉が綺麗な京都・瑠璃光院の参拝方法と楽しみ方

おでかけ・旅行に大人気の京都。

京都には多くの神社・寺院がありますが、今回は京都の奥・比叡山の麓の自然の中でリラックスできるスポットを紹介します。ぜひ、おでかけの参考にしてみてくださいね!

瑠璃光院って?

瑠璃光院は浄土真宗のお寺です。
通年の一般公開はしていない ということで、特別拝観は季節限定で行っています。
2022年の秋の特別拝観は10月1日からを予定しておりますが、最新情報は公式ウェブサイトをご確認ください。

春から夏にかけては 青もみじ 、秋は 紅葉 が美しく、景色が素晴らしいと多くの観光客が訪れます。
特に 書机のリフレクション写真 がSNSでも大人気になっています!
また、景色で有名なだけでなく歴史も深く、八瀬というエリアは天武天皇が壬仁の乱で負傷したときに治療し静養した場所といわれているそうです。そのことが癒しの場所といわれる所以なんですね。

瑠璃光院って混んでるんじゃなかった?

京都観光は2020年から、コロナウイルスの影響を受け、拝観や観光においてもイレギュラー対応が増えました。
瑠璃光院はコロナ以前はいつも 大行列の人気スポット で、入場のための整理券もあり、実質4~5時間待ちだったようです。瑠璃光院に向かう叡山電車も満員、バスも満員、駐車場大混雑…と、すごい状況でした。一時はニュースにもなったのでその様子を目にした方も多いかも。

瑠璃光院はいまどんな感じ?すいてるの? って疑問もあるかと思います。
実は2021年は、瑠璃光院は 予約制 となっていました。(※令和3年秋冬の拝観期間中の一部期間)

混雑も緩和され、ゆっくり拝観できるようになっていたため、私はコロナ後の予約制の拝観で数回瑠璃光院を訪れました。

今回はそんな詳細をご紹介したいと思います!今年ももし秋の特別拝観が実施された際は、ぜひ足を運んでみてください。

アクセス

瑠璃光院のあるエリアは 八瀬 というエリア。京都市内でも奥まった静かな場所にあります。
瑠璃光院へのアクセスを簡単にご紹介しておきます。

電車

京阪叡山電鉄(叡電・えいでん)八瀬比叡山口駅から徒歩5分。

叡電は、八瀬比叡山口駅に向かう叡山本線と、鞍馬駅に向かう鞍馬線があります。途中の宝ヶ池駅で分岐するため、乗るときは必ず「 八瀬比叡山口行き 」に乗るように気を付けてください。

バス

京都バス17系統 八瀬駅前 徒歩8分

京都駅から乗り換えなしの一本なので、便利ではありますが、京都駅からの 乗車時間は約1時間 と長いです。また、座れたら楽なものの、もし混雑していたら疲れるかもしれませんね。

タクシー

どの駅からタクシーに乗るかにもよりますが、複数人だと便利かもしれません。ただハイシーズンには京都市内の道路はとても混雑し渋滞がおこるので、どのくらい時間がかかってしまうかよめません。料金もそれに伴って上がるので気を付けてくださいね。

わたしは叡電に乗って向かいました。

駅から瑠璃光院までは 徒歩5分くらい 、静かな住宅地を通って向かいます。駅からお寺までは登り坂になっています。また中に入ってすぐのお庭は階段、また書院の中も階段があります。バリアフリーではなく階段なためお気をつけください。

瑠璃光院のみどころ&まわり方

瑠璃光院の周囲は静かな山道です。静かで澄んだ空気が流れる場所。観光地という感じはあまりなく、ごちゃごちゃしておらず静かな場所なので、落ち着いてゆっくり訪れるのをおすすめします。

山露路(やまろじ)の庭

お支払いは入り口で済ませ向かいます。

拝観は、緑に囲まれた石段をのぼり始まりますが、玄関前に広がる苔が美しい庭が 山露路の庭 です。小さな池があり、泳いでいる鯉の鮮やかな色と、池の周りを覆う深い緑がとても綺麗です。

書院

書院に入りますが、ここでは靴を脱いでからあがるので、靴下またはストッキング必須。また消毒液等がありますので、感染防止対策につとめましょう。室内なのでマスクも必須です。

リフレクション

書院の二階へ行くと、早速拝観のハイライトである 書机のカエデのリフレクション(反射) を目にすることができます。
「床もみじ」は有名ですが、こちらのリフレクションの写真は床ではなく書机にうつるものですね。
数十種類あるという庭にあるカエデが目の前に広がり、 春~夏は青もみじ、秋は紅葉 をたのしむことができます。

紅葉の終わりかけの頃に訪れた景色です。鮮やかな色ではありませんでしたが、少しミルキーなカラフルさは美しかったです。

こちらは夏に訪れたときのもの。みどりの世界に惹き込まれました。

常に数人の方が写真撮影中だと思います。順番に 譲り合い 撮影タイムになると思いますが、良いスペースをずっと陣取ったり荷物を置いたままだったり、迷惑にならないように順番を守って撮影しましょう。いろんな角度で撮影できますし、絶対ゆっくり撮影できる順番がくるので大丈夫です。

お隣には 写経スペース があります。写経の用紙は玄関でいただくことができ、時間があればゆっくりと楽しめるのでおすすめです。

八瀬のかま風呂

一階に降りると大海人皇子(天武天皇)が傷を癒したという「八瀬のかま風呂」があります。現存する遺構とのことで、貴重なものが拝見できます。

瑠璃の庭

主庭とされる庭です。先程二階から見たあのカエデを違う角度から堪能できます。

カエデは陽の照り方すこしで色が変わり、ずっと見ていたくなるような美しさです。

青もみじは吸い込まれるようなみどりが美しく、雨でも緑が深くなりおすすめ。

紅葉は二階からの色と庭からの色が全く違うように見えるので、何度でもどの角度からも楽しめます。

どちらもハイライトがたまりません。お手入れにすごく手間と時間がかかっていそう…いつ見てもとってもきれいな状態です。

臥竜の庭・茶庵「喜鶴亭」

順路で進んでいくと「臥竜の庭」や茶庵「喜鶴亭」も見れます。
とにかくどこの御庭も美しく、みどりも紅葉も気のすむまでゆっくりと堪能することができます。

瑠璃光院のお庭は 苔(コケ) をうまく使ってつくられているのですが、この苔のみどりが本当に深くて生き生きとしててきれいなんです。

書院のリフレクションよりも 御庭のつくりや美しさ を見に来られる方もいらっしゃるそうで、どのお庭も手入れされて美しい状態が保たれています。

まとめ

春から夏にかけての深い青もみじと、秋の鮮やかな紅葉。

拝観時期によってカエデの色が異なる ので、その時々をたのしめます。色付きが日々変わる中、季節を感じながら静かな京都を味わえる場所です。

瑠璃光院さんは拝観時期や予約方法などHPでこまめに発表もされているので、行きたいと思われた方はチェックしてみて下さい。

現在もコロナ禍で人数制限もされているということで、ごったがえすことはないかと思われます。拝観者のマナーもよく、ゆっくりできるつくりも素晴らしいと思いました。

いろんな色を楽しめるので、何度も行きたくなる場所です。

出典・参考

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