日本各地のご当地そば3選!本格そば作りができる体験教室も紹介
日本各地にあるご当地蕎麦。
この記事では数あるご当地蕎麦の中から3つを選び、歴史や特徴をご紹介しています。また、蕎麦打ちが体験できるワークショップもご紹介しています。
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難易度の目安
日本の伝統的な食べ物の一つであるそば。夏は冷そば、冬は温そばと1年を通して食べることができる身近な食べ物ですよね。調理方法も簡単で時間もかからずに作ることができるので、忙しい時や時短した時にもぴったりな便利な食材です。
日本各地にはご当地そばが数多く存在しています。 「名前は聞いたことあるけど、どんな特徴があるのか知らない」 という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、有名・定番のご当地そばから少しマイナーな ご当地そばを3つ 紹介していきたいと思います。ラインナップはこちらです。
- 岩手県 わんこそば
- 秋田県 西馬音内そば
- 長野県 富倉そば
岩手県 わんこそば
ご当地蕎麦のなかでも1番有名ではないでしょうか。
漢字では 「椀こ蕎麦」 と書きます。テレビの大食い企画で登場することもあるので、ご存知の方も多いかと思いますが、熱いお湯にくぐらせた一口大のそばがお椀に投入され、食べ終えると給仕さんから次のそばを入れられます。客がふたを閉めるまで「おかわり」がつづけられる、というのが一般的です。
わんこそばは、戸隠そばと出雲そばと共に 日本三大そばの一つ とされています。
わんこそばの起源ですが、一般社団法人花巻観光協会によれば、400年以上昔にさかのぼるようです。 南部家当主の南部利直が江戸への道中に花巻城に立ち寄り食事をした際に、お椀に一口だけの蕎麦を何度もおかわりをしたそうです。 明治時代以降、「お殿様の召し上がったわんこそば」として市民に広がったそうです。
早食い、大食いにもよく用いられるわんこそばですが、ホットドックの早食いで有名な小林尊さんの12分で9,675g、387杯が最高重量記録とのことです。すさまじいの一言ですね笑
秋田県 西馬音内そば
よみかたは 「にしもないそば」 です。西馬音内は秋田県の南側、雄勝郡に属する地域です。雄勝郡は「西馬音内の盆踊」でも有名です。阿波踊り、郡上踊りと共に日本三大盆踊りの一つです。西馬音内の盆踊は、1981年に重要無形民俗文化財にも指定されています。
西馬音内そばはこの地域一帯で食されている蕎麦です。特徴は、 つなぎに布海苔を使っている 点です。これにより、独特の風味とコシを味わうことができます。 冬でも「冷やがけ」=冷たいそばを食べるのが地元の人々の定番 になっています。
盆踊りとそば、1石2鳥で楽しめるので旅の目的地としておすすめです。
長野県 富倉そば
富倉そばは 「幻のそば」 とよばれる1品です。なぜ幻なのかについてですが、車などの交通手段ができる前には、富倉そばはこの地域の人々にのみに食される、正真正銘の「ご当地そば」でした。
飯山市が含まれる奥信濃では、そばの実の収穫を祝う秋祭りで「ハレの日」のご馳走として振る舞われました。 簡単に食べることができない、その希少性から富倉そばは「幻のそば」 とよばれています。ちなみに飯山市の場所ですが、以下のマップのピンのある場所で、山中にあることがお分かりいただけるかと思います。
富倉そばの特徴は、 そばそのものの風味が味わえる ということです。つなぎに植物繊維のみを使用しており、その他の材料の雑味や風味が混ざらないためです。つなぎに食物繊維を使っていることにより独特な食感もその特徴になっています。
そば打ち、体験してみませんか?
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した以外にも福島県の猪苗代そば、長野県の戸隠そば、京都の茶そばなど、ご当地そばはまだまだあります。ご当地そばをめぐる旅行も楽しそうですね!
ここまで食べる方をオススメしてきましたが、自分でそばを打ってみるのはいかがでしょうか?自分で打ったそばは味も格別のはず!VELTRAでは初心者の方でも、本格的なそば打ちを体験できるプランを複数ご紹介しています。
例えばこちらのプランでは珍しい国産の石臼挽き高級蕎麦粉をつかったそば打ちを体験することができます。
さらにそばを打つだけではなく、プロから「そばの正しい茹で方」のレクチャーも受けることができるので、自炊でも役立つ知識をみにつけることもできますよ。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
出典・参考
やってみよっか?