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盆栽初心者OK!お正月飾りの盆栽材料でミニ盆栽を作ろう

年末、園芸店の店頭にお正月飾りの盆栽の材料が豊富に並びます。お正月飾りは、松竹梅など縁起のいい植物の盆栽の寄せ植えで、玄関先に置いてお客様をお迎えするもの。

盆栽づくりにちょうどいい材料が安価に手に入りやすい時期なので、自分で盆栽に仕立てて育ててみましょう。

年末年始はミニ盆栽にぴったりの材料が手に入りやすい

お正月飾りは寄せ植えの盆栽なので、年末になると、寄せ植えになった状態でも販売されますが、盆栽に仕立てるのにちょうどいい小さな苗木の状態でも流通し始めます。

年末年始は、松・竹(笹)・梅・福寿草・南天・ボケ・藪柑子など、 盆栽にするのにぴったりサイズの苗がリーズナブルに手に入ります。

お正月飾り用だからと言って、お正月飾りにしないといけない決まりはありません。お財布に優しいお値段で流通しているので、自分で盆栽づくりに挑戦するのにもぴったりです。

ミニ盆栽より小さいプチ盆栽・豆盆栽

小さい盆栽はまとめてミニ盆栽と認識している人が多いのですが、さらに細かく分類すると、 樹高が10cm以下をミニ盆栽 5cm以下をプチ盆栽 それよりもっと小さいものを豆盆栽 と分類することもあります。

ミニ盆栽は非常に小さいため、水切れで枯らしてしまうことも多いので、育てるのは意外に難しくなります。

しかし、土も少量で良く、コンパクトな手のひらサイズなので、置き場所にも困らず広いスペースがなくてもたくさん育てて楽しむことができます。

盆栽は日当たりのよい屋外で育てる

ミニ盆栽は手のひらサイズなので、お部屋の中で育てたくなりますが、 屋外栽培が基本 です。日当たりのよい屋外で育てるようにしましょう。

ただし、植え付け直後は少し弱っているので、2~3日明るい日陰に置いて様子を見守ります。大丈夫そうなら緩効性化成肥料を2粒ほど土の上に置いてから日当たりのよい場所に置き換えましょう。

盆栽は土が少ないから特に水切れに注意!

盆栽は土が少ないので、とても乾燥しやすいため、 基本的な水やりは、冬2日1回、春・秋1日1~2回、夏1日2回 です。冬はつい水を控えすぎて枯らしてしまいがち。暖かな午前中に水やりするのがおすすめです。

夏場も簡単に水切れして枯れることがあるので、気温が高い時期は

  • 鉢皿に水をためる腰水、鉢をビニールで覆う
  • 鉢ごと大きな植木鉢に植えこむ

といった方法で水切れ対策をします。

ミニ盆栽を作ってみよう

盆栽といえど、植物を育てるので、鉢に土を入れて植物を育てることに変わりがありません。

根腐れを防止するために穴の開いた器を用意しますが、穴が開いていなければリューターなどで穴をあけて使いましょう。

苗木の土を落とし、余分な根っこを切り詰めてから植え付けます。土ははじめてであれば 盆栽用の土を使う のがおすすめです。棒でつついて、根の周りにしっかり土を入れましょう。

針金で苗を固定する場合、鉢底ネットにあらかじめ針金を通しておいたものを使うとうまく固定できます。

「盆栽妙『盆栽の学校』盆栽の植え替えの仕方」で、盆栽の植え替え方法が詳しく紹介されています。苗の植え付け方法も手順は同じです。

手元に何もないけれど盆栽をやってみたいという方には、盆栽キットも販売されているので、使ってみるのもおすすめです。

すぐ作れる 苗付き盆栽キット 【紅長寿梅】の盆栽キット
Photo by 楽天市場
すぐ作れる 苗付き盆栽キット 【紅長寿梅】の盆栽キット

ご自宅でミニ盆栽を作ってみませんか?
作り方のしおりもついているので初めての方でもできます!
鉢は三重県四日市市の万古焼 朱深丸鉢です。
【セット内容】
・紅チョウジュバイの苗…1鉢
・盆栽鉢(万古焼 朱深丸鉢)鉢底ネット付…1鉢
・盆栽の土(植込み用土)・・・1袋(約500ミリリットル )
・鉢底土・・・1袋(約200ミリリットル )
・ヤマゴケ・・・・1パック
・化粧砂(矢作砂)…1袋
・化粧砂(富士砂)…1袋
・作り方のしおり
・育て方のしおり

【実践】盆栽材料を買ってきて盆栽に仕立ててみた

11月末に園芸店に行ってみると、盆栽材料が並んでいたので、赤い実のついたシロシタンを購入し、盆栽に仕立ててみました。 ただし、本来は春まで待ってからやるのがおすすめです。

ポットを外して土を落とし、

小さい容器に植え付けたいので根っこを切り詰めました。はさみは使わず、手でちぎれるものをざっくりちぎりました。ダメージを少しでも少なくするためです。

針金を鉢底ネットに通して固定しました。

鉢底に足がない、自分で穴を開けた容器なので、水が抜けやすいように針金を丸めて足代わりに仕立てました。

元の土が粒の大きな鹿沼土のようだったので、観葉植物用の粒状の軽~い土を用いました。

しっかり水やりして、明るい日陰に置いて様子を見ます。

自分のために作るミニ盆栽だから自由に作れる

自分のためのミニ盆栽であれば、作法を気にせず自分らしく楽しむことができます。

もちろん、もっと上手に育てるためには、どんどん盆栽について勉強が必要ですが、まずは第一歩を踏み出すことが大切です。自分らしいミニ盆栽を作ってみましょう。

出典・参考

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