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ほぼお家にあるものでできる!思い出の生地でテディベアを作る方法【ハンドメイド】

もう着ないけれど、特別なタイミングで着た思い入れのある服や、子供のサイズアウトした小さな服、祖父母や両親の思い出の服など…どうしても捨てられない、だけどこの先着ることのない服ってありますよね。

今回はそんな服の生地を使ってテディベアを作ってみました。

思い出の生地で作るテディベア

テディベア作りと言うと、専用の道具が必要だったり工程が難しそう…と思いがちですが、今回はほぼ家にある道具と素材で作る事をテーマにしました。

なるべく簡単に作れるレシピを探して、かつ難しい工程は簡略化して作っています。

それでも出来上がった子たちは思いの外かわいくて、大満足の仕上がりになりました。

これから詳しくご紹介していきます。

参考パターン

『テディベアテディベア』という本の21ページに載っている22のアンティークタイプのベアを参考にしました。

本自体は既に絶版になっているようで、私は古本で手に入れましたが、図書館では借りられると思います。

又はネットで無料公開されているテディベアの型紙もあるので、そういったものを使用しても良いでしょう。

テディベアテディベア
テディベアテディベア

旅立ちの朝、待ちわびて、花束を届けに、一緒にいてね…。様々なシーンをテーマにしたいろんな表情のテディベアの作り方を紹介する。実物大型紙も掲載。

用意するもの

道具

  • ハサミ
  • 菜箸
  • 目打ち
  • ボタン四つ
  • 文鎮
  • チャコ
  • マチ針
  • 縫い針(なるべく長いもの)

材料

  • 思い出の服
  • 綿(100円ショップで購入可)
  • ぬいぐるみ用の目(手芸用品店等で購入可。鼻同様、刺繍にするのも◎)
  • 糸(生地に合わせた色のものと、目鼻の刺繍用2色)

※今回出来上がったサイズは 約23cm×7.5cm でした。

今回、「ぬいぐるみ用の目」についてはこちらを使用しました。

作り方

パターンのトレースとカット

型紙を写します。本の型紙を参考にする場合は、 原寸大でコピーを取るのが1番早いです

ネットの型紙の場合は、プリントアウトしましょう。

手書きで写す場合は、今回はハトロン紙に写しましたが、無地の薄い紙があれば代用可能です。

全て縫い代付きで、指示にある印も全て写しとります。

今回使用するパーツは8つです。

生地の裁断・印つけ

生地にアイロンをかけてから、型紙に合わせて裁断していきます。

生地の上に型紙を置き、そのまま型紙に沿って裁断していく と作業が早いです。

裁断が終わったら、型紙の指示通り全ての印をチャコで写し取っていきます。

胴体の縫い合わせ

今回使用した型紙は胴体が前後2つに分かれており、縫い合わせるという指示だったので、まずは胴体の前後を繋ぎます。

中表で縫い合わせる

全てのパーツを中表で縫い合わせます。

ミシンで縫い合わせる場合、今回のような薄い生地はそのままでは小さいパーツが縫いにくいため、 生地の下に薄紙を敷いて一緒に縫うと綺麗に縫えます。

縫い終わったら、この薄紙は丁寧に破いて取り除きます。

今回はミシンを使用しましたが、手縫いでももちろん可能です。

足底パーツを縫う

足に足底の丸いパーツを手縫いしていきます。

作るテディベアのサイズにもよりますが、ここはカーブがきつくミシンで縫うのが難しいので、手縫いにしましょう。

ここが一番縫うのが難しい工程かと思います。

合印に合わせてきちんと両パーツを合わせ、ずれないようマチ針で留め、細かな針目で丁寧に縫っていきます。

これで全てのパーツが一旦縫い終わりました。

裏返す

足底まで縫い終えたら、全てのパーツを裏返します。

足や腕などの細いパーツは裏に返しづらいので、 菜箸を使うとやりやすいです

その際はうっかり縫い目を破いてしまわないよう慎重に作業しましょう。

綿入れ

綿を入れていきます。

なるべく綿の量が均等になるように少しずつ入れます。

ここは形を左右する重要なポイントです。

耳以外のパーツは、結構しっかりめに綿を入れましょう。

鼻先にもしっかり詰めるのを忘れずに。

これで綿入れが完了しました。

パーツの縫い合わせ

まず胴体と頭の返し口をぐし縫いしていきます。

そしてコの字綴じで、胴体と頭を結合していきます。

「コの字とじ」については以下の動画を参考にしてみてください。

頭に耳を縫い付けます。

腕と足を胴体に縫い付けます。

ここは糸は2本どりにし、強度を持たせるために左右のボタンまで針を4往復ぐらいさせます。

鼻の刺繍

消えるペンであらかじめ目と鼻の好みの位置に印をつけておきます。

その後、糸で(刺繍糸が好ましいですが、無ければなるべく太めの糸を使用してください)鼻と口元を刺繍します。

目をつける

目打ちで目の位置に小さな穴を開け、ぬいぐるみ用の目を取り付けます。今回私は差し込んで接着するタイプを使用しましたが、縫い付けるタイプもあります。

目は刺繍にしても素敵で、もし赤ちゃんや小さなお子様にプレゼントする場合には、むしろ 誤飲を防ぐために刺繍をオススメします。

体験を終えてみて

小学生の頃、キットを使用してテディベアを作ったことはあったのですが、今回はそれ以来の体験になりました。

作っている工程はとてもワクワクして、出来上がったら思わず「わー!かわいい」と声が出てしまいました。

こんなにたくさんの手縫いをしたのも久しぶりで、正直仕上がりはかなりラフですが…それでもテティベアの持つパワーは絶大で、少々の粗も愛嬌としてカバーしてくれました。

本格的なテディベア作りをしてみたいと何年も思いながら、道具を揃えるのが億劫で手がつけられませんでした。

しかし、今回ほぼ家にあるものでテディベアが完成したので、またサイズやパターンの違う子にも是非挑戦したいと思いました。

思い出の服でテディベアを作ってみよう

思い出が詰まっていて、なかなか捨てられない服は身の回りを見渡してみても結構ありました。

今回使用した生地は、それぞれ洋服作りを始めた頃に一生懸命縫ったブラウスとワンピースのもので、年齢的にもう着ないと判断したものの、ずっと捨てられなかった生地です。

こうした形で新しい命を吹き込むことができて、かつインテリアとして常に側に置いておけるようになったのは想像以上に嬉しいことでした。

工程は多く感じますが、それぞれそこまで難しいところはなく、順を追っていけば完成します。

急げば数時間で出来上がりますが、是非ここはゆっくり丁寧に時間と愛情をかけて仕上げていってください。

やってみよっか?

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