絶品キャンプ飯|底深鍋で作る具だくさん野菜カレー
この記事では、筆者がキャンプ場で作った絶品料理をレビューしていきます。キャンプ場での料理に悩んでいる方は必見です。
開けた場所で深呼吸しながら食べる食事は、忙しない日常をも忘れさせ料理がより一層美味しく感じること間違いないでしょう。せひ、お試しくださいね。
キャンプ場付近のスーパーで買い出し
根菜をメインで品定めしていく
カレーと言えば、 じゃがいもや人参 は欠かせません。まずは、その2つを品定めします。じゃがいもは一袋5個入りを買い、人参は黄色や紫などのカラフルなものを買いました。他には、さつまいもを焼き芋用とカレー用に買い、根菜類の準備は整いました。
夏野菜も沢山買い込む
夏野菜もカレーにはうってつけの食材です。トマトやナス、オクラ、ピーマンなどをカレー用に購入しました。 オクラは意外かもしれませんが、近所のカレー屋さんで"日替わりメニュー"として提供されていたことを思い出し、カレーに入れることにしました。オクラ粘り気がアクセントになって、意外と美味しいです。
かぼちゃをアクセントに加える
また、家庭用のカレーで隠し味として利用されるバナナやリンゴは使いませんでした。その代わりに、 かぼちゃをふんだんに使用して、甘さを出しました。 このかぼちゃが2日目のカレーのとろみとコクある味わい出してくれたのでしょう。
底深鍋で作るカレー
まずは玉ねぎをにんにく生姜で炒める
深底の鍋で玉ねぎ(雑にスライスしたもの)を生姜とにんにくで炒めます。 この際、生姜とにんにくは生のものを使った方が断然おいしいです。 まあ、キャンプ場ですりおろすのが面倒な方は自宅で食材を切っておくことをおすすめします。ともあれ、生とチューブでは味に決定的な差が生まれます。
根菜、夏野菜の順に投入して煮込む
次に、人参とじゃがいもを入れ、水で茹でます。20分程度茹でたら、カレーのルーを投入しましょう。加えて、夏野菜とさつまいもを加えて、弱火で小一時間煮込みます。今回は焚火台の上に直にフライパンを置いて煮込んだので、火加減が難しかったです(笑)。コンロがある方はそちらで加熱した方がいいかもしれませんね。
魚の皮や骨をネットに入れて出汁を出す
BBQで魚のホイル焼きや塩焼きをしたら、余った骨や皮を捨てるのではなく、出汁袋として再利用しましょう。 具体的には、透水性のある袋(麦茶パックのような紙製のものが望ましい)か無ければ使わなくなったストッキングやブラジャーネットなどに入れると良いです。布製のものは何度も使えるので便利ですが、あくまでも"使わなくなったもの"を使うようにしましょう。無断で使用すると彼女や奥さんに殺されかけます(事実談)。
野菜のうまみが出た絶品カレーの完成
ご飯は飯ごうで炊く
ご飯は飯ごうやメスティンなどでご飯を炊きましょう。 前述の手順で用意した出汁を使用するとより一層美味しいです。米を浸水させる作業は20分ほども掛かるので、面倒だと想いがちですが非常に重要な過程です。時短せずにしっかりと水に漬けておきましょう。
うどんやパンに付けても美味しい
筆者はナンとうどんを買ってカレーと一緒に食べてみました。うどんは冷凍されたものを買えば一玉20円から30円で買えます。中華麺も同じような価格帯で買えるコスパの良い食品と言えます。特にうどんや蕎麦はシメに最適な食材です。ことカレーに関して言えば、カレーうどんやカレー蕎麦としてまた嗜好の違ったメニューを作ることが出来ます。また、ナンは生地に空洞があるので、その空洞にカレーを入れて揚げればカレーパンとしても食べられます。
カレーの真価は2日目に発揮される
野菜のうまみ出汁が溶け出てうまみの大洪水に
朝起きてカレーを加熱し直すと、目に見えてカレーのとろみが増えていました。水分を野菜が吸ったのか、野菜が溶けだしたのか、詳しいことはわかりませんが、とにかく、前日の3倍くらいのとろみがついていました。 食べてみると、肉が入っていないとは思えないほどのうまみの大洪水です。あれほど感動したカレーは、他にはないかもしれません。
うまみはとろみになって溶け出てくる
カレーを食べていて思ったのは、「野菜のうまみがカレーに溶け出ている」ということでした。 野菜のうまみは肉のうまみと比べるとそれが感じられるまでの時間で見ると遅いという欠点があります。わかりやすく言うと、野菜のうまみが伝わる頃には白米や肉、魚を食べてしまうので、イマイチ野菜のうまみが伝わらないのです。しかし、カレーのような煮込み料理は野菜を長時間煮込むので、感じにくい野菜のうまみが溶けだします。調味料が野菜に染み込むことで、他には無いとろみとうまみが実現されるのでしょう。
肉無しでも美味しいカレーが作れることが証明された
このように、野菜だけで美味しいカレーが作れることがこれで証明されました。しかし、美味しいカレーが出来るまでに時間が掛かるのは間違いないです。 うまみを手っ取り早く出す方法として、「肉の油を使う」という手段があります。 特に牛脂は即効で肉のうまみが出るし、無料で頂けるので経済的です(貧乏性ですみません笑)。「肉を買うのがもったいない」と思う方は、牛脂で辛うじて野菜カレーの体裁を保ちつつ、肉のうまみもゲットするのがおすすめです。
キャンプ場で野菜たっぷりカレーを作って、お腹と心を一杯に満たそう!
キャンプ飯には様々なバリエーションがあります。今回紹介したキャンプ飯はカレーでしたが、熟練のキャンパーでカレーを作る人は少ないでしょう。その理由は、準備と調理に手間が掛かるからです。キャンプ飯には整った調理の設備が無いので、どうしても我慢しながら調理することになります。時には風や雨などの自然と戦うことを余儀なくされます。
そんな中で、キャンプ飯は簡単だけど美味しい丸焼きや炭火焼料理に行きつくことがほとんどです。今回の場合は、筆者の妹が初めてキャンプに来るということで、久しぶりにカレーを作ることになりました。最初はあまり乗り気では無かった筆者ですが、食べてみてその味に感動して思わず妹と握手してしまいました。ということで、筆者おすすめの野菜カレーの紹介でした。今後もおすすめのキャンプ飯を紹介していこうと思います。
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