【2022年最新版】冬の京都を贅沢に楽しむ 「第56回 京の冬の旅」の見どころ・受付方法を徹底解説!
「京の冬の旅」は、文化財や伝統文化・産業など、奥深い京都の魅力を伝え、冬の京都観光をじっくり楽しんでもらうことを目的とした京都のキャンペーンです。第56回目となる2022年は1月8日(土)~3月18日(金)に開催され、普段は見ることができない非公開文化財の特別公開や、京都の歴史や文化に触れることができる体験プランも用意されています。
桜や紅葉シーズンには観光客で賑わう京都で、落ち着いてじっくり観光を楽しむにはこの時期がおすすめ!その見どころや、事前予約受付方法を徹底解説します。
開催概要
2020年12月にユネスコ無形文化遺産に
「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」
が登録されました。また、2022年は
茶人・千利休生誕500年、茶人・織田有楽斎没後400年
にあたります。
今年の「京の冬の旅」は、この2つをテーマを中心に開催され、
14ヶ所の文化財の特別公開
が行われます。特別公開を効率良く巡る、期間限定の定期観光バスやタクシーコースも運行し、事前予約優先制・少人数制により安心して観光を楽しめる体験型プランで、奥深い京都の魅力を満喫できます。
- 開催日程:2022年1月8日(土)〜3月18日(金)
- 時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
- 1ヶ所ごとの料金:800円
※一部施設は公開期間・時間・料金が異なります。また法要や悪天候等の都合により拝観できない時間帯が生じる場合もあるため、訪問前に公式HPの最新情報をご確認ください。
「第56回 京の冬の旅」の見どころ
普段は見ることができない特別文化財の公開
初公開の文化財や何十年ぶりの公開になる文化財も!今年の見どころを厳選してご紹介します。
● 報恩寺(ほうおんじ)
「京の冬の旅」8年ぶりの公開となる報恩寺は、 豊臣秀吉が気に入った掛け軸『鳴虎図(なきとらず)』 が有名で、お寺も鳴虎の通称で知られています。リアルな毛並みや立体感のある姿が特徴です。原本は寅年の1月1日~3日に行われる寺宝展のみで公開されるため、通常は12年間のうち3日間しか公開されないとても貴重な文化財です。今年の京の冬の旅では、三が日以外の一部日程で原本の特別公開や、複製画の特別画が特別展示が予定されています。
● 西陣 興聖寺(にしじん こうしょうじ)
「京の冬の旅」40年ぶりの公開となる西陣 興聖寺は、臨済宗興聖寺派の本山で、武将・茶人の古田織部との関わりから織部寺とも呼ばれています。通常は一般公開されていないこの寺院では、江戸時代に建てられた本堂の天井に描かれた美しい『雲龍図』や本尊・釈迦如来像、また 昨年奉納された写真家・杏橋幹彦氏の青い海の襖『青波の襖』 が見どころとなっています。
● 東本願寺 御影堂門(ひがしほんがんじ ごえいどうもん)
お東さんとも呼ばれる東本願寺の入り口にある、 日本一高い木造楼門「御影堂門」 が初公開されます。高さは約27mで釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者の三像が安置されています。楼上からは京都のメインストリート・烏丸通や市街を見渡すことができ、普段は見ることができない眺めを楽しむことができます。
京都の奥深い魅力を感じる、多彩な体験プラン
"千年を超える歴史に培われ、今も日常に根付いている「京都の奥深い上質な魅力」に出会う"
京の冬の旅キャンペーン期間中は、京都ならではの貴重な体験ができる観光プランが催行されています。
どなたでも参加しやすい街歩きツアーや、京都の文化・伝統に触れる工房見学・町家見学、普段体験する機会がない能楽体験など、様々なプランを楽しむことができます。すべて事前予約制となっているので、気になる体験があったらお早めの予約がおすすめです。
「第56回 京の冬の旅」拝観予約方法
インターネット予約方法
今年の「京の冬の旅」では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため事前予約優先・少人数制となっています。訪問場所が決まったら事前予約をしておきましょう。
- 京の冬の旅公式HP の "事前予約はこちら" もしくは "インターネットからの予約はこちら" をクリック(新しいページが開きます)
- "「見学先(以下から選べます)」の選択"より、 希望の見学先 を選択する
- スクロールしたところにあるカレンダーから 拝観希望の日付 をクリック
- 拝観受付時間が表示されるので、 拝観希望時間 を選択する
- 利用人数 を選択し、"次へ"をクリック
- 各注意事項を確認し、 メールアドレス、参加形態、支払方法などの必要情報を選択 し、"次へ"をクリック
- 予約内容確認画面で内容を確認し、"予約を確定する"をクリック
- 予約完了
予約のキャンセル・変更方法
● 予約のキャンセル・変更方法
予約後のキャンセルは、予約ページの右上にある「キャンセルはこちら」 もしくは予約確定メール内の「ご予約のキャンセル・変更手続きはこちらから」より手続きが可能です。
参加人数や時間を変更する場合は一度キャンセル後、再度予約手続きが必要となります。
● 拝観当日の注意事項
拝観当日は、予約した受付開始時間までに各寺院の受付に向かいましょう。
※予約した時間と異なる日時に拝観する場合、当日空きがあれば入場は可能です。混雑時は入場を断られる場合もあるので、必ず予約サイトでキャンセル・再予約を行い、訪問日時を指定しておきましょう。また、来場が最終受付時間を過ぎてしまう場合には、予約をしていても入場ができないので注意が必要です。
当日の注意事項・服装
● 服装・持ち物
文化財保護のため、素足では見学せず靴下等を着用
して見学しましょう。
また、新型コロナウイルス感染症対策のため、以下の内容が予約時の注意事項として記載されています。詳しくは事前予約ページをご確認ください。
- ご拝観の際にはマスクの着用をお願いいたします。
- 体調不良もしくは37.5度以上の熱がある場合は、ご拝観をご遠慮くださいますようお願いいたします。
- 拝観前にアルコールにて手消毒をお願いいたします。
- 拝観に際しては係員の案内に従っていただきますようお願いいたします。
- 特別公開箇所では、プラスチックゴミ削減のため原則くつ袋の配布は行いません。靴棚が設置されていますが靴間違い等がご心配な方はくつ袋を持参ください。
京の冬の旅モデルコース・定期観光バス・期間限定タクシー
徒歩・市バスで個人で巡る
行きたい場所を見つけたら、まずは「京の冬の旅」の
マップから行き先を探す
より場所を確認してみましょう。
お寺を1~2ヶ所巡るのであれば、公共交通機関を利用したり徒歩での散策
がおすすめです。ここでは、京都駅から徒歩・市バスを使って観光できるコースをご紹介します。
※記載しているコースは参考時間となり、実際の所要時間は異なる場合があります。訪問される際には各寺院の拝観受付時間・バス時刻表をご確認ください。
● 東と西の本願寺を巡る徒歩コース
JR京都駅
↓ 徒歩約7分
東本願寺 御影堂門 を拝観
↓徒歩約13分
西本願寺 書院 僧侶がご案内する特別拝観
↓徒歩約15分
JR京都駅
● 寅年に見たい『鳴虎図』と青色が印象的な『青波の襖』鑑賞コース
京都駅前(バス)
↓市営バス・徒歩(京都駅前から堀川上立売まで約26分。下車後、報恩寺までは徒歩約2分。)
報恩寺 『鳴虎』鑑賞
↓徒歩約7分
興聖寺 『青波の襖』鑑賞
↓市営バス・徒歩(徒歩約2分の天神公園前バス停から京都駅前行に乗車。所要時間約29分。)
京都駅前(バス)
定期観光バス特別コース・タクシーで巡る
行きたいところが複数あるけど、距離が離れていて個人で巡るのは大変…
そんな方には
定期観光バスの特別コース・観光タクシー
の利用がおすすめです!
定期観光バスはすべてのコースに食事がついており、1日かけてゆっくりと文化財巡りを楽しむことができます。
目的の場所だけさくっと観光したい方には観光タクシー利用もおすすめです。どちらも京都駅発着で行き帰りのアクセスも安心。入場料金・乗車料金がセットになっているので、観光地で都度お金を支払う必要もありません。底冷えするこの時期の京都は、バスや電車を外で待っているだけで、体力が奪われてしまうことも。待ち時間なく、効率良く観光を楽しみたい方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
奥深い魅力を再発見できる、冬の京都へ出かけよう!
普段は見ることができない非公開文化財の特別公開が行われる、冬の京都。
奥深く上質な京の伝統文化に触れると、日常を忘れてじっくり自分を見つめ直すことができるでしょう。今しか見ることができない貴重な特別公開を見に、落ち着いた冬の京都へお出かけしてみてはいかがでしょうか?
やってみよっか?