奥出雲たたらツアー 専属ガイドとたたら製鉄の歴史や文化を学ぶ旅 4つのスポットへご案内＜貸切タクシー利用／昼食付／松江駅発着＞

町を一望できるむらくもの丘に建ち、日本刀を鍛える過程をはじめ伝統的な鍛冶の技術を公開し、「日刀保たたら」で作られた多彩なたたら資料を展示しています。その中でも圧巻はたたらの切断面モデル。すべて実際に使われていた材料で作られ、たたらの地下構造までをも再現しています。また月に2回、横田町在住の刀匠・小林3兄弟による日本刀作刀鍛錬の実演も行われています。

福頼集落にある家々の背後の坂を登ると、かつて脊梁山地の頂上であった場所が大規模に切り崩された台地があり、そこには広大な棚田が広がっています。この棚田は家よりも高い位置にあるため、「空田（そらだ）」と地元の人々に呼ばれています。この棚田には特異な小山が点在しており、それが独特な棚田景観を作り出しています。さらに、棚田から南側に進むと、削られた棚田と自然の山地の境界に「切羽」と呼ばれる崖があり、その上には棚田の展望台が設けられています。この展望台から見る棚田の景色は壮大で圧巻です！

スサノオの八岐大蛇退治に登場する稲田姫を祭った、稲田神社の社務所にあるおそば屋さん。奥出雲の在来種である「横田小そば」を自らの畑で栽培し、石臼引きの自社製粉十割そばを提供しています。

櫻井家は松江藩三大鉄師の一つ。江戸前期に屋号を「可部屋」と称してたたら製鉄を営み、松江藩の鉄師頭取を勤めました。1738年に建てられた主屋は重要文化財に指定されています。隣接する集成館には、櫻井家が伝承してきた美術工芸品やたたら製鉄資料などが展示されています。
また、大名茶人・松平不昧公が「岩浪の庭」と名付けた滝のある庭園（国指定名勝）も美しく、秋になると住宅周辺に咲くもみじが真っ赤に染まり、紅葉スポットとしても有名です。
★抹茶とお菓子のふるまいもあります。

山内（さんない）とは、たたら製鉄に従事していた人達が日々働き、生活していた地域のこと。菅谷たたら山内には、高殿、元小屋、長屋などが残っており、当時の風景を今に伝えています。日本で唯一現存する「高殿」は、映画『もののけ姫』に登場するたたら場のモデルとも言われています。
また高殿の横には桂の巨木が立っており、たたらの神様「金屋子神」が降り立ったご神木とされ、春の芽吹きの時期に3日間、まるで紅葉したかのように真っ赤に染まり、何とも神秘的な光景が見られます。