「地雷を踏んだらサヨウナラ」の舞台巡り　一ノ瀬泰造のお墓とアキ・ラー地雷博物館＜シェムリアップ発＞

※大量の骸骨の写真を載せているので 苦手な方はご注意ください！ 絶対に行きたかったキリングフィールドと、 地雷を踏んだらさようならのカメラマンさんのタイゾウさんのお墓が含まれるツアーを見つけて、 これは申し込まなきゃと思い参加しました。 この日の参加者は私1人でしたが、 平和を願う人間として、 ぜひ多くの人に知ってほしいことですし、 多くの人に参加して欲しいツアーです。 キリングフィールドでは 大量の骸骨を見て、ポルポトがやってきたことを肌で感じてとても考えさせられました。 なぜこんな非道なことができるのか 全くわかりません。 大人や頭のいい人は間違っていることを指摘して反抗するため、 ポルポトは純粋な子どもをポルポト派につかせて、 その子どもたちを洗脳して残虐なことをさせていたり、悪魔でしかありません。 今はこのキリングフィールドはお寺になっていてお坊さんが学校に通っていたり、明るい雰囲気でしたが、 そこらへんの地面に殺された方の布や骨が埋まっており生々しさを感じました。 まだ遠い昔のことじゃない数十年前の出来事。 ずっとこの先も、同じことが起きないように風化させてはいけない忘れてはいけないことだと思いました。 きてよかった。 ガイドさんの親族の方も酷い目にあったなどお話を聞くことができて、全く人ごとに感じられませんでした。 カンボジアの方はインフラが整っていないから、ポンプ井戸で水をくんでいたり、農業の仕事などガイドさんからのお話も非常に興味深かった。 あぁきてよかったと思いました。 タイゾウさんのお墓はこじんまりとした畑のそばにありました。 お墓はとても綺麗に整備されており、彼が愛されていたことがとても伝わってきました。 実際にガイドさんやアンコール遺跡群を見てきて、彼がカンボジアに魅了されたのもすごくわかります。 地雷博物館では大量の地雷を見てきました。 おびただしい数です。 これをアキラさんが全て取り除いたと聞いてすごいなと思うと同時に、この数でもまだまだ埋まっている地雷のほんの一部ということに絶望感があります。 博物館でアキラさんが日本のテレビ番組に出ている動画を見ましたが、 地雷一つ600円、アキラさんの命を張った撤去の金額60円にびっくりでした。 いやぁおかしいよそんなの。。 日本人は地雷ってワードをいとも簡単に使いますけど、 私は今後使いたいとは思えなくなりました。 まだまだ、苦しんでいる方は現在進行形で大勢いるのに簡単に使うべき言葉ではないと感じたからです。 日本人は核兵器という言葉や表現を軽々しく使うことを嫌がるけど、地雷という言葉は軽々しく使いますよね。 所詮人ごとだから使えてしまっていましたが、私は人事ではないと感じたため こういう言葉を軽々しく使わないでいようと心に決めました。 ガイドさんからお話を聞けて、自分の目で見て耳で聞いて実情を知れて、 ツアーに参加して本当に良かったです。 このツアーにはないですし、 大抵のガイドブックには書かれていないですが このツアーに参加した後に、 個人でアポポ地雷撤去センターにも行きました。 自分にも何かできることはないかと考えはじめていましたが、 アポポでは未来に向けての活動も 沢山紹介されているので、ぜひ訪れてほしいです。 本当に参加して良かったです！