17世紀のバリ島には多くの王国があり、このあたりはムングウィ王国が栄えていました。タマン・アユン寺院は1637年にそのムングウィ王国を守る鎮護寺として建立されました。しかし戦乱で荒廃し、時を経て再建されています。ムングウィ王朝時代の香りを今に伝える、バリ島で最も優美な庭園のある寺院として知られ、現在もバリの人々の信仰の場であり憩いの場となっています。
タマン・アユン寺院は、ほぼ正方形の敷地のまわりをぐるりと掘割に囲われていて、入り口はバリ特有の割れ門があります。門をくぐると広大な庭園が広がり、境内にはメルという多重塔が整然と並んでいてとても神秘的です。観光客は内部に入れませんが、周囲に遊歩道があるので、遊歩道を散策しながら境内を見学できておすすめです。ただし遊歩道には日陰がないので水分補給には気を十分つけてください。人気の観光地ウブドから、サンセットで有名なタナロット寺院に向かう途中にあるので、ウブド、タナロット寺院とともにぜひ世界遺産のタマン・アユン寺院を訪れてみてください。
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タマン・アユン寺院 (観光情報) | バリ島観光| VELTRA(ベルトラ)
タマン・アユン寺院はクタから車で約45分、ウブドから約20分のムングウィ村にあり、2012年に「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」の構成資産として世界遺産に登録されました。バリ島では、バリ・ヒンドゥーの総本山である「ブサキ寺院」についで2番目に大きな寺院で、バリの人々の信仰を集めています。寺院の特徴はメルという多重塔が10基も並んでいることで、バリの霊峰アグン山を模したものと言われています。