今のようなパムッカレの石灰棚が作られた時期は定かではありませんが、この地を流れる温泉水にはミネラルやカルシウム、炭酸水素塩が多く含まれており、これらが水中の酸素と結合、凝結した結果、現在見られるような段々畑上のものが形成されていったと考えられています。また、その頂上付近にあるヒエラポリス遺跡の歴史は古く、紀元前2世紀にはすでに温泉保養地として名を馳せていたようです。ただ、ローマ帝国時代から地震に悩まされ、そのたびに復興されていましたが、1354年の大地震で完全に廃墟と化したようです。
パムッカレの石灰棚での見どころは、たどり着く前から始まります。麓から見上げるそれは真っ白な雪山にも似て、これから訪れる場所への期待を高めてくれます。そして頂上へ着くと、先ほど見上げた際の光景とはまた違った摩訶不思議な光景が広がります。石灰棚の青と、棚田のように広がる温泉のプールの青は、ここでしか体験できない二つとない光景で、ぜひとも実際に見てみることをお勧めします。一部、入れる箇所もありますので、サンダル等の濡れてもよい履物などを準備していくと良いでしょう。また、近くにあるヒエラポリス遺跡や、その遺跡を利用したプールも観光の目玉です。
ドバイから帰る中継でトルコによるので使わせていただきました。1人のツアー客しかいないプライベートツアーになってしまいましたが、ガイドのErkanさんに丁寧に案内していただいて、安心して周ることができました。ありがとうございました。