カトリック紐差教会は長崎県の平子市にあるカトリック教会です。白い綺麗な壁が特徴的な教会で長崎県では有名な観光地です。平子市にある平子大橋から車で30分ほどの距離にあり、西肥バスでも行くことができます。絵本や物語に出てくるような幻想的な雰囲気を醸し出している教会で、東洋でも指折りのロマネスク様式の天主堂が有名です。柱の数が少なく外観でみるよりも内部が広く感じる事ができ、神秘的な気持ちになる建物です。
歴史
紐差地区の信者は潜伏していたキリシタンではなく、仏教徒で明治初期に洗礼を受けてキリシタンになったという人が多かったです。1878年に紐差教会の前身として隣の田崎に仮の聖堂ができました。1880年に紐差小教区が設立され、教会を紐差に移しました。1885年に当時着任をしてきたマタラ神父が設計をして平子の信者やフランスの信者の協力によって初代の聖堂が建設されました。現在の天主堂はマタラ神父が計画して作られました。
見どころ
カトリック紐差教会は日本にある教会の中でも大きい教会堂を持っています。長崎県長崎市の旧浦上天主堂が原爆で倒壊してしまい、新たに建てられるまでの間はカトリック紐差教会が最も大きい教会堂とされていました。上品な雰囲気で歴史的な建築物が好きな人に人気の観光スポットです。車で30分と少し遠い場所にありますが、それでも多くの観光客が訪れる場所となっています。美しいステンドグラスなどを見て堪能することができます。
