西表野生生物保護センターは、古見にある環境省の施設です。主にイリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備されましたが、西表島の貴重な野生生物の保護活動にも力を入れており、様々な情報を発信しています。アクセスは、大原港から車で約15分、上原港から車で約30分のところにあります。バスも通っています。開館時間は午前10時から午後4時まで、入館料は無料です。休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休館)、子どもの日(5月5日)と文化の日(11月3日)を除く祝日、慰霊の日(6月23日)、年末年始(12月29日から1月3日)です。
歴史
西表野生生物保護センターは、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として、また、西表島を訪れる人に、野生生物の保護への理解や関心を深めてもらうための普及活動や、絶滅の恐れのある野生生物の保護増殖、調査研究などを総合的に行う機関として、1995年7月に設置されました。地元の小中学生をはじめ、観光客や研究者など年間約18,000人の人が訪れ、イリオモテヤマネコや、自然保護への理解を深めています。
見どころ
西表野生生物保護センターは無料で訪れることができます。センターの展示室には珊瑚礁やマングローブなど西表島の多様な自然をテーマとしたブースと、イリオモテヤマネコの生態や保護をテーマにしたブースがあります。実際に保護されているイリオモテヤマネコがいれば、ライブカメラを通して動いている様子を見ることができます。保護されていない場合でも、ビデオが上映されています。また、貴重な剥製や骨格標本などが展示されており、その生態について詳しく学ぶことができます。ここでしか買うことのできないイリオモテヤマネコをモチーフにしたオリジナルグッズなども取り扱っており、売上金の全てが野生生物保護基金に寄付されています。