コロナ禍より解放され、9月末の旅行でした。
暑さも多少和らぎ、夏休み後もあり、特別混雑はなく、のんびりと過ごす事ができました。
まず、ホテルまでお迎えにきて頂きました。
そこから、離島ターミナルまで行き、船に乗り、西表島へ行きました。... 続きを読む西表島から水牛車に乗り、由布島に行きました。
どの工程も、スムーズに進み、トイレ休憩もあり、買い物、見学の時間もたっぷりあり、よく練られていました。
西表島までフェリーで45分。船の揺れも感じず、安心して移動する事ができました。
バリアフリーの席もあり、ご老人のお客さんも多数いらっしゃいました。海の水が透き通って青々としていて、船の中から見える景色も素晴らしかったです。
西表島からマングローブ遊覧船に乗り換え、上流に向かい船を走らせます。
徐々に干潮を迎え、砂地が見えてきた部分もありました。
フォトスポットでは、船を止まらせてくれたりゆっくり進むので、多くのお客さんがカメラをかまえて写真撮影を楽しまれていました。
マングローブ遊覧では、ガイドさんがマングローブの知識が豊富で、とても勉強になりました。干潮ではありましたが、普段はあまり行けない上流まで、船を進ませて、展望台近くまで行ける事が出来ました。海の海水から、上流の淡水に入るころの植物の違い、塩分を葉に蓄え、黄色の葉になり、落葉して、塩分を排出する植物など、西表島ならではの珍しい植物の話は、とても興味深く、聞き入ってしまいました、また、パイナップルもどきの植物やしらさぎ等の鳥、イリオモテヤマネコの話等、大変面白く聞かせてもらいました。特別天然記念物、イリオモテヤマネコは夜行性なので、昼のツアーでは見る事が出来なかったのが少し寂しかったですが。
また、赤いペットボトルがぶらさがっているところは漁師さんがカニをしかけているサインであること、西表島にしかいないイノシシを許可された人のみで狩猟するシーズンがあることなどの話を聞いた際は、豊かな自然の中にある生命の循環・尊さのようなものを感じました。
マングローブ遊覧では、ガイドさんがあまりに詳しいし、遊覧1時間近く、ずっと話されていて、関心しました。とても良い経験をする事ができました。
由布島では、大きな水牛が沢山いて、どの水牛にも名前がついていて、よくお顔を見ると、とても可愛い、愛らしい顔をしていました。水牛の兄弟もいて、水牛同士のアイコンタクトで、止まったり、進んだり、水牛にも感情、心があるみたいで、微笑ましく思いました。水牛に対する考え方がかわりました。
1箇所では、水牛と触れ合ったり一緒に写真を撮る事ができるエリアがありました。
水牛車では、三味線の演奏、歌もあり、ガイドさんのお話しもあり、短い時間、山盛りの内容で、質問をすると、きちんと答えてくれますし、とても親しみを持てるガイドさんで、楽しく過ごす事が出来ました。
このツアーのガイドさん方は、大変勉強家でした。
由布島では、幕内弁当を食べましたが、味があっさりしていて、とても美味しくいただきました。
黒糖ようかんやアーサが入った味噌汁、チャンプルなど沖縄名物や沖縄ならではの食材をふんだんに使用したメニューでした。
植物園、小中学跡地等が由布島にはありました。
小中学校跡地では、かつて高潮が原因で水没し、住民が移住をよぎなくされたという歴史を垣間見ることができました。
ビーチはあまり整備がされていない自然の状態のように思えましたが、広大な海を感じる事が出来、心が穏やかになりました。ビーチのそばにはカフェがあり、コーヒー・ジェラートなど楽しむ事が出来ましたが、エアコンが効いた室内があれば良かったと思いました。
由布島ツアーが終わると、西表島に戻ります。
西表島内の移動時には、バスに乗りますが、バスガイドさんのお話もとても興味深く楽しかったです。特に、西表島では、中学校までしかないので、高校生になると子どもたちは親元を離れて石垣島に行くことや、小学校の在校生の少なさなど、現地に住んでいる方からしか聞く事が出来ないような話が興味深かったです。
「40年間沖縄から出ていないので、雪を見た事がありません。あれって本当に存在するんですかね。」というバスガイドさんご自身のエピソードも大変印象的でした。
帰りは離島ターミナルから、ホテルまでの送迎もついていましたが、私達は離島ターミナルから、ゆらていく市場で地元の果物を購入して帰宅しました。そのあたりは、希望を出せば自由に選択できました。
ツアー全体を通して、知識豊富で話上手なベテランガイドさんによる説明があり、大変充実度の高い内容でした。
また、豊かな自然と尊い生命を感じる事が出来、日々身を置いている喧騒な都会の煩わしさから解放されたように感じます。
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