「先住民」から紐解く、オーストラリア・ノーザンテリトリーの魅力と絶景 image

「先住民」から紐解く、オーストラリア・ノーザンテリトリーの魅力と絶景

「オーストラリア・ノーザンテリトリー」と聞いてどんなイメージが思い浮かぶでしょうか。そこは、先住民精神が根付き、ウルルをはじめとする大自然が広がる聖なる場所です。

この記事では、ノーザンテリトリー政府観光局に協力いただき、多文化都市ダーウィンと周辺の息を呑むような荘厳な観光スポットについて紹介していきます。観光局提供の絶景写真とともに、ぜひ現地の空気を身近に感じてください。

オーストラリア・ノーザンテリトリーの基本情報

ノーザンテリトリー概要

  • 位置 :オーストラリアの中央北に位置
  • 時差 :日本との時差は+30分
  • 気候 :内陸部は乾燥しており、夏季は日中40度を超えることもある。また冬季は日中30度近くになるが、朝晩は5度前後まで気温が下がることもある。
  • 季節 :北部は熱帯雨林気候で、11月から4月中旬は気温・湿度も高く、4月後半から10月までは乾季となり晴天が続く。
  • アクセス :日本からの直行便がないため、直行便のあるオーストラリア各都市(ケアンズやシドニーなど)や東南アジアの都市を経由するのが一般的。

ノーザンテリトリーのおすすめ観光地

ダーウィン市内

ダーウィンはノーザンテリトリーの州都であり、あなたの冒険心をくすぐる魅力的な街です。

第2次世界大戦の歴史よりアジアからも多大な影響を受けていて、ウォーターフロントの5つ星レストランからアジアの雰囲気溢れる屋台フードまで、食文化も多国籍でとてもカラフル。また、ビーチ沿いのマーケットや博物館・美術館も充実しており、 市内ではあらゆる角度から五感を刺激されるでしょう。

区画整理された市内を一歩離れれば、そこには熱帯の大自然が広がります。

ワニの生態を間近で感じることができるアデレード川での 「ジャンピングクロコダイルクルーズ」 やダーウィンから日帰りでき、美しい滝壺があるワンガイフォールズとフローレンスフォールズが見どころの 「リッチフィールド国立公園」 など、迫力満点のアクティビティもたくさんあります。

市内の交通事情

ダーウィンはオーストラリア最小の都市であるものの、市内では公共バスも充実しています。

特に、観光客に一番便利なのが 「ルート4バス(route 4 bus)」 。クロコザウルス・コーブやミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット、ノーザンテリトリー博物館・美術館、ファーニー・ベイ刑務所など、 人気スポットに停車し、終日10~35分間隔で運行しています。

数日ステイを検討している方は、ビッグ・バス・ツアーズの乗り降り自由なバスを利用することができる 1-dayチケットや2-dayチケット も主要観光地を網羅できるのでお得です。

カカドゥ国立公園

ダーウィンに来たなら絶対に訪れてほしい場所 「カカドゥ国立公園」 。ダーウィン市内から車で約3時間の距離で市内からの日帰りツアーも多数ございます。約2万ヘクタール(東京ドーム4,340個分)の広さを誇りますが、これは オーストラリア国内の国立公園でも最大規模 です。

同時に、ここは5万年以上前から先住民たちが住んでいたとされ、先住民たちが描いた壁画(ロックアート)なども多く現存していて、伝統的な文化や史跡を身近に感じることができます。

また、 野鳥やワニなどの野生動物 も多く生息しており、 特に野鳥は、国内の3分の1はここカカドゥに生息 していると言われています。カカドゥ国立公園は、文化面・自然面で大変貴重な場所であることから ユネスコの世界複合遺産 に登録されています。

ワイルドフラワー&多肉植物

春は人気の季節であり、特に植物愛好家にとっては野花の季節を体験して楽しむのに最適な時期です。 レッドセンター(ノーザンテリトリーの中でも「ウルル」「アリススプリングス」「テナントクリーク」を指す) では野生植物を見る機会とともに、地元の風景の自然の美しさを垣間見ることができます。

マクドネル山脈を含む公園や保護区を訪れると、この地域ならではの野生の花を見ることができたり、アリススプリングスでは、オリーブピンク植物園とアリススプリングス・デザートパークの両方で、植物の名前タグとともに、ヒイラギやデイジーなどの可愛らしい野生植物を観賞できます。

ウルル(エアーズロック)基本情報

ウルルについて

オーストラリア先住民にとって大切で神聖な場所「ウルル」。 ノーザンテリトリー州にとどまらずオーストラリア全体を象徴するスポットであり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

世界で2番目に大きい一枚岩であるウルルは6億年も前から今の場所に鎮座し、古代は海底にあったとされています (世界一は、西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタス)。見えている部分だけで高さ348m(東京タワー:333m)で周辺には多くのウォーキングコースが整備されているほか、セグウェイやヘリコプターなどウルルを様々な角度から楽しめるアクティビティが豊富です。

アクセス

玄関口であるエアーズロック空港がありますが、日本からの直行便はありません。 オーストラリアの主要都市から乗り継ぎ便 を利用しましょう。

ケアンズかシドニーからエアーズロック空港に入るのが一般的で、飛行時間はケアンズから約2時間30分、シドニーからは約3時間30分です。

また、 ウルルとアリススプリングスは隣接都市と言っても470kmもの距離 があります。車の場合4時間30分ほど、国内線を利用すれば1時間弱で行くことができます。

見どころ&特徴

◆◆じっくりとウルル周辺を満喫◆◆

時間帯によって太陽光の当たり方が異なり、一日に何度も表情を変えるウルル。 サンセットとサンライズでは全く違う印象を受けるとともに、うっとりと古代に想いを馳せるきっかけになるかもしれません。

また、クニヤ・ウォークでは 枯れることがないと言われる水を讃えるムティジュルの泉 文字を持たない先住民が壁画によってチュクルパ(伝統や教訓)を後世に伝えていった跡 を見ることができます。

加えて、ウルルの西約30kmに位置する36の巨岩からなる 「カタジュタ」 (先住民の言葉で「たくさんの頭」の意)は、ウルル同様先住民の聖地で、岩と岩の間に深い谷ができ絶景と風を楽しみながらウォーキングを楽しむことができます。

◆◆違った角度からウルルを満喫◆◆

日程の都合であまり長期滞在できない方、到着日や出発日のすきま時間を有効に使いたい方には 「キャメルライド」や「セグウェイ」 が断然おすすめ!

高さ3m以上のラクダから見るウルルはまた新しい視点で、 贅沢で優雅な砂漠散歩 を楽しむことができるでしょう。実は、1周約10kmもあるウルル。短時間で観光したい方におすすめなのがセグウェイツアーです。初めての方にも操作方法をゼロからレクチャーさせていただくので安心してご参加いただけます。

◆◆グルメ(サウンド・オブ・サイレンス)◆◆

ウルルでのディナーでぜひ参加していただきたいのが 「サウンド・オブ・サイレンス」

ウルルを眺望できる特設会場で、 先住民族楽器の演奏を聴きながら優雅なコースディナー をお楽しみいただけます。満天の星空と息を潜めた大自然の中で食べる食事は何とも言えない神秘的な体験になるでしょう。

先住民について

現代にも根付く先住民族の文化・歴史とは?

読者の皆さんは、オーストラリアの「先住民」のことを聞いたことがありますか。

先住民は約6万5千年も前にオーストラリアの地に辿り着き、地域ごとに異なる言語や習慣を反映させていったと言われています。 それは、ストーンヘンジやピラミッド、アクロポリスよりも古くからこの世に存在していることになるのです。

現在先住民は、オーストラリア全人口の4%に満たないほどで、ほとんどの観光客は彼らとの日常的な触れ合いはありません。 しかし、素晴らしいことに、彼らが残した歴史や習慣、思想やアートを現在も体感することができるのです。

先住民の世界観の中心は 「その土地にいること」 という信念です。彼らは「土地(国)」「海」「空」全てに人間との繋がりを見出し、遠くにある別のものではなく、自分たちの一部として捉えているのです。祖先の魂は大地と空から生まれたと考え、それゆえ、 自然とは強い文化的な絆で繋がっています。 オーストラリアの大自然への考え方に限らず、彼らが築いてきた文化やアートにも強い信念が息付いているほかありません。

ダーウィンで先住民文化を体験

先住民の精神はオーストラリア全土に根付いていますが、ダーウィンでも体感できる場所はたくさんあります。ダーウィンは、先住民であるララキア族の人々も住んでおり、市内中心部の建物には先住民文化の偉人の顔が描かれていたり、彫刻や工芸品が飾られていたり、街に先住民アートが溢れているのが印象的です。

加えて、市内のノーザンテリトリー 博物館・美術館(Museum and Art Gallery of the Northern Territory) では、先住民アーティストの絵画や彫刻など、芸術品のコレクションを収蔵しています。時間をかけて先住民アートをじっくり堪能するのもいいのではないでしょうか。

前述の通り、先住民は自然と人間と共生し絆を大切にしています。観光客へ開放されている国立公園なども多くありますが、聖域には立ち入らぬようマナーを守って学ぶようにしてください。 例えば、先住民文化に触れる際はパークレンジャーによるガイドツアーに参加することおすすめします。(ウルル登頂ツアーは既に2019年に終了しました。)

ブッシュタッカーとは?

先住民文化は現在のオーストラリアの食文化でも大きな役割を果たしています。

「ブッシュタッカー」とは先住民が伝統的に食してきたオーストラリア固有のハーブ、木の実、カンガルー肉などの動植物のことを指し、「ブッシュフード」とも呼ばれています。 栄養価が高い食材も多く、国内のレストランなどでもブッシュタッカーを使ったメニューが注目を集めています。エミュー肉やカンガルー肉、ワニ肉など日本では馴染みのない食事も楽しめるので、先住民文化を身近に感じるとともに、貴重な体験になること間違いなしです。

知られざるノーザンテリトリーのグルメ

ノーザンテリトリー政府観光局おすすめ!アボリジナル・ブッシュ・トレーダーズ

「アボリジナル・ブッシュ・トレーダーズ」 は、ノーザンテリトリーとその周辺の地元の先住民コミュニティをサポートするサスティナブルな製品を取り扱う伝統的なワンストップショップです。

併設されているカフェではメニューの目玉として、先住民の伝統的な食文化を現代風にアレンジして「ブッシュフード」を提供しています。

ミンディル・サンセット・マーケット

ファーニーベイに面した美しいミンディル・ビーチ。乾季(5月~10月)の毎週木曜日と日曜日にビーチに面した公園で開かれるのが 「ミンディル・サンセット・マーケット」 です。多くの露店や料理屋台が出るマーケットで、国際色も豊かなのが特徴。

特にアジア系のフードも多く、スリランカ、トルコ、ギリシャ、カンボジア、そして日本料理なども出店されています。

心地よい海風を浴びながらお腹を満たした後は、アイスクリームやスムージーなどスイーツを楽しんだり、アート&クラフトのお店でお土産を探したりして思い思いに過ごせます。

「オーストラリア大自然の決定版」ここにあり

ノーザンテリトリーには、緑豊かな国立公園、多くのビーチ、河川や渓谷、赤土の砂漠など、人生観が変わってしまうほどの大自然がたくさんあります。

まだ実際に訪れられる日は先かもしれませんが、少しでも皆さんの心が癒やされ、次の旅行先に「ノーザンテリトリー」を選んでくれたら嬉しいです。

ノーザンテリトリー政府観光局公式インスタグラム では現地の大自然の様子が伝わってくる写真をたくさん掲載しているので、ぜひフォローお願いします!

出典・参考

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