秋から始めよう!はじめてでも簡単、植え球根で作る春の寄せ植え
春になるとこんもり咲いたパンジーやビオラとチューリップやアネモネなどがぎゅっと詰まった色鮮やかな寄せ植えがあちこちで見られます。
春先に花のついた苗を買ってきて作るのではなく、秋にパンジービオラの下に球根を仕込んで作ります。
春に向けて球根を植えてみませんか。
INDEX
春に完成するパンジービオラと球根の寄せ植えを作ろう
春の豪華な花の詰まった寄せ植えは秋に準備する
パンジービオラがこんもり咲いて、その間からアネモネやチューリップが顔を出す、春の豪華な寄せ植えは、秋に球根を植えて、春に完成させます。
春に、花をつけた状態のパンジービオラやチューリップやアネモネの苗を買ってきて寄せ植えしても作れないわけではありませんが、秋に仕込んだものほど豪華にぎゅっと詰まった寄せ植えにはなりません。
秋植え球根の栽培にパンジービオラは欠かせない
球根は地面の下に植えます。球根を植えた後は、何もない地面になります。何もないからと言って、水を全くやらないと、鉢植えの場合は、水不足になります。春になっても芽が出てこなかったり、枯れた葉っぱが芽吹いてくることもあります。
水やりを忘れないためにも、パンジービオラを一緒に植えておきましょう。パンジー・ビオラは寒冷地でも冬の間もかわいい花を楽しませてくれます。また、春にはこんもりと大株に育つのでより豪華な寄せ植えにしてくれます。
秋植え球根選びのポイント
球根はビジュアルの好みと開花時期で決める
球根には発芽に必要な栄養が詰まっているので、種をまくよりも発芽率が高くなるので、はじめてのガーデニングにもぴったりです。花が自分好みのビジュアルかどうかで選べばOK。
でも、一緒に植えようと思う球根については、 開花時期が揃っているもの を選びましょう。
チューリップと百合とアネモネを寄せ植えしたことがありますが、アネモネがいち早く咲き始め、ピークが過ぎるころようやくチューリップが咲き、ユリが咲いたころにはチューリップの葉っぱも枯れ果てていました。
長く楽しめましたが、一緒の方が豪華だったと思いました。
球根は出はじめになるべく早く購入する
9月になると、ホームセンターや園芸店の店頭に秋植え球根が並び始めます。11月後半になると、セールも始まりますが、選択肢が多い方がいろいろ選べます。購入するならなるべく出始めがおすすめです。
球根を植え付ける前にやっておきたいこと
球根は早めに買って冷蔵庫で保存する
球根は早めに買いますが、すぐには植えません。買ってきた球根はとりあえず 冷蔵庫に保存 します。
寒さに一定程度当たらないと開花しないものもあり、開花時期を揃えるためにも、しばらく冷蔵保存します。
早植えすると発芽が速くなりすぎるので注意
秋植え球根を10月上旬までに植え付けると、場合によっては11月中に葉が出始めてしまうことがあります。芽が出ないよりましだと思いがちですが、あまり早くに芽吹いてしまうと、寒さが強まったときに球根の葉っぱが全部枯れてしまうケースもあります。
冬に葉が全部枯れても春にも芽吹きますが、せっかくなら春にそろって芽吹いて咲いてくれた方がいいので、 球根はできれば10月下旬から11月上旬に植え付ける のがおすすめです。
アネモネやラナンキュラスは植え付ける前に給水させる
アネモネやラナンキュラスの球根はカリカリに乾燥しているので、給水させてある程度戻してから植え付けます。
鉢皿に入れたバーミキュライトなどに球根を埋めて、かなりウエットな状態で1~2日置き、ぷっくり戻します。キッチンペーパーに包んで濡らしたものポリ袋に入れてを冷蔵庫に1~2日置いておいて戻す方法もあります。
アネモネの球根はコマのような形で、とんがっている方が下です。ラナンキュラスはバナナの房のような形ですが、つながっている部分が上です。
球根とパンジー・ビオラの植え付け手順
- ネットに入れた鉢底石を底に入れる
- 培養土を5cmくらい入れた上に肥料を一掴み入れて、軽く混ぜ、さらに上に5cmほど培養土を入れる
- ポットを外したパンジービオラをおき、その周りにチューリップの球根を並べる
- チューリップの球根の頭がやや出るくらいまで土を入れ、チューリップの邪魔にならない位置にアネモネやラナンキュラスの球根を並べる
- パンジー・ビオラの苗の根元にしっかり土がかかるように土を入れる
- 鉢底から水が流れ出るまで水やりする
チューリップの球根は、植える直前、茶色い薄皮の下の付け根のところを爪楊枝で破っておくと根付きがよくなります。
上から見ると楕円の長くなる方向の左右に葉っぱが展開するので、楕円の短くなる方向なら寄せて植えることができます。
春まで続ける春の寄せ植えの管理
パンジービオラは冬でも水が好き
パンジービオラは冬でもよく水を好むので、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりしましょう。肥料も花には必要です。毎月緩効性化成肥料をひとつまみまいておきましょう。
こんもりさせるためには伸びてきたら刈り込んで
パンジー・ビオラは、草丈が15cmくらいになったら、下の方の小さい新芽の上でバッサリと刈り込んでから、上からポンポンたたいておきます。冬の間草丈の伸びを抑えることで、枝数が増えて横に広がり、春にびろ~んと徒長するのも防げます。
冬も春もずっと楽しめて春の完成を待ち望む
パンジー・ビオラと秋植え球根を一緒に育てると、あまりガーデニングを楽しめない冬の間もずっと花を楽しめるだけでなく、球根の水やりもついでに行え、春には豪華なぎゅっと詰まった寄せ植えを完成させることができます。
初心者でも簡単に豪華な寄せ植えが仕上げられます。
やってみよっか?