キッチンやベランダでリボベジ|野菜を育ててちょっぴり長持ちさせる方法とは?
野菜の切れ端や根っこを育てて再生させることをリボベジと言います。上級者になると、キャベツの芯をキャベツに育ててしまう方も。
そこまで極めなくても、リボベジは、あるもので楽しめるガーデニング。誰でもすぐに挑戦できます。キッチンサイドでリボベジ、はじめてみませんか。
リボベジをはじめてみよう
捨てちゃう前にリボベジしてみよう
野菜の根っこ。芽が出てきたサツマイモ。人参や大根の葉っぱ。キャベツや青梗菜の芯。捨てちゃう部分ですが、捨てる前にリボベジを楽しみましょう。リボベジの一番簡単な方法は、水栽培。切れ端を水につけて育てます。
事前準備不要!今あるものをフル活用
リボベジに事前準備は必要ありません。プリンカップや空き瓶など、使う容器はなんでもかまいません。きれいに洗った容器に、切った野菜を水につけるのが基本。育てるのは捨てるような野菜の切れ端です。
リボベジをなるべく長く楽しむためのコツ
誰でもすぐに楽しめるリボベジですが、根っこや切り口が腐ってきたら栽培は終了です。
なるべく長く栽培を続けるためには、ちょっとしたコツがあります。
- 水は1日1回以上取り換える
- 清潔な容器で栽培する
これだけです。
こんなリボベジもあるんです【私のリボベジ記録】
もし、「リボベジ禁止」と言われても、絶対にやめられないリボベジがいくつかあります。
私はネギ、セリ、クワイ、長芋がやめられません。
リボベジの王道【ねぎ】
ネギを買ってきたら、大部分はすぐに小口切りにしてジッパー袋に入れて冷凍しておきますが、下20cmくらいはリボベジして、薬味用に常備します。
- 根っこの付け根を水没させない
- 根っこの下に伸びるスペースを確保する
この2点が、ネギのリボベジを長くするコツです。
最近、スタバのジュースの空き容器とスポンジで作ったネギ用のリボベジ容器が気に入っています。
1株あれば3回は食べられる【セリ】
根付きのセリの下10cmくらいを残して切り取り、リボベジします。水につけているだけで、3回くらい収穫できる優れもの。リボベジせずに捨ててしまうなんて、もったいない!
長く栽培するコツは、3点です。
- 根っこの付け根を水没させない
- 根っこの下に伸びるスペースを確保する
- 根が傷み始めたら時々流水で根を洗う
一番手前のネギと一緒に入っているのがセリです。三つ葉の方が目立ちますね。
おせち料理より水栽培【クワイ】
おせち料理で、我が家では不人気メニュー・ナンバーワンの不動の地位を持つクワイですが、年末、必ず人数分プラスワン購入して、余分の1個を水栽培して楽しみます。
切れ端ではなく、未調理食材丸ごとですが、GWごろまで楽しめるおしゃれ観葉植物になるので、ぜひ挑戦してほしくて入れてみました。
栽培のコツは、
- 手に入れたらすぐに水中へ
- 毎日水替えする
この2点のみ。土を入れて長く栽培できるかチャレンジしてみましたが、土を入れても入れなくても同じだったので、水だけで栽培した方が管理は楽です。
芽が出るまでは小さめの容器でも育てることは可能ですが、最終的に葉が50cmくらいまで伸びます。 背の高い容器 で育てるようにしましょう。
茎が折れはじめると、芋の部分がかすかすになっていて、腐ってくるので栽培を終了します。
キッチンサイドを飛び出してベランダで【長芋】
長野県産の長芋は、普通の長芋とヤマトイモの間くらいの粘度でおいしいので長野の自宅に戻るたびに仕入れてきますが、しばらく放置していたら横から子芋が出ていました。
見た目がアレなので、Gか!?とはじめは悲鳴を上げました。
長芋にできた子芋を壊さないように手で取ったら、結構根も生えていました。
大き目の植木鉢に古い土をためていたのがいっぱいになっていたので、そこに子芋を植えてみました。すぐに芽が出てきましたが、晩秋に地上部は枯れました。そのままにしていたら春にまた葉っぱが伸びてきました。
真夏に1週間ほど留守にしていた時に1本枯れたので掘り起こしてみたら、子芋が3倍くらいのサイズに育っていたので、また埋め戻しておきました。いいサイズに育ったら収穫してみます。
リボベジは枯れたらリフレッシュして再スタートして
すぐにあるものではじめられるリボベジは、おうちで楽しめるガーデニングの一つです。もともと捨てる部分ではじめることもあって、短期間で枯れたり腐ったりします。そんなときは新しい材料でまたリボベジをはじめましょう。
やってみよっか?