【アジアリゾートが恋しい!旅ロスの方へ】 本場バリのインテリアを自宅に!リゾート感が漂う、バリ伝統織物“イカット”の魅力 image

【アジアリゾートが恋しい!旅ロスの方へ】 本場バリのインテリアを自宅に!リゾート感が漂う、バリ伝統織物“イカット”の魅力

コロナ禍がつづく中、海外旅行ロスになっている人もいると聞きます。
せめて自宅のインテリアを旅先のように演出して、少しでもロスを埋めてみませんか?

今回注目したのは、アジア屈指のリゾート・バリ島でよく見かける織物「イカット」。これを飾るホテルやレストランは多数あり、バリ島を旅した人は懐かしい記憶が蘇るかも!

もともとインドネシアの神聖な織物で、その背景を知ったうえで家に飾ると、よりバリ島を身近に感じられるでしょう。そこで本記事では、イカットについて深掘りしていきます。

細かい柄もすべて手織り!驚異のイカット

イカットとは、インドネシアの伝統的な絣(かすり)の名称です。幾何学模様や動植物のモチーフなどがデザインされており、オリエンタルな雰囲気が満載!
かなり細かくて複雑な模様もあるのですが、すべて手織りというから驚きです。

絣はインドで発祥し、インドネシアなど東南アジアを経て、日本に伝わったと言われています。今も多くの国で作られているのですが、インドネシアのイカットは世界的に注目されています。その理由は、伝統が色濃く残っているからでしょう。

インドネシアの村々で継承されるエリア限定モチーフ

インドネシアのイカットには、村や島などエリア独自のモチーフが存在します。その土地に暮らす人から人へ伝えられるモチーフなので、技術を継承した住民しか作れません。つまり、ひとつひとつが希少なイカットなのです。

地元でのお祭りや儀式の衣装に用いられてきた、特別な歴史をもっているだけあり、いずれもデザインが凝っています。他の村と差をつけるためだったのか、オリジナリティが光り、今現在インテリアとして注目されるのも納得です。

具体的にどんなモチーフがあるのか、話題性の高い2つの村のイカットを例に取り上げていきます。ひとつは世界的に有名な魔除けの布「グリンシン」、もうひとつはコロナ禍に復活を遂げたユニークなイカットです。

希少なイカット:魔除けの布として世界に知られる?!

バリ島の神話にも登場する経緯絣「グリンシン」は、島の東部に位置するトゥガナン村で作られているイカットです。この村には、伝統を大切にする先住民族のバリアガが暮らしており、今でもお祭りの衣装にグリンシンを使用しています。ここのイカットは深みのある赤色と、サソリや太陽など力強いモチーフが特徴的です。

ちなみに、グリンシンは“病気がない”を意味する言葉でもあり、昔から魔除けの布として有名です。世界的にも珍しい経緯絣の技術を駆使しており、サイズによっては何年もかけて織り上げています。手が込んでいる分、どうしても高額になりがちです。

希少なイカット:NHKで紹介!25年ぶりに幻のモチーフ復活

コロナ禍に奇跡的な復活を遂げたモチーフがあります。それは、バリ島のペジェン・カンギン村のイカットです。観光業に従事する村民が増えた結果、1995年から2020年まで、この村でのイカット作りは途絶えていました。

ところが、コロナの影響を受けて、バリ島では失業者が一気に増加。ペジェン・カンギン村を出て働いていた人も、実家へ戻ってくるような状況に陥りました。

そんな中、村長さんが「観光のみに依存し続けるわけにもいかない」と、村でイカット作りの再開を呼びかけました。高齢の女性が技術を覚えており、彼女らを中心にプロジェクトが始動。そして、約25年ぶりに村でイカット作りが復活し、なんと日本でもそのことが注目され、NHKの取材を受けています。

この村にはオリジナルのモチーフ「グガンビラン」があり、イカット作りが消滅している間は、幻と化していました。小さな四角い穴の開いた可愛らしいモチーフで、難しい技術を要しますが、こちらも見事に復活!なお、グガンビランを配したイカットは、成人式にあたる神聖な儀式ポトンギギで、帯に使用されていた歴史をもっています。

このようにエリア独自のモチーフは、その土地の文化や暮らしと深く結びついており、それを知ることで価値を深めることができます。

気が遠くなるようなイカットの制作工程

イカットをはじめとする、絣は非常に手間のかかる織物です。なぜならば、仕上がりのデザインを想定して、糸を染めるところから作業が始まるからです。

木枠に、完成した生地のように糸を設置し、色をつけたくない部分にヒモやビニールテープなどを、きっちりと結んでいきます。これがデザインの元になるので、最初から慎重な作業です。

その後に糸を染色して、ようやく織りの工程へ。たるみのないようにしっかり織っていかないと、染色がきれいに仕上がってもデザインが歪んでしまいます。

作り手がひと織りひと織り、丁寧に作業を繰り返した結果、美しい生地が完成されるのです。簡単に仕上がるものではないため、昔の人たちが正装に取り入れていたことにも納得できますよね。

旅ロスを埋める!日本で神聖なイカットを入手する方法はあるの?

現在、イカットは織物としての美しさから、インテリアや雑貨としての需要が高まっています。バリ島などインドネシアの観光地でも、イカットを飾るホテルやレストランは珍しくありません。時代とともに、現地でも使い方の幅が広がっています。

日本にいてもインドネシアのイカットを、一部のアジアン雑貨店や通販サイトなどで購入することができます。ただし、イカットという名称の意味が拡大し、今ではアジア全体の絣織物を示すこともあるので、生産地のチェックをお忘れなく!

なお、ペジェン・カンギン村のイカットについては、2021年8月時点で通販サイトは存在しません。村全体がコロナによる打撃を受けていて、なかなかショップ作りまで実現できずにいます。

現在、そんな村をサポートしようと クラウドファンディング が行われており、そのリターンで、ランチョンマットやクッションカバーなどのイカット製品を入手することができます。日本ではまだまだ珍しいイカットなので、バリ島やアジアリゾート好き、支援にも興味のある方は サイト を覗いてみるといいですよ!

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