雨予報の中で野郎4人キャンプ!初心者キャンパーである筆者の運命や如何に
「今度の週末キャンプに行くんだけど、一緒に行かない?」
友人のこんな申し出から始まったキャンプ当日は雨予報の真っ只中でした。この記事を読んで、初心者キャンパーのキャンプ場での苦労と驚きを体験してみてください。
- 1日以上
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5,000円以下
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道具(難度) ■■■
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事前準備(難度) ■■■
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経験(難度) ■■■
難易度の目安
キャンプ当日の行動
朝6時に「道志の森キャンプ場」に向かう
友人が言うには、キャンプ場の場所取り争いは競争なので、朝早くに向かう必要があるようでした。
「だからといって、朝6時に起きる必要性があるのか?」
と早すぎる起床時間にイライラする筆者。
しかし、実際に車を走らせていると、通勤・通学の時間帯にハマったらしく、一般道が渋滞。予想到着時刻は1時間、2時間と遅れていきました。やっとのことで高速に入った時には朝の9時前後で、「やっぱり朝早くに家を出ておいて良かった」と胸を撫でおろしたのを覚えています。道中で買い出しを済ませ、キャンプ場に着いたのは13時頃でした。タープやテントを張り、焚火台をセットし終えた頃にはもう既に14時。
「キャンプの準備には色々と時間が掛かるんだな」と学んだ瞬間でした。
また、その時点では雨は降っておらず、すぐそばにある川のせせらぎを聞きながら椅子に腰かけて休んでいると日々のストレスや疲れが解放されていくようでした。
昼から酒や肉を無計画に暴飲暴食
焚火台に焚火をセットしていざ実食。雨も降り始めていなかったので、火起こしにも難なく成功し、買ってきたサーモン丸々一本(お刺身用)を取り出し、半分に割った割りばしに串打ちしました。「何でサーモン丸々一本を?」という疑問はありましたが、この大きい身厚のサーモンを焚火で焼くのが美味いらしく、マヨネーズと醤油をかけて食べてみました。すると、確かに中は半生の状態で外は程よく火が通ったサーモンになっていて、美味しい逸品になっていました。サーモンなので、半生でも抵抗感なく食べれるのが嬉しいですね。
その後、お徳用の豚肉セットを網で焼きながら、友人の弟の友達と恋愛話。何でも最近では出会い系アプリで親交を深めていくのが普通なんだとか。筆者も25歳でまだまだ若いですが、未だにその類のアプリには抵抗があるので、5歳の差でここまで人の常識は変化していくんだなあと驚いてばかりです。
このように、恋愛話に花を咲かせていると、つい楽しくなって、ビールを飲み切ってしまい、焼酎にまで手を出してしまう始末。自分でも気づかぬ内にベロベロになってテントで寝てしまいました。
夜は子供の時以来の焚火に終始感動
アウトドアに家族で行くことがほとんどなかった筆者にとって、火をおこす体験そのものが海外旅行をするのと同じような非日常体験でした。その時には雨雲1つない快晴で、雨予報のせいでキャンプの予定をキャンセルしたであろうキャンパー達に少し申し訳なさすら感じるほどでした。
暗くなってきてからが焚火の出番。今まで温存してきた薪をふんだんに使ったキャンプファイヤーは圧巻でした。動物や虫は火のある所に導かれてしまうのでしょうか。バカでかい蛾が何匹も火に入って炭と化していった光景が忘れられません。
ここまで早朝からの弾丸スケジュールだったこともあり、筆者たちの疲労度はピークに達していました。ランタンと焚き火を消して、いつの間にか就寝してしまいました。
朝は余ったイモとコーヒーで適当に
夜は焚火と川のASMRに癒されながら、夜の12時には疲れで完全にノックダウンした筆者でしたが、朝は意外にも早起きができました。朝の6時には起きて、アルミホイルを忘れて焼き芋できずに余っていたサツマイモを茹でて、ホットサンドも追加で焼きました。
また、「キャンプの醍醐味はコーヒー!」という友人の勧めで、コーヒーを飲んでみました。飲んでみると、確かに大自然の中で飲むコーヒーは美味しく感じました。空気が綺麗だからでしょうか。他のメンバーも続々と起きてきて、コーヒーを飲みながら、ああでもない、こうでもないと昨日のキャンプについて語りました。「こんな休日も良いな」と気が付くとAmazonのキャンプ用品を物色している自分がいました。
今回のキャンプで大活躍したキャンプ用品
焚火台
焚火台は友人の円形の底が薄いものを使いました。耐火性と携帯性に優れた焚火台で、口が広いので薪や炭が落ちてしまうリスクが少ないのが特徴的です。過去には友人の椅子がこの焚火台に落ちて化学繊維がベッタリ付いたことがあったそうですが、その後辛抱強く使い続けたことでどうにか普通に使えるまで回復させたそうです。
ガソリン使用のランタン
Colemanのガソリン使用のランタンを使用しました。ガソリン使用のランタンは電池式のランタンに比べて扱いが難しいので、敬遠するキャンパーも多いと聞きますが、ガソリン特有の炎が燃え盛っている時の音や火の強さのムラがどことなく「自然の中でキャンプをしている」という感覚を演出してくれ、筆者はとても気に入りました。
飯ごう
飯ごうは3合炊きのものを使用しました。男4人のキャンプでしたが、そのうち3人はあまり食べないタイプだったので、みんなが(主に筆者が)満足する量を炊くことができました。炊飯器にはない焦げのリスクとの戦いを強いられますが、自然の中で炊くごはんのうまさはやはり格別。友人たちが寝た後にもう一度ごはんを炊いて食べたことは内緒です。
川のせせらぎを聞きながら焚火を見ていれば、心身ともにリフレッシュできる!
友人の誘いで初めてキャンプに行った筆者でしたが、事前の雨予報を良い意味で裏切った良い天気と川が隣接する好立地のキャンプ場でキャンプを楽しむことができました。とりわけ、夜のキャンプファイヤーでは日々の疲れが癒されていくような感覚があり、「今後は定期的に自然に触れる機会を作ろう」と決心した筆者なのでした。
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