カメラ好きママが教える!構図で変わる、オシャレ写真の撮り方はコレ!
写真を写す時、角度や構図、背景などを考えるだけでちょっとオシャレで上級者のような写真に仕上がるのはご存知でしょう。構図にも様々なタイプがあり、被写体によってストリー性も変わってくるんです。オシャレな構図について考えてみましょう。
オシャレな写真ってどんな特徴があるの?
パッと目を引く写真や思わず見入ってしまう写真が、インスタグラムを初めとするSNSなどにアップロードされています。
被写体の位置、色合い、光の加減、角度、背景、被写体の周辺にあるもの…そういったことの全てに意図があり計算されつくしている写真は、オシャレに感じるのかもしれません。
残したい写真を撮るには、被写体やカメラの設定だけではなく、被写体の周りに映りこむものや、写真の構図などをデザインとして考え写すといいですね!
周囲の物も意識しよう
撮りたい被写体の周辺や背景にあるものによって、その印象は変わってきます。
写真2枚は、どちらもソフトクリームをメインに写したい写真ですが、上の写真の背景にはカラフルなお花がたくさん映っているため、そちらに視線が行ってしまい、何がメインなのかわかりにくいですね。ピントも何となく全体にぼやけていますね。
ごちゃごちゃとした印象もあります。
主役は何?被写体をはっきりさせよう
下の写真は、ほとんどがグリーンの背景にソフトクリームが映えるよう撮影されています。ソフトクリームの輪郭がはっきりと浮かび、目を引きます。
少し気を付けるだけで、注目しやすくスッキリとした印象の写真が写せますね。
風景全体を写したいのか、メインになる被写体をはっきりと写したいのかにもよりますが、写真を撮るときは、ただ何となくシャッターを切るだけではなく、周囲や背景とメインの被写体とのバランスや色合いを頭の中でデザインするようなイメージで、写してみると思うように撮影できることでしょう。
わたしは、 「主役は何にしようかな?」と考えてから撮影する ようにしています。
構図いろいろ、あれこれ
メイン・主役になる被写体を決めたら、構図を考えましょう。構図は様々な種類があるので、大まかな構図をわたしの撮影した写真を使ってご紹介します。
日の丸構図・二分割構図
「日の丸構図」とは、 メインになるものをど真ん中に置いて撮影する構図 のことです。よく見かける写真なのではないでしょうか。
わたしはあまり好きではない構図なのですが、周囲の明るさを抑え、中心にだけスポットライトが当たるようにして撮影すればカッコよくなるので、日の丸構図でもよく撮影しています。
こちらは田植えのシーンを写した、 「二分割構図」上下または左右に二分割したかのような構図 で、広角で写した風景写真などによく使われる構図です。
水平線や垂直線をしっかり意識すると、バランスよく安定感のある写真が撮れます。
三分割・四分割構図もありますよ。写真は 「三分割構図」 。あえて被写体を端に寄せて写すのもオシャレですね!
三角構図・トンネル構図
「三角構図」とは、写真の中に三角ができるように撮影した写真 です。遠くまで伸びる道路や背の高い建物をななめに構えて撮影する構図です。
「トンネル構図」とは、写真の中に集中点を作るように意識して撮影する構図 です。奥行きのある場所やどこまでも続く道などを、トンネル構図で撮影することがよくあるのではないでしょうか。
見る人を引き込む、力ある写真になりますね。
放射構図
ある一点から放射状に直線が伸びているような構図を「放射構図」と呼びます 。手前から奥へと視線を誘導できるので、写真全体を見せたいときに使う構図でもあります。
写真に奥行きが出て、開放感も味わえるのではないでしょうか。
ストーリー構図
被写体からピントや目線を外してわざとぼかしたり、後ろ姿を撮ったり、上から・横から・下から写したりする撮影方法もあります。
また、被写体を斜めに撮る人もいますね。
写真にストーリー性を込めて撮影する構図を「ストーリー構図」と呼びます 。これもまた、見る人それぞれの想像力をかきたて、心惹かれる写真になるでしょう。
最近はスマートフォンのカメラが高度で、見せたいと思う方が増えたたため、写真のアップロードの機会が増えたからか、ストーリー構図の写真が増えたように感じます。
構図を意識して、一枚の中に物語を生み出す
構図について考えると難しそうですが、写真をバランスよくオシャレにするには参考にすると良いでしょう。安定した写真は水平・垂直線を意識することも大切です。いいなと思う写真はどんな構図なのかと考えたり、自分のインスピレーションに従ってどんどんシャッターを切るうちに、好きなデザインや構図が決まってきますよ。カメラをどんどん楽しみましょうね!
やってみよっか?