サスティナブルな暮らしづくり|繰り返し使えるみつろうラップを作ってみよう【ハンドメイド】 image

サスティナブルな暮らしづくり|繰り返し使えるみつろうラップを作ってみよう【ハンドメイド】

皆さんは「蜜蝋(みつろう)ラップ」をご存知ですか?今、蜜蝋ラップは、使い捨てのプラスチックラップに代わるエコグッズとして注目されています。

専門ショップで販売されているほか、誰でも簡単にハンドメイドできるのも魅力の一つです。この記事では、そんな蜜蝋ラップの魅力と30分でできる蜜蝋ラップの作り方について紹介していきます。

みつろうラップとは?

みつろうラップは、ハチの巣からつくる蜜蝋と植物性の油脂やオイルを布に染み込ませた繰り返し使えるラップです。特にオーガニックコットン100%のみつろうラップは、すべて環境に優しい自然素材でできています。使い終わったらゴミ箱ではなく、土に埋めて自然に還すことができるという究極のエコ素材です。

みつろうラップは、みつろうと布、オイルがあれば簡単に作れるとあって、今ハンドメイドする人が急増しています。

みつろうラップのメリット:抗菌保湿効果がある、繰り返し使えてエコ

みつろうには天然の抗菌・保湿効果があり、みつろうラップで保存することで食品をより新鮮な状態に保ってくれます。

また、布製でロウコーティングされているので、さっと水洗いするだけで元に戻り、何度も繰り返し使えるのも特長です。プラスチックラップのように一度くっついたらはがれずに使えなくなってしまうなんてこともありません。

みつろうラップのデメリット:熱や酸に弱い

みつろうは熱に弱いため、電子レンジ加熱や熱いもののラップはできません。

また、お湯で洗うのもみつろうがはがれてしまうのでNGです。

レモンやパイナップルなどの酸性が強い食品も注意してください。

みつろうラップを長く使うためのお手入れ方法

水で優しく洗い、風通しの良い場所で保管してください。

お湯を使ったり、洗剤でゴシゴシ洗うとみつろうが取れてしまいます。丁寧に使うことで、半年から1年使い続けられます。

みつろうラップのおすすめの使い方

抗菌保湿効果があるので、野菜や果物を包むのはもちろん、サンドイッチやおにぎりのラップにも使えます。

みつろうラップは見た目の華やかさも魅力なので、アウトドアやパーティーなどに使えば一気に食卓をカラフルに彩ってくれますよ。

作業は10分!みつろうラップの作り方

みつろうラップの作り方は本当に簡単!

材料を揃えたらあとはアイロンするだけです。さっそく作り方を紹介していきます。

材料

  • 蜜蝋ビーズワックス 7g
  • コットン100%の布 20cm×20cm
  • ホホバオイル(他にココナッツオイル、オリーブオイルなど) 少量

20cm×20cmは、市販のみつろうラップだと中サイズくらい。お皿をラップしたり、余り野菜をラップしたりといろんな用途に使える万能サイズです。

蜜蝋ビーズワックスは布の重量の3倍、ホホバオイルは布の重量の3分の1を目安にしてください。

ミツロウ ビーズワックス
Photo by Amazon
ミツロウ ビーズワックス

天然のミツロウで手作りリップバーム・クリーム・キャンドル作りに!
【グレード】 化粧品グレード ( 日本薬局方 サラシミツロウ該当品 )
【容量】 50g 【包装】 チャック付き ミジップスタンド入り
【原料】 アフリカ タンザニア 【製造】 日本
【保存期限の目安】 1~2年

無印良品 ホホバオイル 50ml
Photo by Amazon
無印良品 ホホバオイル 50ml

ホホバの種子から搾ったオイルを化粧用に精製。肌なじみが良くさらっとした使用感で、保湿やマッサージ、頭皮のお手入れに適したオイル。使いやすいポンプタイプ。
サイズ: 50ml

アイロン台に、新聞紙や要らないタオル、クッキングシート、布の順に重ねる

蜜蝋が他の場所に付かないようにしっかりガードしましょう。

アイロン台がなければまな板で代用できます。

みつろうビーズをまんべんなく散らしてクッキングシートを被せる

布に計量した蜜蝋ビーズを置きます。

クッキングシートでしっかりカバーできていれば、わりと端まで置いても大丈夫です。全体にまんべんなく蜜蝋がいきわたるようにビーズを置きましょう。

低温(80〜120度)のアイロンを当てる

クッキングシートの上からアイロンを当てていきます。

蜜蝋がじんわり溶けていくので、こまめに確認しながら溶かす・伸ばすを繰り返してください。

蜜蝋が溶けてなじむと布の色が濃くなります。色を確認しながら足りないところに蜜蝋を追加して溶かしていきましょう。

ホホバオイルを全体にかけ、さらにアイロンをする

蜜蝋が全体にいきわたったら、ホホバオイルをかけてさらにアイロンしてなじませます。

全体に浸透したら上のクッキングシートを外す

蜜蝋とホホバオイルが全体に浸透したら、上のクッキングシートを外して乾かします。

クッキングシートはくっついていないので、勢いよくはがして大丈夫です。

十分に冷えたら下のクッキングシートを外す

完成!

あっという間にみつろうラップができました!

布が蜜蝋でコーティングされていて、重量感があります。

使うときは器や食品の形にそって手で包み込むようにします。そうすると、じんわり蜜蝋が溶けて密着してくれますよ。プラスチックラップのような密着性はないので最初は慣れませんが、2回3回と使ううちに手になじんで使いやすくなっていきます。

手作りみつろうラップで楽しくエコな暮らしを

みつろうラップが1枚あるだけで、プラスチックラップを使う回数はぐっと減ります。みつろうラップを使えば、使い捨ての罪悪感から解放され、お気に入りの布で気分も上がっていいこと尽くしです。手軽に作れるみつろうラップ、まずは1枚作って、その使いやすさを体験してみてください。

やってみよっか?

ログインなしで「いいね!」
あなたに合った情報が探しやすくなります



余暇のアイデア人気ランキング

特集連載

あなたにおすすめ

「いいね」すればするほど、あなたの好みに合った余暇プランがピックアップされます
ログインなしで「いいね!」
あなたに合った情報が探しやすくなります