今年こそやってみよう!失敗なしの初めての梅仕事~梅シロップの作り方~
店頭に並びだすと初夏の訪れを感じる「青梅」
そんな梅を使った『梅シロップ』…作ってみたいけど、なんだか敷居が高そうだとあきらめていませんか?実はポイントさえ抑えればとっても簡単にできちゃうんです♪
今回は初心者でも失敗しない梅シロップの基本の作り方をお伝えします!
まずは材料を揃えよう
梅仕事の中でも、簡単で始めやすいのが「梅シロップ」です。
出来上がったシロップは、水を加えてジュースにしたり、炭酸で割って梅ソーダにしても♡
そんな梅シロップに必要な道具や材料を揃えていきましょう。
青梅
まずはなんと言っても「青梅」です。
梅は、なるべく青くて傷みのないものを選びましょう。
少し熟すと黄みがかってきます。それはそれで作ると香りが芳醇でおいしいのですが、発酵しやすいので、初心者の方はできるだけ青くて若い青梅を選ぶようにすると失敗を防げますよ!
ちなみに我が家は南高梅を使っています。
氷砂糖
次に必要なのが「砂糖」です。
氷砂糖・三温糖・きび砂糖など、基本的にどの砂糖でも作ることができますが、一番スッキリとした味わいが楽しめるのが「氷砂糖」です。今回はスッキリ楽しみたいので氷砂糖で作ってみました。
慣れてきたら、他の砂糖で風味の違いを楽しんでみるのもいいですね~♪
容器
お次は「容器」です。
一番作りやすい量が「青梅1キロ」に対して「氷砂糖1キロ」。その量であれば、だいたい4リットルもあれば大丈夫です♪(今回使ったのは4リットル容器です)
プラスチック・瓶どちらでも構いませんが、途中容器ごと軽く上下させて混ぜる工程があるので、しっかりとパッキンがあり密閉できるタイプのフタのものがおすすめです!
青梅の下処理
梅仕事の一番大切でデリケートな工程と言っても過言ではないのが「下処理」です。
ここをしっかりとできているかどうかで、のちのちのトラブルを防ぐことができるので、頑張りましょう♪
梅のヘタを取る
まず、青梅のヘタを取り除いていきます。
爪でも取ることはできますが、傷が付いてしまいやすいので、爪楊枝を使うのがおすすめ!
爪楊枝の先をヘタの中央に軽く刺し当てると簡単に取ることができます。
梅をやさしく洗う
次に、青梅を1つずつ丁寧に水洗いしていきましょう。
洗う時は指の腹でやさしく洗い、傷が付かないように気を付けてくださいね♪(熟していない青梅であればあく抜きは省いても構いません)
洗った青梅は、1つずつ丁寧に清潔な布巾などで水分をふき取っておきます。できれば布巾やざるに並べて広げて表面の水分を少し飛ばしてあげましょう。それにより、痛みを防ぐことができます。
容器を消毒
そして下準備でもう1つ大切なのが、「容器の消毒」です。
瓶であれば直接煮沸消毒してもいいですし、煮沸できない容器の場合は食品にも使える安全なアルコール消毒薬で容器を拭きあげても。
このひと手間で雑菌を防ぐことができるのでしっかりと行ってくださいね♪
さぁ、仕込みましょう!
下準備も終わり、いよいよ梅シロップを実際に作っていきましょう!
梅と氷砂糖を入れる
梅と氷砂糖をざっくりとでいいので交互になるように入れていきます。
氷砂糖は粒が梅より細かいので、隙間に落ちて行ってしまいますが、できれば最上部に氷砂糖ができるだけかぶるように調整してあげてくださいね。
毎日混ぜる
入れてしまえばあとは毎日容器ごとやさしく上下に転がし、日々出てくる蜜を梅に馴染ませていきましょう。
ここがポイントになるので、必ず毎日馴染ませてあげてくださいね。
直射日光が当たらない涼しい場所で保管しましょう。
出来上がり
梅シロップは、1週間~10日ほどかけてじっくりと作ります。毎日混ぜて馴染ませて、氷砂糖がすべて溶けたら出来上がりの合図♪
最後の処理をしていきます。
中の梅を取り出す
梅は入れっぱなしにしておくと苦みが出てきてしまうので、氷砂糖が溶け切った段階で必ず出しておきましょう。
出した梅は別の容器に入れて冷蔵庫で保存してください。そのままおやつとして食べたり、梅ジュースに入れて潰しながら食べたり梅自体も最後まで楽しむことができますよ♪
※もし途中で発酵してきた場合は、その段階で早めに取り出してくださいね。
シロップに火を通せば問題なくいただけるのでご安心ください!
爽やかな梅の香りがたまらない♡飲み方いろいろ
さぁ、できあがったシロップをいろいろと楽しんでみましょう♪
※シロップは冷蔵庫保存がベストです
梅ジュース
王道の水割りで楽しむ「梅ジュース」は、小さいお子さまの夏の水分糖分補給にもピッタリ!
シロップ1:水4くらいの割合がベストです。
梅ソーダ
真夏の暑い日に飲みたくなるのが炭酸で割る「梅ソーダ」です!シュワシュワの炭酸と梅の爽やかな風味がたまりません♡
こちらも梅ジュースと同じ割合で割ってみてくださいね。
こんな楽しみ方も♪
他にもおすすめなのが、「かき氷のシロップ」としていただく食べ方です。シロップは薄めずにそのままかき氷にかけちゃってください♪
梅の実をほぐしてトッピングにするのもおすすめです。
梅シロップで夏を乗り切ろう!
敷居の高いイメージの「梅シロップ作り」も、いざ作ってみると実はとっても簡単!ポイントさえ抑えていれば、誰でも失敗なく作ることができます。
おうち時間が増えた今、最高に爽やかな初夏の風物詩の「梅シロップ作り」をぜひ試してみてくださいね♪
やってみよっか?