焚火だけじゃない筆者の夜のキャンプ場の過ごし方とは?
キャンプ場で最も盛り上がるのは夜の時間帯です。筆者がこのように断定する理由を実際のエピソードを交えながら解説していきます。
夕飯を食べてすぐ眠ってしまうのは、もったいない!ぜひ、夜の時間も満喫させ、自然の中で思う存分有意義に過ごしてみてください。
キャンプが盛り上がるのは間違いなく夜
昼は観光がメインになる
筆者の経験上、キャンプ場に行く日の昼はチェックインを済ませ、すぐに近くの街や観光スポットに行って観光します。筆者が前回行ったキャンプ場では、バンジージャンプが有名な某秩父のキャンプ場だったので、筆者を含めた4人でバンジージャンプ場に行きました。残念ながら、筆者は極度の高所恐怖症なので、横で友人が楽しんでいる様子を見ながら、「この人たちとは一生分かりあえないだろう」と心の中で呟いていました。ともあれ、筆者は昼にキャンプ場の外で過ごす時間が多いです。
暗くなると焚火が映える
日が沈み、キャンプ場全体が暗くなると、テントごとにランタンや焚火台からの明かりがぽつぽつと漏れてきます。焚火台の明かりはオレンジや赤色の明かりで、癒しの効果があります(火特有の温もりもありますよね)。
そんな様子を見ながら、夜空の星や虫の鳴き声、川のせせらぎ、波の満ち引きの音が聞いていると、日常生活のストレスが嘘のように消えていきます。SNSに焚火の写真を上げればイイねを稼げるし、逆にスマホを完全にシャットダウンして自然との対話の時間を楽しむことができます。 安らぎを得られる焚火の時間は夜のキャンプのメインを飾ると言っても過言ではないでしょう。
疲れてきた時の晩酌や本音トークが良い
「焚火をしながらご飯を食べるだけでは物足りない!」という方には晩酌という手があります。最近では、アルコールが飲めない人やすぐに寝てしまう人が居ますが、まだまだ夜の晩酌や語りの会には需要があると思います。普段は無口な筆者ですが、この時ばかりは自分の本音を共有したり、相手の相談話などを聞いてあげたりしています。
恋愛や仕事、将来のことなどは本音トークの定番ですね。学ぶことが多く、いつも話し足りません。 直近のキャンプ場では、年下の女の子に起業や今後役立つスキルについてのアドバイスを貰いました。「自分よりも年齢が下の子には負けてられないぞ」と覚悟を決めたことを覚えています。
具体的に何をするのか?
手の込んだ煮込み料理などを食べる
昼には観光しに行くことが多いですが、昼ご飯と同時にカレーや燻製などをあらかじめ仕込んでおくことが定番になっています。ただし、キャンプ場によっては狐やサルに荒らされる場合もあるので、準備して少し加熱したら車内などに避難させると良いでしょう。ただし、これからの夏の時期には食べ物が傷みやすくなるので、注意しましょう。
夜になると、仕込んでおいた料理を再び加熱します。煮込み料理の場合には焚火台(炭メイン)で2~3時間程度煮込むと美味しくなります。
焚火をじっくり見つめながら物思いに耽る
焚火を見つめながら自然に触れると身も心も浄化されるようです。 火を眺めていると、小動物や昆虫との出会いもあります。特に最近筆者の前に現れるのは手のひらサイズの蛾で、焚火をしていると、焚火に突撃して炭へと変身を遂げます。焚火周りにいると虫刺されが多くなるので、虫刺され予防のスプレーはつけておきましょう。
近場の銭湯で疲れを癒す
キャンプ場には銭湯が併設されている場合もあります。 9時や10時くらいまでは営業している銭湯が多いので、晩御飯を食べ終えた頃に銭湯を利用するのが良いでしょう。 夜に入れない場合は、チェックアウト前に朝一で銭湯に入れば問題ありませんね。
筆者の夜のタイムスケジュールはこんな感じ
夜8時から10時は夜ごはん
観光から帰ってきたら、ご飯を本格的に飯ごうで炊いて、肉や魚を焼きまくります。手の込んだ料理は後片付けが面倒なのであまりやりません。時間が掛かる燻製チーズやソーセージ等はやりますが、片付けが簡単な点では首尾一貫しています。ビールなどで晩酌をするので、つまみ用のアヒージョなどをスキレットで作っておきます。エビは生のものだと下処理が面倒なので、冷凍のものを使います(ブロッコリーも同様)。
10時から12時は焚火と会話
晩御飯を夢中で食べ終えたら焚火台に薪を豪快に入れて、焚火を大きくしていきます。 焚火を大きくする頃には酔いが回っている人が居たり、疲れて無言になる人が居て、正常な思考があまり出来なくなっています(もしかしたら筆者はキャンプハイになってしまう性格なのかも?笑)。
そんな時に、誰かが言う唐突なカミングアウトや話を聞くのが好きなのです。
この前は、友達があるパーソナルな話をしてくれ、また違った一面に驚きました。心を開くと今まで感じたことのない価値観に出会えますね(しみじみ)。
その後は、テント内で映画を見ることが多いです。最近のキャンプ場はコンセントやWI-FIが付いているサイトも増えつつあります。事前に調べておくと良いかもしれませんね。
意図的に「不自由」な環境に身を置いて感じること
キャンプ場での過ごし方には個人差があると思います。ある人は時間をゆっくりと贅沢に使ったり、またある人はパソコンに向かって仕事をしていたりします。キャンプが楽しいのは、不便な空間に自分を置くことで、日々の些細な幸せに感動する気づきを与えてくれることなのでしょう。
私は夜の焚火の時に人生や将来のことなど、自分の人生のことを考え、答えを出していくこともあります。キャンプに行って、自分の時間を大切に過ごして、忙しい日々に幸せや楽しさを見つけてみてはいかがでしょうか。
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