アウトドアに潜む危険!キャンプでの虫対策は?万が一刺されたときは?
自然を満喫できるキャンプは、野外ならではの楽しさがありますよね。しかし、同時に野外ならではの危険も潜んでいます。特に注意したいのが虫。中には噛まれると危険性のある虫も潜んでいます。今回は、キャンプを楽しむ上で重要な虫対策をご紹介します。
キャンプで特に注意したい虫はこんな虫!
ブヨ(ブト・ブユ)
キャンプに限らず、アウトドアで厄介なのがブヨ(ブト・ブユ)です。私もキャンプや釣りなどあらゆるアウトドアシーンでブヨの被害に遭ってきました。
ブヨは、体長5ミリ弱のコバエのような虫です。特に、 山間部や水辺近くの草むらなどに多く生息 し、キャンプで被害に遭ったことがある人も多いのではないでしょうか。
体長も小さく咬まれた直後は気付きませんが、蚊よりも毒性が強いため、日が経つにつれて痒みが増し、赤みや熱を伴う腫れや傷口が化膿することもある厄介な虫です。一度噛まれると治癒するまで時間がかかり、跡が残ることもあるため注意しましょう。
アブ
アブもキャンプなどアウトドアシーンでよく見かける虫です。ハエのような小柄なものからハチのような大柄なものまで種類はさまざまですが、 人を吸血する種類もいる ため注意が必要です。
アブに咬まれると激しい痛みがあり、その後腫れと痒みに襲われます。アブは、車の排気ガスや黒色の服を好む傾向があるとされているため、キャンプを行う際にはできるだけ
白っぽい服装
を心掛けてくださいね。
キャンプで行いたい虫対策
肌の露出は控えめに!
キャンプでの虫対策の基本として、 肌の露出は極力控えめにすることが大切 です!特に、足元はブヨやアブに狙われやすいため、露出しない方が賢明です。私は、しっかり足元を隠していたつもりでも短い靴下を履いていたために、足首に少しの隙間ができてしまい、見事に両足のくるぶし4箇所を咬まれて大変な目に遭いました。
サンダルで楽したい気分になりますが、できれば長めの靴下で肌が露出しないようにしておくと安心です。また、寝る時にテント内でうっかり気を抜いて靴下を脱いで寝たら、足首を咬まれていたこともありました。虫対策では、とにかく肌の露出を控えることが大切です。
虫よけスプレーは必需品
肌の露出を控えるとともに、虫よけスプレーも積極的に使用しましょう!蚊だけでなく、 ブヨにも効果のあるスプレーがおすすめ です。
首元など服で隠せない部分には、こまめに虫よけスプレーをして虫対策をしてくださいね。また、テント内でワンプッシュするだけで殺虫できるスプレーもあると安心ですよ。 蚊取り線香を併用する のもおすすめです。
スクリーンタープで安全地帯を確保
お酒が進んで楽しくなるとつい虫のことなんて忘れてしまう…ということもありますよね。そんな時は、あらかじめスクリーンタープを使用すれば、虫を寄せ付けずに安全地帯で思う存分楽しめます。
ただし、 出入りの際に虫が侵入する恐れもある ため、虫対策は万全に!
万が一刺された時は応急処置
虫よけ対策をしていても咬まれることはあります。ブヨやアブに咬まれたり、ハチに刺された場合は、 ポイズンリムーバーで素早く毒を吸い取って応急処置 を施しましょう。
ポイズンリムーバーは、吸引力を利用して毒を吸い出す注射のような形をした器具です。ポイズンリムーバーで毒を出したら、傷口を流水で洗い、抗ヒスタミン成分の入ったステロイド剤を塗って様子を見ましょう。数日経っても症状が治まらずに悪化している場合は、病院へ行ってくださいね。
万全の虫対策で安心してキャンプを楽しもう
せっかくの楽しいキャンプも、虫の被害に遭ったら台無しです。虫に怯えながらキャンプをせずに済むように、事前に万全の虫対策を行って安心してキャンプを楽しんでくださいね。
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