簡単30分でできる!レザークラフトキットでキーホルダー作ってみた
いろんな道具を使ったり普段やらない作業が多かったりして、自分で作るのはちょっと難しそうな革。しかし必要な材料が全部そろったキットを使えば、初心者でも簡単にレザークラフトを楽しめます。
今回はコモンママさんの『牛革キーホルダーキット』を使い、はじめてのレザークラフトに挑戦してみました!レザークラフトを手軽にやってみたい人にぴったりのキットをぜひ試してみてください。
レザークラフトキットでキーホルダー作り
今回挑戦したのは、コモンママさんの『牛革キーホルダーキット』です!
こちらのキットはキーホルダー製作に必要な材料が全部そろっていて、革の裁断や穴あけといった下準備も完了した状態になっています。道具をそろえなくてもレザークラフトを楽しめる、とってもお手軽なキットです。
「レザークラフトにちょっと興味があるから、やってみたい!」
という方はぜひこちらのキットを試してみてください。
キット内容
- キーホルダー用の革
- 同色の革ハギレ
- キーリング
- ロウビキ糸
- 革用の針(2本)
- 接着剤
- トコノール
- コバ磨き用の布
- 作り方説明書
レザークラフトに必要な材料が一通りセットになっています。レザークラフトならではの材料も多く、普段使うことのないものにワクワクしました!ここでは中でも特徴的な「革ハギレ」「ロウビキ糸」「トコノール」を紹介します。
革ハギレ
革の間に挟んで、キーホルダーのふっくら感を出すのに使います。固さのある素材だからこそ、同じ革のハギレを中に詰めて厚みを出すというのは面白いですね。
ロウビキ糸
ロウでコーティングした、通常よりも強度が高い糸です。触った感触がろうそくそのものでなんとも不思議!糸をたくさん触るとベタベタしてくるので、気になる方は注意してください。
トコノール
コバ(革の断面)やトコ面(革の裏面)をなめらかに美しく仕上げるためのものです。白くて軽い質感のクリームで、カルピスのようないい匂い!天然ワックスを配合していて、革に薄く塗って布でこするだけでツヤと深みのある色に変わります。手持ちの革製品のお手入れにも使えますよ。
作り方
革の中心2cmを残して接着剤を塗る
付属の接着剤を革に薄く塗っていきます。接着剤の臭いが少しキツいので、苦手な方はマスクをして作業するといいかもしれません。
中心2cmは測って塗ってもいいですし、針穴を目安にざっくり塗っても大丈夫です。綿棒などを使ってすみずみまでしっかり塗りましょう。塗り終えたらそのまま少し乾かします。
キーリングを通し、二つ折りにしてぴったり貼り合わせる
接着剤が少し乾いたら、キーリングを通します。
次に二つ折りにして針穴がぴったり合うように貼り合わせましょう。
コツは、貼る前に針穴に針を通しておくこと。 針がまっすぐになっているのを確認しながら貼ると、針穴がずれません。貼り付けてすぐ、びっくりするほど革が固くなるので注目です!
ロウビキ糸と針で縫う
ロウビキ糸と針を使って周りを縫っていきます。
ロウビキ糸の通し方は独特で、 糸の真ん中を針で刺してから針穴に糸を通します 。こうすることで糸端が縫い糸に引っかかり、抜けにくくなるのです。固さのあるロウビキ糸だからこそできるやり方ですね。このやり方は説明書のQRコードから見られる動画で詳しく解説されているので、縫う前に確認してください。
また、 縫い合わせるときは2本の針で両面から縫っていく のも大きな特徴です。
両面からなみ縫いすることで、隙間なく縫い目を見せることができます。構造としては、上糸と下糸で縫うミシンの縫い方と一緒です。それぞれの糸が引っかからないように注意して縫いましょう。
縫い終わりがこちら。普通に縫っただけでとてもキレイにできました。
最後まで縫ったら、2針返し縫いして糸を引き締めます。根本をボンドで接着してから切りましょう。ちなみに付属の接着剤を使ったら黄色が少し目立ってしまうので、木工用ボンドなどを使うとキレイに仕上がります。
トコノールでコバを磨く
最後に仕上げのコバ磨きをしましょう。
トコノールを少量とり、コバに薄く伸ばします。コバ磨き用の布で軽くこするだけで、どんどんツヤと深みが!コバ磨きをすると色が変わるだけでなく、断面のケバケバもなくなってとてもキレイな断面が出来上がります。
このキットをやってみて一番感動したのがコバ磨きでした!塗って拭くだけで美しくなる様子はまるで魔法のようで、何度でもやりたくなる楽しさです。
完成!
あっという間の30分で完成!
コバ磨きをした後のツヤ感が伝わるでしょうか?本当にツヤツヤになるんです。この感動はぜひ一度体験してみてください。
手のひら半分くらいのサイズ感がかわいらしいですね。
とても簡単に作れて、レザークラフトの世界も体験できる、大満足のキットでした。
レザークラフトキットで手軽にハンドメイドを楽しもう
レザークラフトは必要な道具が多かったり、材料費がかさんだりして、なかなか挑戦しづらい側面がありますが、その分憧れも強い素材なのではないでしょうか?一から全て作るのは難しくても、キットを使えば手軽にレザークラフトを体験できます。誰でも簡単に作れるレザークラフトキットが、あなたの新しい世界の扉を開いてくれるかもしれませんよ。
やってみよっか?