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愛知県三河。もっと岡崎、きっと家康。麒麟を呼んだ家康がわかるポイント3選

2023年の大河ドラマは「どうする家康」ですね。家康が生まれ育ったのが岡崎です。

信長、秀吉、家康という3英傑を出した愛知県の中でも家康を生んだ三河、岡崎を旅してみましょう。

大河の舞台、岡崎へ

家康再起の寺~大樹寺~

大樹寺は家康の先祖松平家の菩提寺です。桶狭間の戦いで敗戦しここへ逃げかえってきた家康は、先祖のお墓を前にして自害することを決意しましたが、当時の住職に止められ、「 戦のない、穏やかな太平の世をつくる 」ことをすすめられて 踏みとどまった といいます。

もし、このお寺がなかったら、あるいは住職が止めなかったら、関が原の戦いもなく、江戸幕府もなく、太平の世もなかったかもしれません。 歴史は大きく変わっていた ことでしょう。
位牌堂には家康はもちろん、2代将軍秀忠と正室お江の厨子が安置されています。浅井三姉妹の末っ子として有名なお江ですが、 将軍と同じ厨子にまつられている のはこれだけです。
その息子、3代将軍家光公建立の 山門から岡崎城を直線で結ぶ 約3キロがビスタラインと呼ばれ、岡崎市の市街地にもかかわらずこの間にはマンションなど高い建物は建てられないという規制で 歴史的眺望が400年 近く守られています。

大樹寺

  • 住所:愛知県岡崎市鴨田町字広元5-1
  • 電話:0564-21-3917
  • 営業時間:9時~16時
  • 拝観料:宝物殿・大方丈拝観 大人 400円/障がい者 350円/小中学生 200円/幼児無料

※新型コロナウイルス感染拡大対策のため一部入場制限などがあります。詳しくはホームページなどで確認してください。

親鸞の御影があった~願照寺~

観光寺院ではない、完全に普通のお寺ですが、国宝で今は京都の西本願寺にある、 親鸞聖人の安城御影 があったお寺です。
また、赤みその代表八丁味噌の老舗カクキューの創業者早川久右衞門が、戦国時代に桶狭間の戦いで敗走してきたのがこのお寺で、早川はそのままここで 味噌作りの研究 をはじめたといいます。

本堂は文化財などの指定はありませんが、江戸時代の後期に建てられたもので、大きいだけでなくかなり凝った造りで、内部も天井など装飾が貴重なものです。

また、2019年に本堂の大修理を終え、葺き替えられた屋根は瓦ではなくチタン製になり 大きく美しく珍しい屋根 が拝めます。この屋根を工事した栃木県宇都宮のカナメという屋根材メーカーはチタン屋根開発のパイオニアで浅草寺の屋根も手がけていますが、実際に葺いた板金職人は 関西の宮岡板金 という非常に腕のいいと評判の、親子2人でやっている職人さんです。

願照寺

  • 住所:愛知県岡崎市舳越町本郷32
  • 駐車場:あり、無料
  • 境内無料

※観光寺院ではないため、本堂内部拝観などは住職の在宅等によります。

家康が生まれた~桜の名所岡崎城~

徳川家康は5歳で尾張の織田信長の人質になるまで過ごし、その後18歳で戻ってからしばらくは岡崎城を拠点にしていました。
各階が展示物やジオラマで資料館になっていて、最上階からは岡崎市が一望できます。
城を中心にした広い歴史公園の桜は日本 さくら名所100選 にも選ばれるほど、春は見事な桜が大勢の人の目を楽しませます。

岡崎城

  • 住所:愛知県岡崎市康生町561-1
  • 電話:0564-24-2204(岡崎パブリックサービス)
  • 営業時間:9時〜17時
  • 定休日:年末(12月29日~12月31日)
  • 料金:一般大人 200円/一般小人 100円

天下人を出す「三河のくに」

名古屋人気質という言い方があります。堅実だけど派手なことにはお金をかける。この性質は尾張より三河の気質を反映しているようで、とても興味深くもあります。

家康は兵力や財力を温存し敵には消費させるのが得意、なにより赤味噌を愛して74歳という今で言うと100歳くらいまで生きて 堅実な江戸幕府 の制度を作り上げました。
家康は武田信玄に負けたからこそのちのちに天下を治めたといえますね。興味がある方もない方もぜひ。

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