梅雨にお出かけするなら美術館がおすすめ!雨でも楽しめる関西の美術館7選
梅雨の時期、どこに出かけるか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。どこに行くにも雨対策をしなければならず、憂鬱な気分になることもあるかもしれません。
そんな方に、雨でも濡れずにゆっくりと楽しめる場所として、美術館・博物館がおすすめです。
今回は関西で楽しめる、ちょっと個性的なポイントがある美術館を7つご紹介します。
梅雨に美術館がおすすめな理由
美術館や博物館というと秋のイメージがありますが、 実は梅雨の時期にもおすすめ です。外がどんな天気だったとしても、一度中に入ってしまえば、濡れずに、天気を気にせずにゆっくり芸術鑑賞を楽しむことができます。
どこの美術館も ロッカーがある ので、大きな荷物は預けて 小さなポシェットなど貴重品だけで館内をみてまわれる のでとっても身軽です。
また、最近は新型コロナウイルスの影響で 完全予約制 で開催される展覧会もあり、並ばずゆっくり鑑賞できるようになったところも。
美術館に併設されている ミュージアムショップやカフェもレベルの高い ものが多く、カフェ目当てで美術館を訪れるという人も増えています。 コラボメニューや限定メニュー の提供もあるので、ぜひお目当ての期間に訪れたいところです。
美術鑑賞に加えてショップやカフェを巡っていたら1日かかってしまう場合もあるので、天気を気にせずゆっくり一日中滞在できそうですね。
関西の特徴的な美術館7選
アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府にある、飲料で有名な アサヒグループ が運営する美術館です。 見どころは貯蔵品だけでなく、建物や庭、そしてカフェなどさまざまなポイント があります。
まず建物は実業家・加賀正太郎が昭和初期に完成させた 大山崎山荘(登録有形文化財) 。クラシカルでレトロな雰囲気で、イギリス・チューダー様式で建てられています。その本館に隣接して 安藤忠雄氏設計 の地中館、山手館が増設。近代的な別館ですが山荘にうまくマッチして建築を見ているだけでも楽しめます。
貯蔵品は河井寬次郎、濱田庄司、バーナード・リーチの作品が中心で、古陶磁・家具などがあります。地中館では 印象派のクロード・モネ の代表作「睡蓮」が展示されていて、どれも一見の価値ありの作品ばかりです。
本館のカフェでは、リーガロイヤルホテル京都とコラボしたケーキだけでなくもちろん アサヒビールも飲める のが嬉しいポイント。テラスでは木津川・宇治川・桂川が合流する絶景を見渡すことができます。テラスでゆっくりビールを飲みながらの休憩は格別です。
キレイに手入れされた庭園では、 梅雨の時期は紫陽花 が咲き誇り散策もできます。どこを撮影しても、とってもフォトジェニックなので写真好きにもおすすめできます!
あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館は、大阪にある 日本一高い商業ビル・あべのハルカス内の美術館 。
入り口は展望台であるハルカス300の入り口のすぐ真横にあるためわかりやすいです。
展望台の前後に美術館に行くのもおすすめ 。展望台は雨だと景色が悪く残念ですが、夜は夜景がきれいに見れる場合もあるので タイミングを見計らってのぼってみる のもありかもしれません。
ハルカスは商業ビルなのでレストランやホテルなども併設されているため、朝から夜まで一日中過ごすことができそうです。
展示は季節によって変わる企画展が中心で常設展はありませんが、展示内容によっては写真スポットが設けられスマホで写真が撮れるケースもあります。
同じビル内にあるホテル・ マリオット大阪のカフェでコラボメニューが提供されている場合もある ので、ぜひチェックしておきたいところです。
大阪市立美術館
見た目も美しく、クラシックな建築で ザ・美術館 という感じの大阪市立美術館。
天王寺公園内にあり、駅からのアクセスも良好です。
大型企画展が催されることが多く大人気 の美術館ですが、 事前入場予約 を使えば比較的ゆっくりみてまわれるためおすすめです。
かなりの広さがあり導線もしっかりしているので、見ごたえのある展覧会が催されていることが多いです。
また半券を持っていれば「あべのハルカス美術館」の入場料が割引になるなどのサービスを行っていることもあるので要チェックです。
大阪中之島美術館
大阪中之島美術館は2022年に開館したばかり の美術館。
大阪の新しいスポット として注目を集めています。隣接する国立国際美術館とコラボレーションをしたり、館内で公演を行ったりと新たな取り組みをしていることで人気も出てきていて、中之島エリアを盛り上げています。
今が旬なスポットでもあり、新しいもの好きという方にもおすすめです。
建物は安藤忠雄氏設計の個性的でシックな外観。猫のオブジェ横で写真を撮っている人も多くフォトジェニックスポットとしての人気も出そう。
美術館前の芝生エリアにはカフェもあるため、美術鑑賞だけでなくゆっくり過ごしたいという人も楽しめそうです。
夏には新たにレストランもオープン予定 なのでチェックして訪れたいですね。
京都市京セラ美術館
京都・岡崎エリアのシンボル的存在でもあった「京都市美術館」。 クラシックな雰囲気ながら和風の屋根という特徴的な外観 で根強い人気がありました。
リニューアルオープンのためしばらく休館した後、2020年に「京都市京セラ美術館」として再オープンしました。外装も今までの雰囲気そのまま、とてもきれいに整備されています。
コロナ禍のリニューアルオープンだったため、まだ行けていないという方も多いかもしれませんが、テラスや庭、大ホールなど 空間演出が特徴的な美術館 になっています。
ショップやカフェもパワーアップしていて、京都っぽさたっぷり。地元民にも、また京都に観光に来た方にもおすすめできます。
福田美術館
福田美術館は京都・ 嵐山 にある美術館。2019年に開館したばかりの新しい美術館です。
大堰川と渡月橋、嵐山を見渡すことのできる景色は必見です!
福田美術館では、江戸時代から近代にかけて、日本画家中心のコレクションを見ることができます。
日本文化の発信と継承に貢献するというコンセプトのもと、ここでしか見られない作品がたっぷりなので、日本画の作品が好き、京都っぽい作品が見たいという方におすすめです。
ミュージアムカフェとして、大人気店の「パンとエスプレッソと」のカフェ、 パンとエスプレッソと福田美術館 が併設されています。
入館者限定入場のため、ゆっくり過ごせそうです。限定メニューもあるので、カフェ好きの方はぜひチェックしてみてください!
兵庫県立美術館
兵庫県立美術館は収蔵作品10,000点を超える大型美術館。国内外の作品だけでなく、兵庫県ゆかりの作品や関西の現代美術の作品を展示しています。
また、特徴的なのが安藤忠雄の設計による大胆な建築です。 美術作品の展示だけでなく、「空間体験」を楽しめる というテーマで設計されています。
螺旋階段や、目の前に広がる海や光の変化などの空間演出が独創的で、一日かけて写真を撮りながら過ごしても楽しそうです。
梅雨だからこそ美術館へ行ってみよう
ふだんあまり芸術には興味がない、という人も、新しいスポットやフォトジェニックなスポット、また話題のカフェなどちょっと気になるポイントがあると美術館に行きたくなるのではないでしょうか。
「もし雨だったらと思うと予定がたてられない」という場合も、天気の関係ない美術館を選べば間違いないでしょう。
展覧会以外の楽しみ方もたくさんある美術館。うまく雨を避けて、梅雨の時期を楽しんで過ごしましょう。
やってみよっか?