布と針と糸だけで簡単!刺し子でかわいいミニクッションの作り方【ハンドメイド】
手縫いならではの素朴な質感と規則的な模様が美しい刺し子。布と針と糸があればすぐに作れる手軽さが魅力です。
今回は、家にある布を使って簡単な刺し子のミニクッションを作ってみました。一見複雑で難しそうな絵柄も、刺してみると単純な線の組み合わせでできています。初めてでも簡単に作れるのでおすすめですよ。
- 半日
- 1,000円以下
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
刺し子でかわいいミニクッションを作ろう
今回作るのは、『刺し子デザイン帖(日本ヴォーグ社)』に掲載されているミニクッションです。
この本は洗練されたおしゃれな刺し子のデザインがたくさんまとめられていて、見ているだけでもワクワク楽しくなります。刺し子のいろんな絵柄にチャレンジしたい人におすすめです!
このミニクッションは図案を書くところから始めるのでキットより多少手間はかかりますが、これができるといろんなサイズの刺し子が自由自在に作れるようになりますよ。
では早速作っていきましょう!
作り方
材料
- 好きな布(薄めだと縫いやすい)
- チャコペン
- 定規
- ハサミ
- 刺し子糸
- 長めの針
今回は図案を書くところからやっていきます。
チャコペンは、100円ショップの水で洗ったら落ちるものを使いました。
白い布で作る場合はフリクションなどでも代用できます。フリクションは熱で消えるので仕上げのアイロンをするときれいに見えなくなりますよ。
布を図案に沿って採寸、カットする
仕上がりサイズが13cm×13cm、刺し子部分が10cm×10cmになるように採寸します。
今回はあらかじめ縫ってある布の一部を使ったので片側が縫われた状態になっていますが、特に気にしなくて大丈夫です。むしろ縫い合わせてあると刺し子がやりづらいです。
刺し子部分に5mm方眼を書く
図案のベースになる5mm方眼を書いていきます。
それぞれの辺に5mmずつ点を書いて、上下の点を繋げていくのがやりやすいです。刺し子をするうちに線がこすれて消えてくるので、ここでしっかり線を書いておきましょう。
白い布を使う場合は、下に目印となる方眼紙を置いて、それをなぞるやり方でもできます。
図案に沿って刺し子をする
5mm方眼が書けたら、さっそく刺し子をしていきます。
今回の図案は、T字と鎖型の2種類でできているので、先にT字の部分を刺していきましょう。
T字を一つ一つ作るのではなく、よこ・たての順に刺してT字になるようにしていきます。5mm方眼の真ん中部分をねらって刺すのが難しいですね。
T字ができたら、次は鎖型です。
たて・よこ・ななめの順に刺して、鎖型になるようにします。
たての縫い終わりです。
まだあまり気になりませんが、方眼の真ん中からずれている縫い目がちらほら。
この小さなズレが後になって気になってきます。
よこが縫い終わりました。
横線を足すと、だいぶずれているのがわかりますね。
目印がない場所を均等に刺すことの難しさが感じられるでしょうか。
ななめが縫い終わり、刺し子の模様が完成しました!
ななめに刺すとき、たてよこの糸とつながるように刺すのですが、それが難しい!
どうやったらきれいにできるか試行錯誤しながらやっていたら、ななめが1目飛び出してしまってました。
今回は初挑戦なので、次回以降気をつけていきたいと思います。
周りを縫い合わせ、ひっくり返して綿を入れる
刺し子部分が完成したので、クッションに仕立てていきましょう。
刺し子のおもて面を内側になるよう裏返して、周りを縫い合わせます。このとき、しっかり返し口を残しておいてくださいね。
返し口から布を引っ張り出して形を整えたら綿を入れます。量はお好みで大丈夫です。
綿が出ないようしっかり返し口を閉じましょう。
完成!
刺し子のミニクッションが完成しました!
図案から書いて刺すのは少し大変でしたが、毎回キットを買う手間を考えたら自分で書く方が楽ですね。
今回初挑戦の絵柄は仕上がりがとてもかわいかったので、またサイズを変えて再挑戦したいと思います。
刺し子でいろんな小物を作ってみよう
今回使った『刺し子デザイン帖(日本ヴォーグ社)』には、かわいくておしゃれな刺し子のデザインがたくさん載っています。ふきんやランチョンマットを作るのもいいですが、クッションやティッシュカバー、かばんなどにすればもっと身近に刺し子を楽しめますよ。手軽に始められる刺し子で、おうちの小物をちょっとかわいくアレンジしてみませんか?
やってみよっか?