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旬を感じる野菜のサブスク!お家ごはんが高級レストランに大変身

サブスクとはサブスクリプションの略で、今や定着したキーワードのひとつです。音楽や動画配信、ウォーターサーバーなど一定の期間に定額で受けられるサービスは有名ですが、近年お花やハーブティー、コスメ、ファッション、おもちゃ、自動車など多種多様なジャンルが登場しています。おうち時間が増えた今だからこそ、新しいサービスを試し、楽しい時間作りに役立ててはいかがでしょうか。

応援に繋がる野菜のサブスク発見

世界各国の観光地や産地を自宅から応援

自宅で過ごす時間が増え、旅先で出会った特産品をお取り寄せしたり、各国のレストランからデリバリーで料理を届けてもらい自宅で異国の味を楽しんだりと、旅行には中々行くことができませんが旅気分を味わっています。

日本にも世界にもまだまだ知らない美味しい食材がたくさんあります。しかし観光客が減ってしまいレストランの継続が難しいという声や、産地では外食産業へ卸していた食材が行き場を失い廃棄されているという声を聞き、観光地や農家さんを応援したい!という思いも高まり応援に繋がるサブスクリプションサービスを探していたところ、発見しました。

飲食店に届くはずだった野菜が畑で行き場をなくしている

ある日テレビを見ていて飛び込んできた衝撃のニュース。

畑で美味しそうに育ち、「もう食べ頃ですよ」「栄養たっぷり旨味たっぷりですよ」という野菜が飲食店の自粛に伴い、出荷できずこのまま廃棄されるかもしれないというニュース。

そこで立ち上がったのが飲食店約30,000店舗に野菜を卸している会社「フードサプライ」。ドライブスルー八百屋というサービスを開始し、飲食店に届く予定だった野菜を箱いっぱいに詰め、一般のお客様にドライブスルー方式で販売、受け渡しはトランクに積むという方法でした。少し自宅から遠かったため、宅配がないか調べてみると「青果日和」という野菜のサブスクリプションサービスも展開していることを知り、月に2回を選択し注文しました。月に何回届けて欲しいかは自分の生活スタイルに合わせて1回~4回まで選択できます。

青果日和の野菜ボックスが届きました

開けてビックリ!質も量も大満足【野菜の宝箱】

食いしん坊の私はどんな野菜が届くのか楽しみで、注文のあとずっとワクワクしていました。届いた箱を開けてみると、ひとつひとつの野菜がベストな状態で届くよう梱包に工夫がされており、日本全国から厳選して下さったバイヤーさんのこだわりや、質も量も満足して欲しいという思いなのだろうか、これでもかというくらいパズルのように丁寧に野菜と果物が詰められていました。


同封されていた畑の伝道師、渡邉明さんのレシピは材料も作り方も身近なもので一般的な家庭でも手軽に作ることができそうでしたので、私も新たな料理にチャレンジしてみたいと思います。

素材そのものの味を楽しんでみよう

いつも茹でていた菜の花をオリーブオイルで焼いてみる

今回の青果ボックスに入っていた菜の花は、土の中の微生物を活かす「酵素栽培」で作った菜の花と、同封されていた野菜リストの説明に書いてありました。さらに農薬不使用の無農薬栽培とのこと。スティックタイプでもあり蕾と葉、茎まで全て食べることができます。


触った感じがとても柔らかそうだったので、菜の花は今までさっと茹でて食べていましたが、今回はフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、菜の花を丸ごと焼き、少し焦げ目がついたらひっくり返し塩をパラパラとふりかけ味見してみました。絶品です。

こんな美味しいジャガイモ食べたことない!

見た目は普通のジャガイモなのですが、食べてビックリしました。甘みがすごすぎる。北海道音更町の波佐農場の「熟成インカ」。収穫後15ヶ月熟成したものを出荷しているそうです。冷蔵することでジャガイモは、貯えてあるデンプンを糖に変えようとし糖度があがっていきます。15ヶ月間の貯蔵技術は、気温や湿度の変化が四季に渡るため匠にしかできない技と言われているそうです。

まずは味付けをせず素材の味をお試しくださいとのことだったので、蒸した後すこしフライパンで焼き色をつけてみました。調理仕立ても甘くて美味しかったのですが、その後少し冷めた時の味に驚きました。焼き芋のような甘みです。

日本一早く出荷される静岡県浜松市の新玉葱「サラダオニオン」

玉葱が2種類入っていました。ひとつは北海道美幌町の赤玉葱ともうひとつが静岡県浜松市のサラダオニオンです。赤玉葱は貯蔵し熟成させ美味しさを高めたもの、サラダオニオンは出始めの出荷が開始された直後のものです。旬を感じることができ初物をいただけるのも野菜のサブスクの魅力だと思います。

新玉葱は水にさらさず風にさらすことがポイントです。私は干し野菜用のネットの上にスライスした新玉葱をのせベランダで15分ほど風にさらし、サラダや和え物でいただきました。透き通った白色で食感はとても柔らかく、辛みが少なく甘みが強く感じられます。

酵素栽培の菜の花をさっと茹でたものとサラダオニオンを和え、副菜もつくりました。味付けはマヨネーズとポン酢とかつお節です。旬の味わいを感じることができる一品です。

シャキシャキレタスは熊本県八代市の農家さんから

飲食店へ出荷するためにたくさんのレタスを栽培していた農家さん。高級レストランやホテルの料理となり私たちはいただいていたようです。収穫から時間が経たずに手元に届いたからか、切り口の鮮度は抜群、すぐにサラダで食べてみるとシャキシャキ感だけでなくみずみずしさも伝わってきます。

レタスたっぷりのタコライス、焼いた牛肉を包んで食べたりと生の食感をたっぷり楽しんだので、加熱するレシピも考案。レタスを食べやすい大きさにちぎり10枚位重ね、豚の薄切り肉に塩胡椒をふったらレタスに巻いて、オリーブオイルを熱したフライパンで焼き、お肉に火が通れば完成です。レタスの新たな魅力に出会えるはず。

すぐに食べきれない時は干し野菜がおすすめ

たくさん野菜や果物が届くのはとても嬉しいのですが、何が入っているか分からない為、前日にお買い得品のミニトマト大容量パックを買ってしまっていました。我が家にミニトマトがたくさん。しかしこだわり野菜を作る愛知県田原市の伊与田さんのカラフルミニトマトは、香りにこだわっており、色によって香りも美味しさも違うとのこと。

赤だけでなく黄色やオレンジ、形も様々なミニトマトが入っていました。まず味見をして美味しさを確認。食べきれなかったものは半分にカットしてセミドライトマトを作ってみました。水分を飛ばしておくことで、日持ちがします。そのままおやつに食べてもよいし、炒め物にさいごの仕上げて加えると色味も旨味もプラスされワンランクアップします。

春夏秋冬、旬の野菜を食卓に

まだまだ紹介したいこだわり野菜がたくさん入っていましたが、長くなってしまうので今回はここまで。夏の野菜や秋の野菜もどんなラインナップが届くのが今から楽しみです。ぜひ皆さんも野菜のサブスクで、お家ごはんに珍しい野菜を加え、高級レストランの一皿を楽しんでみてはいかがですか。

技術の進歩により年間を通して安定した野菜の生産ラインもできておりますが、やはり自然のチカラをたっぷりため込みその地域の気候や風土にあった作り方をした野菜は、季節で異なった顔を持ち、旬を感じることができる素晴らしいものです。野菜のサブスクで旬を感じ、産地を応援していきたいと思います。

やってみよっか?

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