ダッチオーブンで簡単！キャンプ飯の新定番「ピザ」を作るコツ

そもそもダッチオーブンとは？

キャンプ場などでよく見かけるダッチオーブン。直火はもちろん フタの部分に炭火を乗せて調理できる のが最大の特徴です。

オーブンのように 上下から熱を伝えながら調理ができる ので、普通のBBQだけではできなかったような料理もアウトドアで楽しむことができます。

そんなダッチオーブンにもいくつか種類があるのでその特徴と共に見ていきましょう！

鋳鉄製

「ダッチオーブンといえばコレ」というほど、最もポピュラーでよく目にするのが「鋳鉄」でできたダッチオーブンです。

頑丈な作りで高熱や強い衝撃などにも耐えうるので、まさにアウトドア調理にピッタリ！ 比較的安価 なものが多く、量販店などでも手に入れやすいのもうれしいポイントですね♪

初めて使う際に シーズニング や 使用後に油を馴染ませておく などのメンテナンスが必要ですが、使っていくうちにどんどん味が出てくるのでその過程を楽しみたい方におすすめです。

手をかけてあげることで「鍋を育てる」醍醐味も味わうことができますよ♪

黒皮鉄板製

こちらは鋳鉄に 黒皮と呼ばれる被膜を表面加工 として施した鍋になります。

アウトドアで使用する度にメンテナンスを行うのはなかなかハードルが高いですが、黒皮鉄板製のダッチオーブンなら、被膜のおかげで シーズニングだけではなく使用後に油を馴染ませておく必要もなく お手入れも楽ちん♪

洗剤やたわしを使ってゴシゴシ洗うことができるので、キャンプでも扱いやすいのはうれしいポイントです。

お値段も重さもどちらもちょうど鋳鉄製とステンレス製の間くらいになります。

ステンレス

こちらも黒皮鉄製と同じく、 シーズニングや油慣らしの必要がない 「ステンレス製」のダッチオーブンです。

一般的な鍋にも使用されている馴染みのある素材で、ダッチオーブンとしてガンガン使うことができます。

また、ステンレスは 鉄臭さが料理に移らない というのも大きなメリットです。白米を炊いたり素材の味がわかりやすい調理にも適しています。

少し値が張るものが多いですが、自宅でも普段使いがしやすいことや手入れのしやすさなどを考えると、むしろコスパがいいと言えますね。

こどもと一緒に簡単に！手間なしキャンプピザの作り方

いざキャンプなどのアウトドアでピザを作るとなると、気になるのがその手間ですよね。

今回は、キャンプ飯初心者さんやお子さんでも 簡単に作ることができるピザ をポイントと共にご紹介致します♪

ピザ生地

慣れないアウトドアでのピザ作り。一からピザ生地を作るとなると、慣れていればともかく初めての場合はどうしてもハードルが上がってしまいます。

そこでおすすめなのが、スーパーなどで売っている 冷凍やチルドのピザ生地 です。

すでにピザ生地として出来上がった状態なので、あとは具材を乗せるだけ♪失敗もしにくいので慣れるまではこのように市販のピザ生地を使うのもアリですね！

ピザソース

こちらも手作りでもいいのですが、アウトドアではできるだけ手間を省きたいですよね。

ピザソースも 市販のソース を使用するのがおすすめです！

最近のピザソースは本当においしくて、ピザソース以外にもパスタのソースや朝食の卵に添えたりとアレンジがしやすいので、意外とキャンプでも使い勝手のいい調味料だったりします。

具材によって マヨネーズで和風ピザ にしたり、 チョコレートでデザートピザ にしたりとソースを変えることでよりピザを楽しむことができますよ♪

具材

乗せるものを変えるだけでさまざまな味を楽しめるのがピザの醍醐味でもありますよね♪以下は、キャンプやアウトドアで 扱いやすいおすすめ食材 です。

• ウインナー
• コーン（缶詰やパウチの粒コーン）
• 焼き鳥などの缶詰
• うずら卵（ゆで）
• あらかじめ自宅でカットしておいた野菜（たまねぎ、ピーマンなど）

ダッチオーブンでピザを焼くときのポイント

いざピザの準備ができたら、あとは焼くだけ！

ただ、この「ダッチオーブン」で焼くというのに少し コツ が必要になってきます。といっても、やってみるとどれもとても簡単！

失敗なく作るためにも重要なポイントなので、しっかりチェックしてみてくださいね♪

フタにもアツアツの炭を

ダッチオーブンでピザを焼く際に最も重要なのが、 フタにもしっかりいこった炭を置く ということです。

ただ火にかけるだけでは、ピザにおいしそうな焼き目を付けることができません。

上に置く炭火の量も焼きながら様子を見て増減させるようにしましょう。最初はなかなか感覚がつかめないかもしれませんが、だんだんとダッチオーブンのクセがわかってくると焼くのが楽しくなってくるはず♪

ピザの位置を調整する

次の重要ポイントは、鍋の中でのピザの位置です。

アルミホイルに乗せたピザをそのまま入れてしまうと、フタの上に置いた炭火との距離が遠すぎて具材に 火が通るのに時間がかかってしまいます 。

よくネットなどではご家庭にあるステンレスの簡易蒸し器のようなもので少し高さを出していますが、なかなかキャンプ場に蒸し器を持っては来れませんよね。その際は、 アルミホイルをいくつか丸めたもの を底に敷くことで代用することができます。

ダッチオーブンやその時の炭火の状態によっても焼き加減は変わってくるので、調整しながら焼いてみてくださいね♪

予熱

意外と盲点なのが、ダッチオーブン内の温度です。

ダッチオーブンにあらかじめピザを入れておいてから焼いてもいいのですが、焼き上がりに時間がかかってしまい、その分生地の水分が必要以上に飛んでしまうことに。そうなると、もちもち感のない硬い残念なピザになってしまいます。

それを避けるためにも、あらかじめ鍋だけを火にかけ しっかりと予熱をするように しましょう。

ピザはキャンプ飯の新スタンダード！

一見すると「ダッチオーブン」も「ピザ」もハードルが高いと思うかもしれません。

ただ、コツさえつかめば本当に簡単に作ることができるので、今回の記事を参考にしながらぜひ一度キャンプ飯の一つとして作ってみてくださいね♪

一度炭火で焼きあげるピザを味わうと、きっと病みつきになってしまいますよ♡