美保神社「諸手船神事」＋国文化財の宿「美保館」宿泊 年に1度だけ行われる国譲り神話の神事を見学！＜12月3日限定／1泊2日／朝夕食付／松江駅発＞

出雲の「国譲り神話」にちなんだ美保関2大神事の一つ『諸手船神事』を見学します。この神事は毎年12月3日に行なわれており、大国主命が美保神社の祭神・事代主命にむけて、国譲りの相談をするために諸手船で使者を送った様を儀礼化したもの。厳寒の美保関港を舞台に、2槽の古代船へ白装束の氏子たちが乗り込み、太鼓の音に合わせて「ヤーヤー」と威勢のいい声を上げ海へと漕ぎ出していきます。そして対岸の社の下を折り返すと岸まで競争し、到着後は櫂（かい）で激しく海水を掛け合うという、勇壮な御船神事です。

美保館は1908年に竣工、2004年に本館が国の登録有形文化財に登録された、老舗割烹旅館です。現在も建具や電灯などは当時のものを使用しています。大山と美保湾を目の前に、古き良き時代の息吹をご体感ください。

※ご宿泊は新館となります。朝食は本館でお召し上がりいただきます。（画像は本館／イメージ）

美保神社は、大国主命（おおくにぬし・だいこく様）の長男である事代主神（ことしろぬしのかみ・えびす様）の総本宮。母神である三穂津姫命（みほつひめのみこと）と共にお祀りしてある二殿連棟（美保造り）の特殊なお社です。祭神は、事代主神、三穂津姫命の二神。事代主神は「国譲り神話」の、まさに立役者です。美保関では今も海を守り繁栄をもたらす「えびす様」として親しまれています。

地元では、昔から出雲大社のみの参詣は「片参り」といわれており、出雲大社参詣の際は必ず美保神社へもお参りする習わしとなっています。

美保関は、出雲御三社の一つ「美保神社」を抱えるなど、神と海と人をむすぶ『聖なる岬』と呼ぶにふさわしい神聖な空気を放っています。美保神社から、仏谷寺を結ぶ約250mの「青石畳通り」はここだけが別世界。独特の雰囲気に包まれ、通り沿いには、大正時代の佇まいが歴史を感じさせる旅館や老舗の醤油藏など、古き良き時代の面影を今に伝えています。街歩きしながら、カメラを片手にフォト散歩はいかがでしょうか。