東京港区台場にあるフジテレビ本社ビルの25階にある球体展望室で、フジテレビのシンボルとなっています。本社社屋はオフィスタワーとメディアタワーとがあり、中央がコリドールとよばれる渡り廊下でつながれており、そのコリドール上に位置してします。直径32メートル、頂上までの高さは約123メートル、高さ100メートルの地点の球体内部からは臨海副都心270度のパノラマが楽しめます。ゴールデンウィーク、夏休みなどは特別展が開催されたり、貸切プランなどもあります。
歴史
フジテレビ本社は1959年3月1日の開局当時から1997年3月9日までは新宿区河田町にありました。河田町はフジテレビの通称としても用いられていました。その後港区お台場に移転、新社屋の着工は1993年5月、竣工は1997年3月となっています。開館は1997年4月です。当初、球体展望室に名称はありませんでしたが、2007年6月のリニューアルのときにはちたまという愛称がつけられました。
見どころ
高さ100メートルにある球体展望室の270度のパノラマからは、カーブを描いた首都高から続くレインボーブリッジ、東京タワー、東京スカイツリーなどがみえます。さらにそれらの夜景とともに東京湾を行き来する屋形船や商業船などの灯りがとてもロマンチックな眺めとなっています。また晴れた日には遠く富士山の姿までのぞむことができます。眼下には幕末に設置された砲台で要塞の一種である台場跡と現代の構造物との共存が楽しめます。