バリ島の人々にとってタナロット寺院は、海の守護神を祀る信仰の重要な拠りどころとなっています。16世紀ごろ、ジャワ人のヒンドゥー教高僧ニラルタがこの地を訪れ、海に浮かぶ岩礁の景観に感動し、「神が降臨する場所」として、この地に寺院の建立することを村人たちにすすめたとされています。今も神の化身の黒蛇が棲みつき悪霊を払ってくれると信じられ、地元だけではなく、バリ・ヒンドゥーの聖地として信仰を集めています。
海に浮かぶ名古刹として有名なタナロット寺院は、潮が引くと歩いて渡ることができますが、ヒンドゥー教の信者以外は寺院内に入ることも寺院の建つ岩に登ることもできません。しかし岩の下には聖水が湧く泉があり、誰でもお祈りをすることが出来ます。タナロット寺院の観光はサンセットが必見です。バリ島は一年を通じて日没時間がほぼ同じ18時~18時半頃ですが、できれば1時間ぐらいは早めに到着したほうがいいでしょう。駐車場から寺院までの参道には、たくさんのお土産物屋さんやカフェ、レストランが並んでいますので、散策しながらタナロット寺院の夕景をゆっくりと楽しむことができます。
タマン・アユン寺院、タナロット寺院ともに素晴らしかった。
残念ながら雨季でタナロットの夕日は見れなかったけれど、夕日は見れなくても最高の景色。
雨季でも観光客がいっぱい、日本人はほとんどいなかったけれど。