モンキー・フォレストは、バリ島中部の芸術村ウブドの中心地にある、猿の棲む公園です。デンパサール国際空港から車で約60分、ウブド王宮から南に延びるモンキーフォレスト通りを突き当たったところにあります。モンキーフォレスト「猿の森」は野生猿の自然保護区です。この森の奥にはヒンドゥー教寺院があり、モンキー・フォレストは鎮守の森であり、聖域とされています。バリ島でも最も人気のあるウブドの中心地にあって、緑濃く茂った森は涼しく、マイナス・イオンの溢れるパワースポットです。
歴史
モンキー・フォレストの土地はパダン・テガル村が所有しています。「あの森の中に寺院を作り、守るように」との神様のお告げがあったと「ワヤン・ババッド」という人形劇(ワヤン劇)によって村に伝わっており、3つの寺院が建立されました。最も大きな寺院は、森の西に位置する「プラ・ダレム・アグン寺院」で、パダン・テガル村の守護寺院でシバ神を祀っています。また寺院記録によると、14世紀の中頃のペジェン王朝またはゲルケル王朝の頃に建設されたことが記されています。
見どころ
【モンキー・フォレスト】
ここに生息する猿は、「クラ・バリ」と呼ばれ、世界で最も広範囲に分布している猿です。日本ではオナガザルにあたります。現在は約250匹の猿が棲息し、3つのグループに分かれています。ウルワトゥ寺院の猿と比べるととてもおとなしく、旅行者からエサをもらいに近づいてきて、愛嬌もあります。入口付近では猿のエサになるバナナも販売してるので、ぜひ猿に与えて触れ合ってみてください。
【モンキー・フォレスト通り】
ウブドの中心地には南北にモンキーフォレスト通りがあります。モンキーフォレスト通りはウブドのメイン通りで、たくさんのショップやレストラン、カフェ、ホテルやヴィラが並び、路地を少し入るとウブドの人の普通の生活を垣間見ることもできます。途中少し坂道がきついですが、ウブドを訪れる観光客に人気の散策スポットです。