登山する時に便利な装備3選 | 重要性と利便性を考えたグッズを紹介
「登山を趣味にしたいけど、何を持っていけばいいかわからない」と考えたことはありませんか。
この記事では、登山に便利なアイテム3つを紹介します。登山に向けた装備を知って、不安のない登山を行いましょう。
登山靴
登山靴は怪我の防止に役立つ
登山靴は厚底で登山中の怪我や足への疲労を減らすための靴です。
筆者は一度運動靴で1,000メートル級の山を登ったことがありますが、その時は足のつま先と踵が痛くて悲鳴を上げていました。登山靴の裏は凹凸が深く、しっかりと地面にグリップするように作り込まれているので、滑落のリスクが少なくなります。また、厚底に作られているので、登山靴を履くことで、足への負担が少なくなります。そのことを知らなかった筆者は無駄に筋肉痛の期間を延ばしてしまっていただけでした。
山の種類によって適した登山靴も変わる
登山靴にはミドルカット、ハイカット(ライト)、ハイカット(ハード)の3種類があります。
ミドルカットは低く、難所も少ないような山に向いている登山靴です。靴底が他の登山靴と比べると柔らかいので、日常的に使える登山靴だと言われています。
ハイカットの2種類は岩山や高山に適した登山靴で、足場の悪い山でもしっかりとグリップするのが特徴です。ただし、普通の道で使用するには靴底が硬く、足が疲れやすいといったデメリットもあります。
筆者はハイカット(ライト)で2,000m級の山を登った経験がありますが、脚への負担はそこまで感じられませんでした。これ以上の高さの山を登る際には、ハイカット(ハード)を買おうと思っています。
トレッキングポール
登山にも下山にも便利
トレッキングポールは登山中にリュックに刺しておいて、必要になったら取り出して使うと良いでしょう。特に下山の時には足場の悪い場所などでトレッキングポールを駆使する機会が多くなります。脚の疲労度が高い時には積極的にトレッキングポールを利用して、効率よく登山や下山をしましょう。
筆者は最近になってトーテムポールを買いましたが、下山時の膝から下の痛みや疲労が圧倒的に少なくなった感覚があります。登山客であればほぼ全員が持っている代物でもあるので、準備ができる時に揃えておくことをおすすめします。
腕の力を利用することで脚の力を温存できる
トレッキングポールの最大の利点は腕の力で全身を動かせることです。登山中はどうしても脚をメインに使うことになるので、どれだけ脚以外の身体の部位に負担を分散できるかが疲れない登山を行うためには重要です。トレッキングポールを使えば、腕の力で進むことが可能となり、より長い時間の登山に対応できるようになるのです。
また、トレッキングポールは他にも草木などの障害物を除けたり、不審物をするなどの使い方もできます。
ヘッドライト
暗い時間帯の登山に必要
ヘッドライトは早朝の時間帯の暗い時間の登山に使えます。
往復の登山時間が8時間を超えるような山に登るとなると、やはり早朝からのトライが必要になってきます。早朝の3時頃は季節を問わずに真っ暗です。早朝4時頃になると多少明るくなる時期もありますが、肉眼で登山しようとするのは遭難や滑落のリスクを考えると非常に危険。その際、ヘッドライトや懐中電灯を持っていると周りの確認が容易です。
また、明るさ調節ができるヘッドライトであれば、太陽の明るさに応じて適切な明るさに調節できるのでおすすめです。
遭難した時の救難信号として使える
ヘッドライトを使うのは緊急事態であることが多いようです。
筆者はまだ遭難した経験はありませんが、天候の悪化や疲労による滑落など、遭難する理由は無数に考えられます。いざ遭難した時に備えて、周りを照らすことのできるライトは必要不可欠でしょう。
山地図やYAMAPなどのアプリ
山地図は現在地の確認に有効
山地図はアウトドアショップや現地の売店などで入手可能です。スマホの電波が通らない場所も多いので、高度と現在地のおおまかな位置関係を確認できる山地図は持っておくと心強い味方になります。
以前、登山中に知り合った夫婦は、行く先がわからずにあたふたしていた筆者を、山地図を片手に導いてくれたことがありました。目印のリボンがあるとはいえ、目印が分かりづらい山も少なくないので、事前に準備しておきましょう。
YAMAPで事前に地図を確認しておくと安心
山地図とは別に事前に登山ルートをスマホにダウンロードして、自分たちの現在地を地図上に示してくれる「YAMAP」というアプリがあります。このアプリは無料で行き先の山地図をダウンロードして、GPS機能でユーザーの位置や到着予想時刻などを表示してくれる優れモノで、山地図がない場合に役立ちます。
登山に使えるアイテムを把握して、安心して登山を行おう
この記事では、登山に使えるアイテム3つを紹介しました。どれも山登りに必須な道具ばかりで、優先順位はつけられません。登山をする上で恐ろしいのは遭難・怪我のリスクですが、上記のアイテムを揃えていれば、それらのリスクは最小限に抑えられるでしょう。リスクを少なくした上で、楽しく、疲労度の少ない登山を実現しましょう。
やってみよっか?