ずぼらさん向け!かんたん&人気野菜「サトイモ」の栽培方法をご紹介
サトイモ(ヤツガシラなど、さまざまな種類があります。)は、家庭菜園でも人気の野菜です。
人気の理由はかんたん&強い&たくさんの量を収穫できることでしょう。
植えたら、ほぼ放置でOK(追肥・土寄せという作業だけでOK)、強い・丈夫ということでおすすめのサトイモの栽培についてご紹介します。
サトイモの魅力をご紹介
サトイモは「子宝」象徴の野菜?
根(親芋)にくっついている赤ちゃん(子芋)がサトイモです。
子芋が「子ども」を連想させることから、「子孫繁栄」祈願の野菜といわれています。
昔から縁起ものとして愛されてきました。
参考: おせち料理に入っている「里芋」の意味・いわれについて。
サトイモの効果・効用・栄養は?
サトイモには 食物繊維 が豊富にふくまれています。
ほかにも、余分な水分を体外に排出してくれる効果がある「 カリウム 」もふくまれているので、むくみが気になる方にもおすすめの野菜といえます。
※腎機能が低下している方は注意して欲しい野菜でもありますので、気をつけてください。
サトイモ栽培を始めるのに向いている条件
1畳程度~の畑(日陰でもOK!)があれば育ちます。
サトイモは 深く根を張る ため、よく耕した土に植えてあげるとよいです。
小さなプランター栽培には、不向きな野菜 です。(理由については、のちほど紹介しています。)
プランター・鉢で栽培を考えている場合は、 深さ30cm以上、9~10号 と呼ばれるサイズの鉢で育ててください。
サトイモの栽培用の土は「 野菜用の培養土 」を使うとかんたんです。
培養土は、ホームセンター・園芸ショップなどで購入できます。
サトイモが苦手なこと
乾燥が苦手な野菜ですので、常に湿り気がある条件で育ててください。
・ 水やりを欠かさない
・ マルチと呼ばれる、土を湿らせておくためのグッズを用意する
などの条件が必要になります。
ヤツガシラやサトイモは畑のすみっこでも、たくましく生長します。
雑草とも共存しますので、草は抜かずに育てています。
サトイモの植え付け時期と収穫時期
サトイモを育てたい!と考えたら、 4月~6月 のうちに苗植えを始める必要があります。
まずは「タネ」を準備しましょう。
「タネ」となるサトイモの実を準備する
園芸ショップ・ホームセンターの園芸コーナーなどで「 タネ 」となるサトイモを購入するほか、芽が出てしまったサトイモも「タネ」になります。
「 スーパーで購入したサトイモを放置していたら芽が出てしまった…! 」
そのサトイモが「タネ」になり、栽培できますのでぜひ試してみてください。
私も、芽が出てしまったサトイモ(ヤツガシラも。ほかにはじゃがいもなども)をタネにして栽培を楽しんでいます。
芽が出てしまったサトイモやヤツガシラは、水に入れて水耕栽培しています。
その後、土に植えるとスムーズに育ちます。
サトイモを発芽させる王道の方法として 、
- 土を入れた小さな鉢を準備
- そのなかに、サトイモを 半分だけ 植えておく
というものがあります。
ここでの紹介は省きますが、ぜひ調べてみてください。
半分植えたサトイモから芽が出て、葉がついてから地植えするとよく育つといわれています。
サトイモの収穫時期は秋から初冬。霜が降りる前に
収穫の時期は 9月~12月 で、葉が黄色くなったり、枯れてきたりしたら、サトイモの実が生長をやめた合図になります。
小さくぽこぽこついているのがサトイモです。
今年の収穫物です。
失敗例をご紹介
サトイモのプランター・鉢の栽培は難しい…
実験として、サトイモを鉢で栽培してみました。
この通り、葉が枯れてきました。(撮影は10月10日頃)
さっそく収穫してみます。
引っこ抜いてみると…土ごと持ち上がっています。
がちがちに根が張っています。
土をほぐしてみると…根が絡み合っています。
残念ながら実(サトイモ)はついておらず、収穫ができませんでした。
個人的には、プランター・鉢での栽培は 難易度が高い と感じました。
とはいえ、プランターや鉢での栽培で豊富に収穫している人も多いため、「プランター・鉢で栽培できない」野菜とはいえません。
タネを多くを植えてしまうと根が絡まってしまうため、少量で育ててみてください。
そして、プランターや鉢の栽培の場合はどうしても「乾燥」しやすいため、水やりとマルチ対策は必須条件といえそうです。
サトイモは虫の被害も少ない!強い野菜といえます。
庭に小さなスペースがあるorシェア畑を借りるなどの条件が整えば、かんたんに栽培&収穫が可能な楽しい野菜です。
ぜひサトイモ栽培を楽しんでみてください。
やってみよっか?