コーヒーと紅茶で簡単!アンティーク調のラタンに仕上げる染め方
ナチュラルな風合いが魅力のラタンですが、身近な道具で簡単にアンティークな雰囲気を出せます。
ハンドメイドのラタン雑貨をよりおしゃれにするなら、今回紹介するコーヒー・紅茶を使った染色がおすすめ。特別な道具なしで30分浸けるだけなので、ぜひやってみてくださいね。
ラタンの染め方
ラタンは、市販の合成染料やコーヒー・紅茶といった身近なもので染めることができます。
どちらも染料に浸してから乾かすだけでできる ので、とても簡単です。
コーヒー・紅茶を使った染め方
白味の強いナチュラルカラーのラタンを長年の使用で日焼けしたようなアンティーク風に染めることができます。
食物由来の成分なので、食べ物を載せるお皿としても気兼ねなく使えるのが嬉しいですね。
合成染料を使った染め方
合成染料を使うと、赤や青などのカラフルなものに染めることができます。小物作りに使ったり、バッグの差し色として使ったりするとインパクトがあります。
自分の出したいラタンの雰囲気に合わせて、いろんな染め方を試してみるのも楽しそうです。
今回はより簡単にできるコーヒー・紅茶を使ったラタンの染め方をご紹介していきます。
コーヒー・紅茶を使ったラタンの染め方
必要な材料
- インスタントコーヒー(お湯100mlにつき1本くらい)
- 紅茶(ティーバッグ3〜4個)
- 塩、またはミョウバン
- 染料に浸すための鍋、またはボウル
- 染めるラタン
家にある材料で簡単に染めることができます。
濃く染めたい場合は染料を濃くする、染める時間を長くする、繰り返し浸けることでどんどん色がついていきますよ。
染めるときにいじりすぎると、ラタンの毛羽が立ってしまうので慎重に扱いましょう。
コーヒーや紅茶で染料を作る
お湯にインスタントコーヒーや紅茶を入れて色を出します。紅茶は火にかけて煮出すことで、より濃い色が出ますよ。
今回は、普通に飲む場合の2〜3倍の濃さで作ってみました。
染料の濃度は染めたい色に合わせて調整してください。通常の10倍くらい濃くしても大丈夫です。
塩かミョウバンを入れる
作った染料に塩、またはミョウバンを入れます。
塩やミョウバンには 色止めの効果 があり、入れることで繊維に色を定着させてしっかり染めてくれます。
色止め効果は塩よりもミョウバンの方が高いので、もし持っていればミョウバンを使うのがおすすめです。
塩は水1Lに対して大さじ1、ミョウバンはお湯1Lに対して2g程度 を目安にしましょう。
ラタンを染料に浸す
染料ができたらラタンを浸します。
全体が浸かるような大きめの鍋やボウルを使うと、色ムラなく綺麗に染まりますよ。
まんべんなく浸かるようにして30分放置
常に全体が染料に浸るようにしたら30分放置します。
浸らない場所がある場合は、時々ひっくり返したり場所を変えたりしながら浸しましょう。
軽く水洗いして余分な染料を落とす
色を確認していい感じに染まっていたら、軽く水洗いして染料を落とします。
乾かすと濡れた状態よりも色が薄くなるので、 染めたい色より少し濃いめに染まっているくらいがちょうどいい です。
乾かす
新聞紙やタオルの上に載せて乾かします。
時々ひっくり返しながら、全体が綺麗に乾くのを待ちましょう。
好みの色になるまで、浸す〜乾かすを繰り返す
乾いたら思ったより色がついていなかった、という場合はもう一度染めて大丈夫です。
写真は1回目のコーヒー・紅茶染めが終わった様子です。元のラタンよりは色が濃くなっていますが、もう少し濃く染めたいので、再度染め直します。
なかなか思い通りの色に染めるのは難しいですが、根気よく染めていきましょう。
完成!
いい感じの茶色に染め上がりました!
2回目はコーヒーで、染料濃いめで鍋で温めながら染めてみました。乾いてもしっかり茶色が残っていて大満足です!
左上から時計回りに、元の色、紅茶染め1回、コーヒー染め1回、コーヒー染め2回になっています。それぞれ色が違うので染める経過が見られておもしろいですね。
今回紹介した染め方は一例で、お湯の温度や染め時間、染料の濃度などはお好みで調整しながら研究していくと楽しいですよ。
手軽にできる染め方でよりおしゃれなラタン雑貨を作ろう
お店で販売されているような素敵なラタン雑貨も、材料を揃えれば簡単にハンドメイドできます。コーヒーや紅茶を使った染め方は時間がかかりますが、その分染めた作品への愛着も湧きますよ。
身近にある材料だけで作るラタン染めをぜひ一緒に楽しみましょう。
やってみよっか?