和モダンな小物好き必見!ラタンアクセサリー作りに使える基本の結び方
ラタンを使ったアクセサリーは、いろんな服装に合うアジアンな雰囲気が魅力的ですよね。一見作るのが難しそうなラタンアクセサリーですが、初めてでも簡単にハンドメイドすることができるんです。
今回はラタンの入手方法やアクセサリーに使われる基本の結び方をまとめました。
ラタン(籐)とは
主に東南アジアに生息するヤシ科の植物で、幹の太さなどさまざまな異なる特徴をもった200種類以上の総称です。
強度が高く丈夫でありながら、曲げるなどの加工に適したしなやかさも兼ね備えており、小物雑貨から大きな家具まで多くのラタン商品が製作されています。
茎に大きな棘があるので生えている状態からの加工は難しいですが、芯の部分だけを残して乾燥させた手芸用のラタンが販売されているので、誰でも簡単にラタン編みを楽しむことができますよ。
ラタンの入手方法
ラタンはユザワヤなどの手芸専門店や通販で購入できます。
ラタンは商品名に直径と総重量が記載されており、購入するときは 作りたいものに合わせて選ぶ のが重要です。
直径1.25mm〜2mmくらいのものはアクセサリーなどの小物を作るのに向いています。直径3mm以上のものは、かごやバッグなど大きめのものを作るときに使うとちょうど良いです。
重量は300gで思った以上にたくさん入っていたので、初めて作る方はそれくらいを目安にするとよいと思います。1,200円ほどで購入できるので、安上がりなのがありがたいですね。
今回は、ユザワヤの2.5mm・300gを使用しました。( 購入サイトはこちら )
ラタンアクセサリーに使える基本の結び方
ラタンアクセサリーは、サークル状の型にラタンを巻き付けていくものと、今回紹介する結び方を組み合わせて作ったものが多いです。
これらの結び方は水引細工で用いられるもので、どれも 縁起の良い結び方 とされています。
ラタンで編むことで、和服にも洋服にも合う素敵なアクセサリーが作れますよ。
今回は、まず覚えておきたい基本的な3つの結び方を紹介します。
あわじ結び
3つの花びらを作るようにラタンを通していく一番基本的な結び方です。
この結び方を応用して、 あわじ結びのバレッタやピアスなどに合うあわじ玉が作れます 。
ここでは同じ長さのひもを3本使って、あわじ結びを作ってみました。
〜作り方〜
- ラタンの真ん中あたりを持ち、左のひもが上にくるように交差させる
- 右から来ているひもを上に持ち上げて曲げ、1つ目の輪の下に重ねる
- 反対側のひもを先ほど持ってきたひもの下を通してから、輪の部分を上・下・上・下と通す
- 3つの輪の大きさを揃えて完成!
簡単に作れますが、ひもの上下を間違えるとうまく形にならないので一つ一つ丁寧に行いましょう。正しく結べていると手を離しても解けなくなります。
動画で詳しく作り方が見たい方はこちらをチェックしてみてください。
菜の花結び
あわじ結びにもう一つ花びらを足して4つにする結び方です。
菜の花結びにすることで、1本の長いラタンで芯が何本も並んだ形を作ることができますよ。
十字のようなバランスの良い形が和の装いによく似合いそうです。
〜作り方〜
- 左端から50cmくらいのところにあわじ結びを作る
- 左側の短いひもを右側のひもの内側に沿わせて通していく(だいたい1周)
- 残りの長いひもを外側に沿って通していく
- 全て通したら裏側に隠れるように端をカットして完成!
内側に沿わせるときに長さが足りない場合は、足りない分だけ最初の短いひもの長さを調整します。
内側に沿う量が多いか、外側に沿う量が多いかで すき間の大きさが変わり、見た目も変わってくる ので、いろいろ試してみるとおもしろいですよ。
動画で作り方が見たい方はこちらをチェックしてみてください。
梅結び
5つの花びらを作るような結び方です。
丸い花びらが5枚重なる様子は本当にお花のようで、とても可愛らしいですよ。
少し複雑ですが、ひもの左右と上下を間違えずに結んでいけば、初めてでもちゃんと作れましたので、一緒に頑張りましょう!
〜作り方〜
- 真ん中部分を曲げて手で1本ずつひもを持ち、右のひもが上になるように重ねる
- 下のひもの端を持ち、輪に下から上と通して、さらに作った輪の下を通す
- 今作った輪を下、最初の輪を上にくるようにして交差させ、3つの花びらを作る
- 右のひもを、あわじ結びの要領で2枚の花びらに上・下・上・下と通す
- 今通したひもをもう一本に沿わせるように通して5枚目の花びらを作る
- 残りのラタンを内側、外側にそれぞれ沿わせて通したら完成!
輪を交差させて3つの花びらを作るのが難関です。うまく花びらが作れないときは、その前のひもの左右や上下が間違っていないか確認しましょう。
3つの花びらができた時点ではひも同士がしっかり組まれていないので、 崩れないように押さえながら次の工程に移ります 。
詳しい動画解説はこちらをチェックしてください。とても丁寧に解説されているので初心者さんにぜひおすすめです。
基本の結び方を押さえてラタンアクセサリーを作ってみよう
今回は、基本の結び方であるあわじ結び・菜の花結び・梅結びをご紹介しました。細めのラタンで小さく作ればピアスやイヤリングのパーツに、太めのラタンで大きく作ればバレッタなどの髪留めにぴったりです。
ぜひこの結び方を応用して、素敵なラタンアクセサリー作りに挑戦してみてください。
やってみよっか?