スプラウトを育てる!野菜の種から育てる水栽培の方法
スプラウトは日に当てて育てた野菜の新芽のこと。スーパーで売られているブロッコリースプラウトだけでなく、豆苗やカイワレなどもスプラウトです。
日に当てずに育てれば同じ種から育てても「もやし」と呼びます。スプラウトももやしも、種を水栽培して簡単に育てられます。
野菜の種からスプラウトを育てる
野菜の種を水栽培して育てると、スプラウトになります。種は、古くなると発芽率が下がるので、なるべく新しいものを使いましょう。
私は、水替えしやすいので100均のざる付き容器を使い、汚くなったときに処分が簡単なスポンジを培地にして水栽培しています。長方形のざる付き容器を使っていますが、形に決まりはありません。
培地にスポンジを用いましたが、サカタのタネ・オンラインショップ「種と水と容器だけでOK!簡単!スプラウト栽培」では、スポンジ培地を使わず、ざるに直接種まきしています。これもアリなのかと思いました。
スプラウトは寒いとき暑いときを避けて育てる
スプラウトは種を発芽させるので、 基本は春か秋がおすすめです 。気温が低すぎると、発芽するまでかなり時間がかかり、なんとか芽が出ても育たないこともあります。
暖地では寒く無ければ冬でも挑戦できますが、寒冷地では春か秋に行いましょう。
また、暑いときは水が腐りやすく、朝夕に水替えしていても野菜も水も腐ることが多いので、スプラウト栽培はおすすめではありません。
豆苗と水菜のスプラウトを育ててみる
ダイソーの「2個で100円(税込110円)」の種のコーナーで、「豆苗」を見つけました。パッケージに「10日間くらいで自宅栽培できるスプラウト」と書かれていました。
同じくらいの値段でしっかり育った豆苗のスプラウトが購入できるので、費用対効果から考えるとマイナスな気もしますが、野菜の芽が伸びてくる姿を見るのは楽しいので、育ててみることにしました。
夫が壬生菜の漬物が好きなのですが、壬生菜ではなく「京みずな」があったので、豆苗と水菜をスプラウトにしてみます。どちらも種を少し残しておいて、虫が来ない寒い時期になったら開いている植木鉢に種まきしてひと苗育ててみようと思っています。
2021年11月8日 栽培スタート
凸凹スポンジを培地に使ったので、くぼんでいるところに種を並べてみました。
小さい種の方が水菜です。
2021年11月11日 発芽開始
豆苗の方がわかりにくいのですが、どちらもちょこんと芽が見えています。
2021年11月12日 芽が伸びていく
根はスポンジに潜り込んでいくのですが、種を培地から押し上げています。水菜は双葉が分かりやすくなりました。
2021年11月15日 カイワレサイズになる
長さがちょうどカイワレサイズです。ここで食べてもおいしいかも。
2021年11月18日 倒れ始める(収穫頃)
朝夕向きを変えますが、いつの間にか太陽の方に倒れていきます。全体にばらばらと倒れてきました。
収穫頃。収穫しました。スポンジの中は根っこだらけでした。
古すぎる緑豆をもやしにしてみたら
豆置き場から、古すぎる緑豆を発見しました。この緑豆を買ったとき、確か三男が小学校に入っていなかったように思います。彼はすでに成人していますが、この緑豆も20年ものですか。
食べる気がしません。発芽する気もしません。いや、なぜ今、ここにまだあるのか。
捨てるのは一瞬で済むので、だめもとで、本当にもやしにならないのか、やってみることにしました。
もやしの作り方は、NHK趣味の園芸やさいの時間でおなじみの藤田先生の「もやし栽培!簡単&1週間で収穫できる、育て方のコツと注意点」監修KAGOMEがわかりやすいので参考にしてください。
実際、全く発芽しないまま10日前後で豆が腐りました。そういえば、じいちゃんがお湯とちょっぴりの塩を入れて種もみを発芽させるといいと言っていたっけ、と30年以上前の古い記憶を思い出し、はじめの水をお湯にしてみたり、はじめの水をお湯にして塩をちょっぴり入れてみたりもしました。
結果、こまめに水を替えようとも、はじめが高温だったからか、 豆の腐敗までの道のりが短くなっただけ でした。古すぎる豆を発芽させるのは、私には無理だったようです。
水につけるだけで簡単!スプラウト栽培
スーパーで販売されているスプラウトそのものが非常に安価なので、場合によっては種代の方が高くなるくらいですが、育てるのは簡単で、育てれば育つ過程も楽しめます。
季節にもよりますが、スプラウトは、種を水につけてから本当に10日で収穫できます。市販のスプラウトより小さいうちに食べることも、より大きくなってから食べることも自由に楽しめます。
気温が低いと発芽しにくくなりますが、暖房が効いている室内なら冬でも栽培ができます。
出典・参考
やってみよっか?