家庭菜園のタネまきのお助けグッズ&種子の特性に関する知識の紹介
いくつかのコツがある家庭菜園の「タネまき」。
今回の記事ではタネまきに関する便利グッズ、タネなきの際に必要になる「覆土(ふくど)」に関する知識などについて紹介してみたいと思います。
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タネまきの便利グッズ
種まきスプーン 楽たねクン
野菜のタネを一つずつ摘んで、土にまくのは案外むずかしいものです。
素手でタネまきをしても、種子が爪に入ったり、何粒も摘んでしまったり。
軍手や作業用の園芸グローブをつけながらのタネまきはとにかくむずやしいのです。
カブやニンジンのタネのように小さなものだと、一粒一粒まくのがむずかしいため、何粒もまいてしまうことも。
何粒も余分にまいてしまうとあとで間引き作業が必要になります。
(発芽率の低い種子は多めにまく必要がありますが、発芽率が高い種子は多くまいた分だけ間引きが必要になります。)
ちょっと面倒なタネまきの強力なお助けグッズが、この種まきスプーンです。
1本目 ダイコン・ほうれん草用
いびつなかたちのほうれん草のタネを上手にすくえます。
ダイコンのタネも上手にすくえます。
2本目 白菜・カブラ・キャベツ
カブのタネも上手にすくえます。
ただ、小さめのカブのタネだと何粒もすくってしまうこともあるようです。
とはいえ、指で摘むよりもスプーンですくうほうが簡単です。
3本目 しそ・花類
しそ・花類のタネ用も。
4本目 玉ねぎ・ニンジン・パセリ
ニンジンのタネも上手にすくえます。穴部分が縦長になっています。
タネまきが面倒、上手にまけるか不安なら
たね付き栽培シートがかんたん
タネ付きの栽培シート が発売されています。
ホームセンターなら200円前後で購入できますので、探してみてください。
このタネ付き栽培シートなら、
- タネまきの間隔を考える必要なし
- 覆土(タネをまき、その上にかぶせる土のこと)の厚みについて考える必要なし
- すじまき、バラばき、点まきなど、タネのまきかた&方法について考える必要なし
なので、かなり便利かと思います。
- 栽培日数30日程度の ラディッシュ
- 栽培日数90日程度の 葉ねぎ
- 栽培日数60日程度の ルッコラ
などなど、さまざまなタネ付き栽培シートが発売されています。
シードボールからの栽培がかんたん
「置くだけ! 種まき シードボール」という種類のタネが発売されています。
イチゴやレタス、ブロッコリー、水菜などなど、さまざまな種類の種子のシードボールがあります。
通販でもホームセンターでも200~300円程度で購入できますので、チェックしてみてください。
シードボールって?
種子で有名な「アタリヤ農園」が独自開発した発芽セットです。
野菜の種子、特にとても細かなタネの場合、慣れた人でも難しいといわれるタネまき。
そんなタネまき作業をとにかくかんたんにするため、土の上に置き水を与えるだけで発芽する方法として編み出されたのが、このシードボールなのだとか。
球体の基材(木質泥炭)の表面に、「ゼオライト」と一緒に数粒付着している種子が、土のなかに埋めなくても発芽する構造です。
シードボールの美点は?
このシードボールの便利な点は、「 覆土 (ふくど)」についての知識がなくてもかんたんにタネまきができるところです。
覆土とは?
野菜の種類によって、タネまきの際の覆土(まいたタネにかける土)の薄い・厚いの好みが違います。
タネが光を好む野菜の場合(「 好光性種子 /こうこうせいしゅし」と呼びます。)は、覆土は薄くします。(埋めたタネがうっすらと日光を感知できるようにするため)
好光性種子野菜 とは、
- レタス
- ニンジン
- コマツナ
- カブ
などなど。
タネが光を嫌う野菜の場合(「 嫌光性種子 /けんこうせいしゅし」と呼びます。)は覆土を厚くします。(埋めたタネに日光が当たらないようにするため)
嫌光性種子野菜 とは、
- トマト
- ナス
- ニラ
- トウガラシ
- ダイコン
などなどです。
この中間が、 中間性種子 (ちゅうかんせいしゅし)です。
中間性種子野菜 は
- 水菜
などです。
このようなことを考慮せずに、土の上に載せて軽く押し込めばOKというシードボールはとてもかんたんです。
シードボールの埋め方
好光性種子の場合、シードボールを土の半分くらい埋めます。
中間性種子、嫌光性種子の場合は、シードボールの頭が土と同じ高さになるくらい埋めます。
アタリヤ農園から発売されている野菜のシードボール
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好光性種子
レタス、こまつな、ブロッコリー、にんじん、かぶ、しそ、パセリ、バジル、みつば、タイム、チャイブ、えごまなど。 -
中間性種子
みずななど。 -
嫌光性種子
ミニトマト、ねぎなど。
野菜の栽培で大切なタネまき
便利グッズを使いながら、上手にタネまきをしてみてください。
元気な野菜の収穫を楽しむことができます。
やってみよっか?