【初心者必見】家庭菜園を始めたら気を付けるべきこと
始めると楽しいことが多い家庭菜園ですが、今回の記事では、家庭菜園を始めたら気をつけたいことについて具体的に解説してみたいと思います。
タネ(種子)に関する注意点
タネに色がついている理由
すべての種子ではありませんが、市販されている種子の一部は カラフルな着色 がされています。
着色は 「この種子は殺菌処理(消毒)済みです」 の印。
市販の種子のすべてが消毒・殺菌処理されているわけではありませんが、消毒・殺菌処理されている種子が多いです。
ペットを飼っている方、小さなお子さんがいらっしゃる方は、種子の管理に注意が必要。
そのなかでも特に、シード類が好きなペットの鳥が食べてしまうと危険なので気を付けてください。
具体的に、着色されたタネ(種子)の写真を見ていきましょう。
実際のタネ(種子)の写真
市販のスナップえんどうの種子です。
ピンク色に着色されています。
ベビーキャロットの種子です。
ブルーに着色されています。
ミニキャロットの種子。グリーンに着色されています。
ビーツの種子です。ブルーに着色されています。
これらの着色種子はすべて殺菌・消毒処理されている証です。
お子さんやペットが口に運ばないように、保管方法に気を付けてください。
タネ(種子)にも寿命がある
タネ(種子)にも寿命があります。
保管しているタネ(種子)も着々と命を削っています。
タネ袋のなかでは休眠している状態ですが、生命維持のために呼吸をしながら少しずつ栄養を消耗しています。
そのため、寿命を削っているのです。
以下、タネ(種子)の寿命目安です。
1~2年(「短命種子/たんめいしゅし」と呼ばれます。)
エダマメ・タマネギ・トウモロコシ・ネギ・インゲンなど。
~3年(「常命種子/じょうめいしゅし」と呼ばれます。)
ホウレンソウ・ピーマン・ゴボウ・ニンジン・レタス・エンドウ・ソラマメ・ブロッコリー・キャベツなど。
~4年
キュウリ・カボチャ・シュンギク・コマツナ・ハクサイ・ダイコン・カブ・ミズナなど。
~6年(「長命種子/ちょうめいしゅし」と呼ばれます。)
ナス・トマト・オクラ・メロン・スイカなど。
できるだけ寿命を延ばすために「 冷蔵庫で保管 」という方法があります。
タネ(種子)は乾燥と低温が好きです。
タネ(種子)が古くなると発芽率が悪くなったり、発芽まで時間がかかったり、弱い苗になったりしますので、できるだけ早いうちに使うようにしましょう。
土に関する注意点
土をいじったら手を洗おう
土いじりの際には、 園芸用グローブや軍手などを着用することがおすすめ です。
そして土を触ったら必ず手を洗うようにしましょう。(手袋を着用していたとしても、手洗いしましょう。)
収穫した野菜が無農薬の有機野菜であっても、水やぬるま湯でよく洗ってから食べるようにしてください。
トキソプラズマ症
単細胞の原虫・トキソプラズマはネコ科の動物を唯一の宿主としています。
猫は生肉(ネズミなど)を食することで、トキソプラズマに感染していることが多いようです。
猫の排泄物を介して人間に感染することがあります。
庭の土・砂に触れるときに手袋・グローブ・軍手を着けることでトキソプラズマ感染を回避できるので、庭いじり・ガーデニング・家庭菜園の際には手袋・グローブ・軍手などを着用しましょう。
さらに 水と石鹸でよく手を洗うことが推奨 されています。
妊婦さんは特に気を付けてください。
動物由来の感染症に注意
厚生省のホームページでは、動物由来感染症に関する注意喚起がされています。
動物から直接噛まれたり、引っかかれたりする以外にも、「間接伝播(かんせつでんぱん)」「環境媒介(かんきょうばいかい)」という感染があります。
排せつされた病原菌が風で舞い、吸い込んだり、土壌や水を介して人間にうつることがあるようです。
庭や畑で家庭菜園を楽しむ際には、
- マスク着用で土を触る
- 土をいじったら手を洗う
- 汲み置きした水に注意する
などの方法がおすすめです。
家庭菜園を楽しむために
家庭菜園を始めると野菜の生長、収穫など、楽しいことが多くありますが、その反面、注意しなければならないこともあります。
今回ご紹介したことは注意点の一部ですが、ぜひ気を付けながら家庭菜園を楽しんでください。
やってみよっか?