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【初心者向け家庭菜園】失敗しない&おいしい野菜づくりのプロの秘伝のワザはコレ

培養土(肥料が混ざっている土)を使っているのに成長しない。あれこれと肥料を与えているのに、思うように野菜が実らない。虫の被害に遭ってしまう。

なかなかうまくいかない家庭菜園で、心が折れそうに……。

そんなときに役立つ「プロ」の知恵や、アイテムなどについて紹介します。

土中の微生物を味方につけるためのグッズ

【土母(どうも)】とは?

画像の向かって右の茶色い液体が【 土母(どうも) 】です。

(左から「ストチュウ」「油かす水」「土母」の原液です。それぞれの内容はのちほどご紹介。どれもこのまま使用するのではなく、水で希釈して使います。)

土母は植物・野菜をイキイキ蘇らせてくれる効果絶大な【 100%自然素材の光合成細菌体 】とのこと。

大型のホームセンターの園芸コーナーで見つけた謎の茶色い液体。

初心者の私には、この液体の効果について、どのようなものなのか、説明書を読んでも理解不能でした。

肥料なのかと思いきや、肥料ではない。

どのような効果があるのかわからないけれども、かんたんにいうと、土を元気にする微生物とのことで、特に弱った野菜・植物にてきめんに効くということで、自宅にストックしていました。

弱ったカブの葉に使用してみた

それで、今回、栽培していたカブの葉が、 虫食い 雨続き で弱ってしまったため、使用してみました。

翌日には「ちょっと元気になったかな?」

さらに翌々日には目に見えて葉が立ち上がり、イキイキし始めたのです。それからめきめき元気になり、成長の速度が上がりました。

カブの葉は虫食いの被害を受けやすく、農薬を使ったほうがよいともいわれています。

私は今回もいつもと同じように、農薬は使わずに、カブを育てていましたが、生育が遅く虫食いの被害に遭ってしまいました。

無農薬で育てたいのであれば、葉の裏をこまめにチェックしなくてはいけません。

虫がいたら取る。

この作業が、手間がかかるため、無農薬野菜・有機野菜は値段が高いのです。

ちなみに、ストチュウと肥料で育てたカブは、虫がつく前に生育成功!

新芽(赤ちゃんのような芽・葉)のうちに被害に遭いやすいので、さっさと育ててしまえば、虫の被害に遭わずに済みます。

カブの手前にあるミニ大根は虫に食べられてしまいました。

今回は虫チェックを怠ってしまったため、虫たちの食事になってしまいました。

私は、虫が食べ残した部分を味噌汁で。無農薬栽培を楽しむのであれば、虫とも共存です。

【ストチュウ水とは?】

家庭菜園の専門誌【 野菜だより 】のなかで紹介されていた「ストチュウ水」

≪効果≫

野菜を健康体質にする。

乾燥・低温・長雨・日照不足の 生育不良の野菜 元気 にすると紹介されています。

≪作り方≫

酢・焼酎・木酸液(私は竹酸液を使用)を同量ずつ混合。

1ℓのペットボトルで作る場合、それぞれを300mlずつペットボトルに入れて振って混ぜます。これでOK!

≪ポイント≫

焼酎は25度のものを使うのがおすすめ、穀物酢・果実酢などを利用する、と紹介されています。

(「野菜だより」2021年9月秋号 『自給自足Life』代表・竹内孝功さん監修)

土壌チェッカー

たまに、土のph、酸性度を図って調整

雨が続くと土が酸性に傾くため、土が酸性寄りかどうかをチェックします。

多少、酸性ぎみでも問題なく、むしろ野菜によっては酸性が好きな種類も。

小松菜は「5.5~6.5ph」を好む ので、土壌チェッカーが示している「 6.0 」の土壌状態でOK!

ですが、酸性に傾きすぎると育たないため、酸性度数が高ければ石灰を混ぜたり、土を変える手を打ちます。

ちなみに、小松菜(ダイソーの種から育てたもの)も虫食い被害を受けやすい野菜といわれていますが、なぜかまったくといってよいほど、虫食い穴は見当たらず。

小松菜には農薬もストチュウも、竹酸酢も撒いていません。種を植えたあと、肥料も与えていませんでしたが、土母を与えてみると急成長。

雑草が生えていないプランターのほうが、虫の被害を受けやすい印象。

何か因果関係があるのでしょうか。

以前、ご紹介した『ぐうたら農法』でも、雑草を生やしたままのほうが虫の被害が少ないと紹介されていました。(小松菜の後ろの生えている雑草は抜かないままで栽培しています。)

小松菜は虫の被害もなく、おいしくいただきました!

土母を与えたらゴーヤが実った

9月半ば。終わりかけていたゴーヤの実が次から次へと

夏の全盛期を終えた「ゴーヤ」の根元の土に土母を与えてみると、葉がイキイキし始めました。

そして、ゴーヤの実が!

奥にも小さなゴーヤの実がなっています。

土母は、原液を200~500倍希釈で、2週間に1度程度、与えることを推奨。土母に含まれる肥料成分は微量で、 肥料やけしない ため、いくら与えても大丈夫と説明書に記載されています。

土母は「花が大きくなる」「野菜の味が甘くなる」「収量が増す」などの効果があるようです。匂いもなく、かんたんに使えるので1本持っておくと重宝します!

油かす水とは?

【油かす水】は有機質由来・植物由来の「油かす」を液肥にしたものです。油かす水は匂いも強烈(ぬか床よりも強い臭気)で、時期によっては虫が寄ってくることも。

土壌の状態をよくするための肥料ですが、正直、初心者には「土母」のほうが使いやすい印象。元気がない野菜・生育が遅い野菜の栽培の強力な助っ人・土母を上手に使ってみてください。

やってみよっか?

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