御神崎(おがんざき)は、方言で「ウガンザキ」といいます。『ウガン』とは神を尊称した表現で、『神が降臨する聖地』とされ、かつては『ツカサ(司)』と呼ばれる神女たちが毎年、航海の安全祈願を行っていました。岬の周辺の海域は波が荒く、古くから海の難所として知られ、昭和27(1952)年12月、岬の沖合で八重山丸(40t)が遭難し、35名もの尊い命が失われるという悲しい歴史があります。岬にある灯台は、昭和58(1983)年3月に完成しました。
3月下旬~5月にかけて、テッポウユリの白い花が咲き誇り、辺りに独特な香りを漂わせ始めると、石垣島の風は南風に変わり、初夏の訪れを迎えます。夕刻には、赤く輝く夕焼けが海面に輝く『太陽の道』や、水平線に沈んでいく炎のように真っ赤な夕陽を観ることができます。また、条件さえ整えば、太陽が水平線に沈んでいく際に一瞬だけ、その縁の辺りが緑色を帯びる『グリーンフラッシュ』を観ることができるかもしれません。また、満天の星空も楽しむことができます。
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御神崎 (観光情報) | 石垣島・八重山観光| VELTRA(ベルトラ)
島の北西部に位置する岬です。市内から車で25~30分ほどで、駐車場もあります。(無料・10台)小ぢんまりとした観音崎とは違い、荒々しい白波が立つ断崖絶壁の上の緑の草原に建つ真っ白な灯台は、雄々しく絵になります。お店などはありませんが、トイレとその横に自販機があります。駐車場から灯台までの最後の階段はとても急で、手すりを使って上った方がいいでしょう。展望台までの道にはアダンの木などがあり、南国らしい風景が広がります。