東京都墨田区に2012年にオープンした「東京スカイツリー」は、世界一高さ(地上634m)を誇る自立式電波塔です。また観光施設や商業施設、オフィスビルも併設され「東京スカイツリータウン」と呼ばれています。奈良の法隆寺の五重塔の技法を参考に耐震設計され、日本の伝統建築技法と最先端の科学技術の粋を凝らして建設されました。東京スカイツリーは、藍白(あいじろ)と呼ばれるオリジナルな「スカイツリーホワイト」で、色合いも日本の伝統美を意識しています。何といっても魅力は、世界一の大都市東京の大パノラマと、日によって変化するライティングの美しさです。
歴史
東京スカイツリーは2011年(平成23年)3月18日には高さ634mの世界一高いタワーになり、2012年(平成24年)5月にオープンした自立電波塔です。日本の伝統的建築工法の「そり」や「むくり」などを意識した造形が取り入れられ、法隆寺の五重塔を参考にした心柱制振を現代に応用した工法など、日本の伝統的建築技法と先端科学の粋を集めて造られています。2000年ころから東京タワーの変わる新しいタワーの建設の誘致が行われ、2003年にはタワーの構想が本格的に進展し、2006年にはそのデザインが公表されました。
見どころ
東京スカイツリーは東京タワーに替わる新しい電波塔で、高層ビルの林立する都心部でもワンセグやマルチメディア放送など、特に携帯機器向けの放送を快適に視聴できることが建設目的のひとつとされています。また世界一の高さを誇る美しいツリーは、東京の新たな観光スポットとしても人気です。ツリーの上から一望できる大都市東京のパノラマは圧巻ですが、下から見上げるスカイツリーも圧倒的です。東京スカイツリーのある墨田区、錦糸町や両国などは、一歩路地に入れば、江戸の下町風情を感じる界隈で、東京スカイツリーを間近に見上げることができます。江戸の下町と未来的な東京スカイツリー、新旧の東京の魅力を味わえる新スポットです。