サンゴの産卵ダイビング 2019年11月17日,18日 グレートバリアリーフで体感する生命の奇跡＜2ダイブ／日本人ガイド乗船＞by ツサダイブ

【ショップ情報】
ショップ名：TUSA DIVE & SPIRIT OF FREEDOM（ツサダイブ＆スピリットオブフリーダム）
住所：315 Spence ST Carins QLD4870 / PO Box1276 Cairns QLD4870
加入団体：PADI
対応言語：日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語


サンゴの生態FAQ

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◆サンゴは何を⾷べているの？
サンゴは⼤⾷漢のナマケモノ。褐⾍藻（かっちゅうそう）という植物プランクト ンをポリプに住まわせて光合成をしてもらい、おこぼれにあずかっています。
夜は⾃分で動物プランクトンを捕まえて⾷べています。

◆いつ産卵するの？
水温が24度以上、満月の頃、ちょうどサンゴの産卵の1月ほど前に性フェロモンが一斉に分泌されます。
天気も悪くないのに、海が真っ白くもやがかかったようになり、透明度が極端に落ちます。そのあと、卵と精子が入ったバンドル（カプセルみたいなもの※ケミカルシグナルと呼んでいます）が作られ、満月から2～3日後、水面に向けて一斉に上昇していきます。
水面にたどり着いたバンドルが割れて弾けて、卵と精子が飛び出ていき、別のバンドルから出た卵と精子が出会って受精をします。地域によっても産卵時期は変わります。

◆どうして満月の頃に産卵するの？
種の保存をするために、できるだけ多くの子孫を残したい＝遠くまでバンドルを飛ばしたい。動けないサンゴはどうするか？潮の流れに乗せる、というわけです。
つまり、潮の満ち引きが一番大きい大潮（＝満月）の頃がベストなので、タイミングを見計らっているのです。

◆そろそろ産卵する！という見分け方のコツは？
卵が成熟してくると、白色からピンク色になってきます。そうするともうすぐだなと分かりますが、バンドルは0.02～0.5mm。肉眼ではなかなか見えません。
定期的な観察が必要で、素人がタイミングを見極めるのはとても難しいです。

◆種類によって産卵方法は違うの？
産卵の時期や受精の仕方も違います。海面で受精する種類と体内で受精したものを放出する種類とがいます。
おおまかに分けて、ミドリイシサンゴ、キクメイシサンゴ、サザナミサンゴという順です。
早朝生むものもいますし、ハマサンゴのように3日間くらいかけて生む場合もあります。