【4月28日はドイツワインの日】ドイツワインの産地・ライン川周辺で春のグルメとワインを楽しむ
ドイツはワインでも有名な国。4月28日は「ドイツワインの日」と制定されており、実は日本でもドイツワインは人気のワインです。
ドイツワインの産地として有名なライン川流域はどんなところなのでしょうか?
春に訪れてみたので、おすすめをご紹介します。
ドイツはワインも有名!有名な産地や品種は?
ワインというとフランスやイタリアなどを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ドイツもワインの産地として多くのワインを生産しています。 生産量では世界10位 とされていますが、コアなファンもおり、実は名品も多いんです。
リースリングが有名
ドイツで生産されるワインは、 白ワインが主流 です。
ドイツは平均気温が低く、気候条件も良くないために、 寒冷にも強い白ブドウの栽培が盛ん です。代表的なのが リースリング という種類。ドイツで最も多く栽培されている品種で、白ワインの元となるブドウです。スパークリングや、辛口、甘口とさまざまなタイプがあり、人気のワインになります。
主な栽培地域はライン川流域に集中
ドイツは、ワインの元になる ブドウの栽培ができる北限 とされているといいます。
そのため、ドイツの中でも比較的温暖なライン川流域南西部でブドウが栽培されており、主なワインの産地になっています。
ライン川周辺旅行のみどころをご紹介!
春にライン川周辺を旅行してきたので、みどころ・おすすめを紹介したいと思います。ワインはもちろん、 お城巡りや美食も楽しめる 地域なのでぜひ参考にしてみて下さいね!
ライン川下り/上りがおすすめ
ライン川流域の大きな都市としては、北はデュッセルドルフ・ケルン・ボンなどから南はハイデルベルグなどかなり範囲が広いです。 ブドウの産地やお城巡りを楽しむなら、個人的には中流域がおすすめ。
コブレンツ~ビンゲン・アム・ラインの間はライン川の中流にあたりますが、その景観も含めて 世界遺産に登録 されています。
ライン川周辺を訪れるなら、 ライン川クルーズ という船も便利です。代表的なのはKDラインという会社。ここの船はとっても大きく、レストランなどもついている大型船になります。
船酔いが心配な方も、ライン川クルーズであれば揺れは少ないので少しは安心できるかもしれません。一日乗り放題チケットもあるので、好きなところで乗船して、降りて、思い思いに行動できそうです。
DB(鉄道)もライン川と並行に川沿いを走っているため 電車でもライン川周辺地域を巡ることが可能 です。
景色が美しいだけでなく、 ライン川周辺には古城が点在 しているため、船や電車からシャッターチャンスを狙ったり、下船して訪れてみたりと楽しめます。
有名な歌の舞台になった「 ローレライ 」も実際に目にすることができるので要チェックです。
春の時期、ドイツは日没が遅く夜まで明るいため、例えばデュッセルドルフやフランクフルトを起点に旅行している方もゆっくり 日帰り旅行ができます 。
お城に行ってみよう
訪れてみたのは、ボンの近くにある ケーニヒスヴィンター(Königswinter) 。ここにあるのはお城ではあるのですが、古城ではなく、比較的新しい1800年代に実業家が建てたお城で現在は観光城になっています。
お城までは徒歩の他 登山鉄道 もあり便利。
近くには ドラッヘンフェルス(竜の岩山) という英雄ジークフリートがドラゴン退治を行ったといわれている場所もあり、観光するには飽きません。
ライン川を一望できる景色は最高です。景色も楽しめるので、古城ではなくてもこういったお城もおすすめです。
春のドイツはホワイトアスパラ!ワインにも合う
必見の都市・リューデスハイム
リューデスハイムはライン川流域の都市の中でもハイライト といえる都市。 「ラインの真珠」 とも言われており、ワインの産地としても有名。ゴンドラに乗って周辺のブドウ畑を見渡すこともできます!
またワイナリーやレストランも多いので、美食を楽しめる街。 「つぐみ横丁」 という小路は世界一陽気な小路ともいわれており、歩いているだけで楽しいです!
せっかくなので、リューデスハイムでおしゃれなレストランを見つけて食事をしてみました。
ドイツの春の美食と言えば、 「Weiß Spargel(ホワイトアスパラ)」 !
この時期ドイツではホワイトアスパラを使ったおいしい料理がどこでもいただけます。期間限定で、春にしかいただくことはできないので、もしこの時期ドイツに行くなら絶対に抑えておきたい料理です。
アスパラの概念が覆されるくらい、ものすごくジューシーでおいしいんです。 スッキリとした白ワインにもとっても合います。
ライン川を楽しむなら、ぜひワインに合う食事も楽しんでみてください!
おすすめのドイツワインを紹介します
ドイツの主流のワインは リースリングの白ワイン だとお伝えしましたが、ドイツワインの魅力はそれだけではありません。
アイスワイン
デザートワインともいわれる、 極甘口のワイン です。ドイツを訪れた時になんとなく飲んでみたのですが、その甘さにはまってしまいました!
ドイツではレストランはじめいろいろなところで取り扱いがありますが、日本でも購入は可能です。特に身近な店だとKALDIやデパ地下などでも取り扱いがあるため、気になる方は試してみてください!
ワインが苦手という方でも、極甘口なのであまり抵抗なく飲むこともできるかもしれません。
瓶がとっても細く、容量はそれほど多くありません。
そのため気が付いたらなくなっているほどすぐ飲んでしまうのですが、アルコール成分はもちろんあるため飲みすぎないように気を付けてくださいね。
期間限定のフェダーヴァイザー(Federweißer)
フェダーワイザーは、発酵途中のワインのことをいいます。 毎年9月10月の短い期間だけ発売 され飲むことができます。
出始めた頃はアルコール4%前後で、微炭酸のような味わいですが、10月後半になるとかなりアルコールもきつくなりワインの味に近くなります。
ワインよりも甘く、フルーティーさもあり、一度飲んだらハマる人も多いかもしれません。残念ながら海外にはほぼ輸出されていないようなので日本で飲むことはできませんが、現地に行く機会がある方はぜひ飲んでみてください。スーパーでも3€ほどで売られているので、気軽に楽しむことができます!
ドイツワインを飲んで季節を楽しもう
様々な魅力のあるドイツワイン。
今は渡航して飲めなくても、日本で手に入るのでぜひ味わってみてください。
そしてドイツに行かれた際には、ドイツワインの産地であるライン川流域をまったり美食を味わいながら旅行してみてください!あたらしい魅力が発見できるはずです。
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出典・参考
やってみよっか?